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セネガルから来た、プラスチックのヤカン!
火にかけられないんだから、ヤカンの形を踏襲する必要は無い・・・でも、この形っていうのがキュート。
いろいろな色のがあったんだけど、なんでこの色が気に入ったんだかと考えて、思い出してみたらこれは『エルマーと16ひきのりゅう』の竜の色だと♪ ほかの色のやかんも竜の家族(色とりどりだった記憶が・・・)と近かったかも。
(↑この花、というか実の草はなんでしょう?)
7/5
瀧川鯉斗 「動物園」
三遊亭遊雀 「堪忍袋」
瀧川鯉昇 「へっつい幽霊」
三遊亭遊雀 「四段目」
瀧川鯉昇 「質屋蔵」
音声ダウンロードサイト:ラジオデイズの公開録音落語会。2回目。
ああ、しかし、会場に入ってめくりを見たとたんがっかりの開口一番・・・この前座さん、なんと三回目だよ、しかも三回同じぜんぜん聞いていて楽しくない独りよがりの暴走族まくら、脈絡無く唐突に挟まれる三回同じ小話、三回同じとほほな「動物園」には進化が見られない・・・。改良されたのは、着物のはだけ方が少しひどくなくなったかなあ。
うーん、わたしは前座さんは、よっぽどの人でない限りまくらは要らないと思う。名前をちゃんと言って(ここを覚えてもらうためにちょっぴり、ほんのちょっぴり膨らませるぐらいは許すぞ、笑)、覚えて下さいと挨拶して、お目当てまで一席我慢して下さい。これでいいんじゃないかなあ。ふぅうぅう・・・泣・・・気を取り直し・・・
お目当てのお二人は、まずは文句なく。
遊雀さんは、堪忍袋のキャラ造形が強力すぎて、そうとう爆笑。しかし、むしろ、キャラ造形が強力なだけに2席目も聞くとステーキセットを2回食べたようでお腹いっぱい。まあ録音用だからどっちか軽く流してとはいかないやねえ。
鯉里さんは、わたしの生で聞いた中ではもっとも「ふら」のある噺家さんの一人。むちゃくちゃ上手いんだけど、巧さを押しつけない、楽しさに包んでくれるので嬉しい。今回は、幽的のサイコロを振る、ぶらーりと横に揺れる手つきがおいしかったね。ふわふわふわ〜りとした「死に神」や「幽霊」はお得意ですな。
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そうそう、前の「さん喬一門会」のさん喬さんで、書き忘れたのを思い出した。
前に聞いた「柳田格之進」でも、娘さんを廃人にしちゃって悲惨さの強調がすごかったけれど、「唐茄子屋政談」でも他のひとの噺で聞いたことがない悲劇の強調。長屋の子どもが「やせ細って骨ばっかり、目だけギョロギョロに」と描写されてた。どうしても悲惨さ強調したい癖はなんなんだろ〜? ほかは穏やかなのにねえ。
東博で、〜8/17。
こりゃ混むだろうと始まったばかりの金曜夜間開館へ。それでもやっぱり混んでました。もう1回行きたいけど無理かな、風神雷神は最後の2週間だけの展示なんだけど、夏休みだし・・・。
もちろん見所たっぷり、というか見所しかないですね。一晩の試合が全部タイトルマッチというか、オールスターゲームというか。どうしても最低2時間、3時間ぐらい必要かと。
特に、長沢芦雪の日本最大の虎(!)でがつんを喰った後で(和歌山まで行かないで見られて幸せ)、若冲さんがこってり続き(石灯籠に虫食いの穴!)、蕭白のむちゃくちゃないやらし〜濃さに袋だたき状態に打ちのめされるので、ひーひーぜーぜー。その後の大雅&蕪村のほんわかコンビに慰めてもらってもパワー回復するのにそうとうゆっくりと休む必要が。
もっと、展覧会期間を長くやってくれればいいのにねえ。
山口晃の巨匠キャラピンバッチ、若冲さんちょっと欲しいかなと思ったけど、わたしには「五代目 志ん生」にしか見えない^^;)
夜の博物館は気持ちいい。
本館には、あの真如苑が14億で競り落とした運慶作らしき大日如来(だっけ?)も展示されてたし、がらがらの常設展示も、浮世絵が花火夕涼み、妖怪ものになってたり、櫛笄がギヤマンになっていたり、なかなか季節感を出す工夫がしてあって、楽しいし涼むのにはとてもグッド。
新収蔵品のおままごと道具が、ミニチュア好きには嬉しい。
さてさて、心配な土曜の朝。いました、まだ、ケヤキに。
これ、ヒヨドリのヒナとしては精一杯のラブリーポーズ・・・
葉っぱがじゃまで、よく見えないし、ピントが合わないのだけれど、ほら、ちゃんとエサ運もらってる。
もう一羽もいた〜。でも、どっちが昨日うちにいたのか分からないなあ。
この子とおなじぐらい大きな、トカゲ?ヤモリ?親が運んできてびっくり。飲み込めたのかどうか、見えなかったのがとても残念。
この時点では、室内に三脚を据えて、ライブビューで拡大してピントをあわせるというところまで、やっと知恵が出た、宮崎学先生気分にて^^;)
1日でだいぶしっかりしてきたみたい。昨日ほど「真っ赤」じゃなくて「肌色ピンク」になったかな? と、まあ、昨日親子ともにだいぶ苦労したということで、禁断の・・・
すまん、ちょっと上げてみたかったの、疲労にはブドウ糖、じゃなくて種なしブドウ^^;)
その後もだいたい順調にすごし、と思ったら、夕方になって親が大騒ぎしてたのは・・・、また下の階のベランダに入り込んじゃったみたい・・・
これが最後に見た姿。日曜はちょっと遠くから声のみ・・・。まあ、どうにか無事巣立ったということで。ピヨコちゃん騒動終了♪
しかし、またグロな写真を載せてしまいますが・・・
ほんとにまだあと2〜3日は巣のなかにいるべきだったんじゃないかと・・・、巣になんか支障がでちゃったのかなあ。
この、胸の筋肉とおぼしき二つのわれめに下がっている大きなのど仏のようなのは砂嚢?
金曜の朝ベランダにて、ギョエーギョエーと必死でわめいているヒヨドリ、ん、何事? あう、下の方からピーピー声がするよ、と思ったら落ちていたのが、うわあ、まじにちっちゃいピヨコ。困った困ったと思いつつ、ちょっと目を離したら・・・消えた? よかった飛べるの? ん、今度は寝室の窓の外で騒ぎ・・・わ、こっちにいたあ、飛んだ! ぎゃっUターンして元のベランダに戻った・・・・ ふうう。だまっちゃうし、親いなくなるし、気がもめるったら。
しばらく休んで元気が出たらしく、手すりの水飲みへジャンプ。ふ〜、止まり木付けといてよかったね。
しかし、これじゃどうみても、巣立ち早すぎ。まだ赤むけ、ペリカンの出来損ないのよう。
親が餌を運んできたのを確認。これで一安心。
しかし、一階下のベランダからも同じような声がするような・・・
うーん、始祖鳥かコンドルか。
親に励まされて、外にジャーンプ!
ありゃあ、またたちまちUターン。
窓の外にかけてあるすだれのこっち側に入って来ちゃった。
飛び出してみると高さに羽がすくむのか?
親も外で大騒ぎ。ここまで午前の部。
お昼に出て戻って、すだれの内側から一生懸命探してみると。
青じそのプランターでお昼寝したり、身繕いしたり。
間に、すだれと窓とブラインドがあるので、ちょっとカモフラージュした観察小屋から覗いているみたいで楽しい。すごい近い。しかし「青じそ+ひな」って焼き鳥みたいな^^;)
夕方、仕事が終わる頃、姿がない、声が遠いい・・・とそっと開けてみたら、外は、風が強く荒れ模様の中・・・
ベランダの横のケヤキ、ゆっさゆっさ揺れているのに、もう必死の表情でしがみつき〜の(笑)。
ふう、夕立にならなきゃどうやら大丈夫かなあ。今のうちに買い物に行こうと、ケヤキの脇の外階段に・・・
もう一羽落ちておりました。
しばらくしたら、この子もどうやら木に飛びついて・・・夜9時ぐらいまでピーピー声。
と、土曜に続くのだ。
ノカンゾウ(一重)とヤブカンゾウ(八重)。このツボミが、中華料理の金糸菜(百合の花)だったはず。ともかくヤブカンゾウじゃなくてノカンゾウにはアブラムシがいっぱいいっぱい!
たぶんリュウノヒゲの花(白)。葉っぱはそっくりで紫のは、うーん、勢いのないヤブランかな?
ヤマジノホトトギス(山路の時鳥)とヤマホトトギス(山時鳥)。ヤマジの方が、丈も固くて花も一回り大きい。
と、棚ぼたで図書カード5000円いただいたので、植物図鑑買いますか、いよいよ。
保/火はほんとうは、上下になって一文字ね。
三渓園のあと、よく分からないバス停で干物になりかけて、やっと元町経由中華街で、いざお昼。
6月オープンでとっても気になっていた大珍楼本店にできた「保/火保/火好(ポーポーコー)」へ、暑いけど中華♪ んでもって生ビール♪ うんめ〜♪
八角他スパイスの効いた鶏の足。かなりいけるぞ、他も期待高まる。
チャーシュー入りの米クレープも○。
冬瓜どーんに貝柱の煮込み。見た目味が濃そうですが、これがうまみはしっかりしているけど、味付けは見た目よりぜんぜんあっさり。スープも残らずぜ〜んぶ舐めた。
威魚と挽肉の保/火仔飯、うわあ、うわあ、これはおいしいョ。灼熱の真っ昼間に頼むものじゃないかもしれない、でも食べたかったの。大当たり。香港で食べたのよりおいしいョ。
と、二人なのでここまででしたが、他のメニューも食べたい。6人以上で宴会したい。
・・・なんだかセレクトがはちゃめちゃだなあ、熱射病一歩手前だったということで^^;)
茶室だの、別荘だの、お堂だのいっぱいあるのよ〜。
暑い日向をよろよろ歩き、それでも木陰に入れば気持ちのいい風が吹くのでお昼まで逍遙。
上の写真は家康が京都伏見城のなかに建てた大名用控えの間にしていた建物。ここの風の抜ける外廊下でお昼寝したいと眠気も戻ってつくづく思った。
ほかにも初代の紀州徳川家の殿様が建てた桂離宮ばりの別荘(狩野探幽ほかのふすま絵あり)とか、京都や鎌倉やあっちこっちから引っぱってきました。うーん、明治時代、金があればなんでも買えた!? 今だったら何たら指定文化財で売り買いできないぞ。おうちを建てるのやリフォームって、究極の趣味だけど、その上を行くのが歴史的建造物買いあさりか。アメリカのお金持ちも、スコットランドの古城とか買って持ってくるというのがあったもんな。それに比べれば小さな木造の平屋ぐらい、京都→東京なんのその!?
しかし、実はレンタルできる・・・上のお昼寝したい家康の建物が、一日で33,000円、半日なら23,100円。人数で割れば安いような気もしますが(笑)。ただし飲食は「茶会の点心席」のみ、かつお昼寝ごろごろしていると「当園の景観・イメージを損ねるおそれがあるとき」に抵触しちゃうかな。
激しく山登りしてみたら、「工場萌え」ポイント発見。夜ここにこれたら綺麗だろうに。
一番気に入ったのは、白川郷から引っぱってきた合掌造の建物。中にも入れる、とっても夏休みの故郷気分。
なんと言っても、この年月のつくったツヤがたまりませぬ。素足にしっとり。
そうそう、御抹茶お菓子付き400円もいただいたのだった。おいしかった。
ともあれ、ちょっと遠いいけど、三渓園は季節季節に一回ずつ来てみたいという結論。
国立新美術館で、〜7/28。
アボリジニがどうした、こうしたという前に、まず作品がどーんと力強く美しくて、想像してたよりぐっと心に迫るものがありました。あれだけ大きい画面の隅々までエネルギーに満ちててすごいわ!
もうすぐ終わっちゃうけどお薦め! そんなに混んでないし・・・
そして、どうしても頭でも見るので、アボリジニの砂漠に住んでいる女性なんだ、とか、おばあさんになってから描き始めて(アクリル絵の具でキャンバスに。その前にはもちろん、ボディペインティングしていたり、バティックを作っていたり)死ぬ前8年で4000点!を描いたんだ、とか、おお、外で地面で歌いながら描いている(ハエたかってる^^;)、とビデオを見てびっくりというのが付いてくる。
うーん、アクリル絵の具の明晰な色とキャンバスというのが、フォークアートになるかコンテンポラリーアート(高額!)の扱いになるのかの分かれ目ね。本人は描きたいものを描いていただけだと思うけれど。
本当に亡くなる直前に描いた太い筆で撫でるように塗った美しいシリーズは、ニコラ・ド・スタールのようだったなあ。かなり欲しいぞ物件でした。
GWの藤の花の遠足の時に、ココワイナリーで買ってきたブドウの棒!?
3本のうち2本が長雨をどうにか生き延びて、この暑さでやっとやっとツルが出ました。
さて、ベランダの手すりに、支柱を縛り付けないといけないんだが、自分でも笑っちゃうくらいモノを縛り付けるのはヘタなんだよね。困った。
夏ばて&お仕事ぎっちりにて、ブログ更新怠り気味でございますm(_ _)m
金曜日に世田谷の友人宅に泊まって、初めての三渓園へ。蓮の季節に週末3回だけ、特別早朝公開なのよ。うちから行くよりはだいぶ近いはずだけど、4時半起きしても6時にはさすがに着けない、最初の蓮写真が7:26分の刻印でした。
(渋谷発の土曜の早朝の列車は、一晩遊んだどろどろでろでろのセンター街ファッションの兄ちゃん姉ちゃんが気絶するように寝込んでいるんでいっぱい! 酒臭い! 爽やかの対極であった。びっくりした〜)
蓮池は100mプールぐらいの大きさかなあ。すでに熱心カメラのおじさんおばさんが、20〜30人三脚+小大砲にて。花10に人1ぐらいの割合かなあ。
行き着くことに全力投球で、長玉を持っていかない、ましてや三脚をや、という半端さでしたので写真も半端、反省^^;)
園内の茶店で「吉例 朝がゆ」千円、一日限定70食。真ん中のおかずの下がお粥。これはおいしかった♪
この後、炎天のなか、お昼まで園内散策にて、三渓園その2へ続くはず・・・
7/6にかっくんかっくん寝てたあの兄弟。
7/8に3羽だったことを確認し。
7/11には、胸も白くだいぶ鳥らしく。
7/14、ここまで来たら大きい子から順番に巣立つのかな、と思ったらまだねばり。
7/16、これが最後で、翌朝巣はからっぽ。
すごい成長スピードだなあ〜!と改めて。それにしても昼間はぎんぎんに日が当たるテントの中。ヒナは水飲むわけでもなし、よく脱水症状を起こさないものです。
あと、いままだ抱卵中の巣が2つ散歩の通り道にあるんだけど、この赤いテントよりもっと写真が撮れない場所で残念。まあ、写真撮りやすい場所だと、すぐカラスにやられちゃうから正しいのだけれど。
東博で、〜8/3。
「巨匠対決」展よりちょっと早く始まったので、巨匠が始まればこっちも余波でバカ混みするだろうと、慌ててその前に金曜の夜間開館にて。作戦成功、とっても空いてたよ。今はどうなっているかしらない。
大きく2タイプあって、ちらし右側の青い縁取りのシリーズは、エッチング技法を使って大量生産品。普及品だそうだけど、フルーツコンポートとか魚専用大皿とか、特殊な用途の食器もあるから、ある程度のお金持ち(ってどのくらいだと、自分でも思いつつ)の新しもの好きが買ったんでしょう。
元の浮世絵とセットで展示されていて、「北斎漫画」からいただいているのが多い。いやあ、著作権なんて話がない時代、こんないい絵がてんこ盛りの使い放題素材集が手に入ったわけだから、デザイナーはたまらん。
しかし、しかし、こんだけいろいろお魚の描いてある中からなんでこの「腹を上にむけたゴチ」を選ぶかなあ、とか、食器の上にカイコの蛾(しかも交尾中の絵からかたっぽうだけ抜いてある)とか、スズメとチョウチョを一緒のお皿に描くのにスズメ1:チョウチョ10の大きさはバランスどうよ、とか、フランス人の考えていることはよう分からんのぉ、と、ニッタリ笑いながら楽しめる。
真ん中のお部屋には、この青シリーズのテーブルセット一式が組んであってなかなか楽しいのだけど、銀器がクリストフル、グラス類がバカラ。カトラリーとグラスが、ちょっと食器の絵付けより格上なような^^;)
ちらし左側のベージュが地色のシリーズは、数セットしか発見されていないで、ぜんぶ手書きの高級品。平皿しかないので、実際に食器として使用したのではなく、壁にでも飾って楽しんだのではないか@大ブルジョア邸らしいです。
こっちは工芸品としてとってもすばらしく、かなり欲しい(笑)。ラリックにも通じる、技術の限りを尽くしたジャポネスク。で雪景色の点々を上薬(?)で表現してあるのとかすばらしかった♪ 楕円の大皿の若冲っぽいニワトリ、元の絵がどれだかわかっていないみたいだったけど気になる。
食器好きにはともかくお薦めかな。
近頃食べ物ネタがさっぱり・・・、ちっともがっつりの外食がないかも(寂)。
昨日も落語会で、夜はパンとエビアン→今朝は久しぶりに目標の大台を100g切ったぞ、と瞬間風速だけどよろこびつつ。
これは、夏のお気に入り、ミョウガを軽く湯がいて、梅干しの果肉で和えておくと1週間ぐらいは大丈夫。ゴマと相性ばっちり。トマトサラダにも、ワカメにも、なんにでも合う愛想のいい奴。たいへんヘルシー&ローカロリー。
もういなくなっちゃうかな、もう遠くにいっちゃったかも・・・と。週末の毎訪問。
下3羽は、なかなかちゃっかり者。いつまでも親から餌をもらっていて、のんびりしていてなかなか独立しないもよう。もう、みんなこのぐらいの見た目、飛び方もだいぶしっかりはしているんだけどね。
食べかす。この残骸は・・・、シジュウカラですね。真ん中のスプラッター映像は自粛。
うむ、親と子が一日一羽ぐらいづつ食べるとして、最低4羽。10日で40羽!
1ヶ月で120羽!
たいへんだあ。
この頃、ずっといたヤマガラ君の姿が見えないのももしかして、の噂あり。
空の鰯!? 雀、まだ巣作り中・・・生めよ増やせよ、だな。
6/15、三鷹市芸術センター星のホール
一門が多いので、昼の部・夜の部の2回興行。さん喬さんと喬太郎さんが両方に出演。昼もおもしろそうだったんだけど不吉な「四」の字がいるのでやめたんだったかな。
小んぶ:小町
さん若:権助芝居
さん弥:熊の皮
喬太郎:小言半兵衛
中入り
喬之助:粗忽長屋
さん喬:唐茄子屋政談
と、なんと感想をメモしといたつもりがどっかいっちゃって記憶の彼方に・・・
小んぶ:やっとそろそろ舞台慣れ?はじめて微笑みの影がよぎった・・・大柄強面なので笑ってねえ・・・。
「くまの皮」は上品バージョン。バレでやる人(機会)ってあるのだろうか?
なにしろ人数が多いのでみんな時間は控えめにさくさく廻してくれる、大人っぽい展開。もちろん、喬太郎さん、さん喬さんが満足なできだったなあと記憶あり。
さん喬さんが、まくらで弟子を一人一人評していって「四」で苦渋の表情を見せ(大げさ)、「あれは何なんでしょうねえ」と、それより上の弟子の話までいかなかったのが印象的。
師匠がへんか、弟子がへんか、どっちかへんな方がおもしろい・・・(へたな噺は聞きたくないけど)。と、談春さんの『赤めだか』(やっと図書館で6人待ちで廻ってきたよ!)は、師匠=談志のへんてこ加減が秀逸、とってもおもしろかった。雑誌連載時にはもっとやばいおもしろい話がいろいろ載っていたんだけど収録されなかったんだってさ、残念。
今週末に蓮撮りのための遠出を企んでいるので(雨かもだけど)、練習のために、日曜日朝一番で神代植物園の水性植物園の方にいったんだけどお! どういうこと!? 花どころか、蕾も、咲き終わった枯れ花も一本もありませんでした(泣)。
ヤゴの抜け殻を発見。羽が、天使のよう? 流氷のなかにいるきもい奴、クリ・・・(暑さのため失念)ぐらいしかないのね。
水生植物園に大型レンズ&三脚で張り込み態勢になっているおじさん2名。狙いはトンボかなあ・・・と思ったけど、カワセミだったみたいね。別のおじさんが、私がカメラ持っているのを見て「あそこにカワセミ留まってましたよ」と教えてくれた。
本園に入ったら、水辺のポイントポイントに「やらせ木」が刺してあって、それぞれに大砲レンズの皆さんが張り付いお〜待〜ち〜〜〜。
あたらしいレンズ遊び、初回。まあまあ満足・・・。普通に写真とっても結局、目に見える上達はしないで飽きる、すぐへんなことしたがるの繰り返し^^;)
まいどのお蕎麦屋さんで「穴子天盛り」
「ところてん」の旗は見るだけでも涼しく・・・
森美術館で、〜7/13。
噂の牛の親子真っ二つにしてホルマリン漬け、空っぽの部屋の電気が「点いたり消えたり」しているだけの作品とか、うーん、つまりそのデュシャンが蓋を開いちゃったの現代美術のパンドラの箱!? それにイギリス人って(受賞者はイギリス人に限りませんが)やっぱりへんだよお。
牛は、内蔵側は変色しているせいか、そんなに生々しさはなく・・・。別に平気でした、平気でいいのかな、と思いつつも、「うーん、センマイにミノに・・・」と四つの胃を観察してみたり、牛タンはこうなって口の中に収まっているのか、と^^;) しかし、なぜホルスタインのお母さんなのに巨乳がないのであろうか?
で、やっぱりというか、ティルマンスがよかった。ああいうように、写真を選んで組み合わせて、大きさ決めて、場所を決めていく、どういう風に頭の中が動いているのか、全部ぶつぶつ君になってしゃべりながら記録くれないものかは。
同時開催の、サスキア・オルドウォーバースのビデオ作品がおもしろかった。あれって、CGじゃなくて模型!? いったいどうやって・・・ 比重の違う油かな。むかし「王様のアイデア」にああいうのを使ったムードランプ? 70年代グッズ?のようなものがあったような。
鳥さんが地味な展開なので、朝の鳥見のひとびとも皆さん「転びボタ」に傾き中。わたしも300mmでなくて、50mmマクロで出動。こういうときに限って遠くにカワセミ・・・
上がマヤラン、下がサガミランモドキと思われるのだけど。
うーん、サガミランとサガミランモドキが一緒だと書いてあったり、違うと書いてあったり、マヤランの色素異常の個体を間違えやすいと書いてあったり・・・。わけわからん^^;)
ベランダのひまわりは、友達のヨーロッパ土産でローラアシュレイの種。もうちょい!
先週のニイニイゼミにつづいて、今朝はアブラゼミ初鳴き確認。ヒグラシも聞いたという人もいる。ああ、あぢい・・・
それにしても、レッドデータの多いこと。レッドデータじゃないのは、カラスにブラックバスにブルーギルに人間!
東京都写真美術館で、〜6/29。
ぎりぎりすべりこみ!
I. レトロスペクティヴ1965-2005
II. ハワイ
の2フロアー。もちろん、回顧展もよかったんだけど、あっちこっちといいとこ摘んでの幕の内弁当スタイルなので、なんといっても、1フロアー全体でがつんの「ハワイ」がすばらしかった。
なんでしょね〜? 対象に視線がねっとり絡みついてないの、一瞬のまた何十何百分の一のコンタクトのスパークなのだ、ふう、かっこいい♪ レンズ付き野良犬め!
欲しかったのは、トロッコ列車みたいなのに載った女の子と、クジャク、かな・・・・、ん、そりゃ杉本さんよりは安いかも!? ひさしぶりに買ったBIGはどうなったかな。
スナックの真っ赤な看板テントの中、ツバメ2番仔。最初がたぶん1羽、今度もすくなめで2羽。
左の子。一生懸命首を伸ばしているんだけど、暑いし、眠いし・・・、と
うつらうつら、と頭が下がって・・・
ぴくっとしてまた、上げ直しというのが可愛かった。
右の子は眠りっぱなし・・・
なにしろ、大家さんがスナックなので、毎晩毎晩そうとう宵っ張りなはず。
あ〜あ、前からルアーがあっちこっち引っかかって・・・というのは、このブログにも書いたことがありましたが、ついに犠牲者。この写真を朝日新聞に送った方の詳しい顛末を書いてあるHPはこちらから。
夜はさすがに公園にいかないので、バス釣り人=バサーだかバスラーだか(バカ〜だかバカら〜と呼びたい)がいっぱいいるという話だけと、残ったルアー、釣り糸だけは目にしていたのだけれど、この頃とみに増加傾向。わたしもついに朝の池で遭遇、やれやれ。
外来種駆除の活動が新聞とかで取り上げられて、かえってバカ〜たちを集めてしまったと言うことらしく、トホホ。わたしのあったやたら装備の立派なバカ〜さんも「外来魚を駆除をしているんだ」どころか「外来種駆除をしている人たちが知り合いで頼まれているんだ」と言い張る始末。どうやら、そういう言い訳をすれば、明るいうちに出てきても大丈夫だろうと浅知恵を絞ったみたいであります、いやはや・・・そんなのぜんぜん通じないってばさ。
昨日、今日で池はこんな立て札だらけになっちゃった。スナフキン精神としては、禁止、禁止の立て札だらけはいやだけど、人間の方のレベルが低すぎるからね。もちろんバカ〜さんには、こんなのち〜っとも通じないけど、周りの普通の人々が、冷たい目で見る>できれば通報する、の効果を期待するしかない模様。
しばらく前から池いた仲良し4羽のうちの一羽がひっかかっちゃったという噂。昨日の朝、4羽揃って元気でいるところを見かけたので、ルアーが自然に外れたか、誰かがうまく捕まえて外してくれたかだといいんだけど。まあ、そう思っていた方が心穏やかなので、そう思っておこうと・・・。
しょうがないので、わたしも携帯に公園管理所(0422-47-6900)と三鷹警察署(0422-49-0110)の番号を登録。気持ちよく爽やかに朝をはじめたくて散歩しているのになあ。
朝、池の周りのベンチに散乱しているコンビニ系の弁当やらジャンクフードの食べかす、ほんとにそのまんま残してある=見るだけで不愉快、の犯人も分かったと思ふよ。
緑はいきおいのいいベランダのバジル。どんどん食べないと花咲いて固くなっちゃう〜〜〜っ!
台所の棚を片づけたら、前世紀の黒豆ほか、賞味期限はとっくの昔の乾物ごろごろ。いやんなる。イカスミは、まさしく賞味期限切れ2日前に発見。まあ、スパゲティは、多少オーバーしていてもOKってことで連夜のパスタ。
暑い日は茹で時間2分のカペッリーニに限る(ん? カッペリーニ?)。
昨日、超暑暑&蒸し蒸し、不快指数120%の中、虫避けスプレーいっぱいかけて、重いカメラ(でも軽い方だけど)、ツミの兄弟を捜してあっちだこっちだと我ながら物好きな^^;)
3羽とも巣から離れ、頭のぽわぽわも取れてだいぶ大人っぽくなったし、オナガに脅されてもどうどうと対抗。
飛び方は、まだバサバサ、ボテボテしているけど、時々、兄弟でおっかけっこしてるのも観察。で、これはもらった餌を独占して食べてた子。雀かなあ、だいたい食べ終わったところ。
↓こっちは、お食事開始時点。
葉っぱの下は暗い! 手ぶれ補正機能が欲しい!!
葉っぱの下じゃなくても遠いい! 手ぶれ補正機能がやっぱり欲しい!!!
長男(?)だけ、とっても早く巣立ったけど、もう自分で狩りができて自活しているのかな?
初蝉(ニイニイ蝉)も聞きました。
夏枯れで鳥の話題も少なくなってきて・・・・明るい話がひとつと暗い話がひとつ。
これは明るい方の、ツミの巣立ち。
4羽育った中でこれはたぶん2番目に大きな子。オナガがギャーギャー騒いで、なんだかへんな悲鳴がするぞと走っていったら木立の中に潜り込んでいるのを発見。何回もオナガに頭に蹴りを入れられて縮み上がっていたところ。私が近づいたせいかオナガはいなくなったんだけど、
ちょっと離れて見てたら、こちこちが溶けて動き出すまで40分はかかった。蚊に刺されまくり!
はい、さよならね。
これが3番目の大きさの子。4番目はまだ巣の中。
巣の下でずっと張っていた人たちによると、上の子がいじめられている頃、下の二つは巣で朝ご飯もらってたらしく、その後、やっと飛行訓練に入ったところ。といっても、ちょっと動いちゃじ〜〜〜〜っ。この木にけっきょく2〜3時間はいたような(わたしは間でお昼)。
無理矢理の拡大写真。
まだ頭にぽわぽわ白い毛がついてて、いかにも頼りなげな飛び方。けっこう大きい立派そうな猛禽に見えるけど、ハトほどの手のひらサイズです。
これがたぶん母親。
ここまでの写真、見に行ったのが土曜のことだから、今日あたりもう状況はずいぶん進んでいるはずで、すでに全員巣にはいないの噂。週末まであんまり遠くにいかないで居てくれるといいんだけど。また会えるかなあ。
チコンキの犬落語会の後で富貴飯店にて軽くビールと餃子。さすがに長丁場が予想されたので、休憩時間に囓るパンを持っていったのだった。
西口の老辺餃子館と同じ系列だと思う。
下の香菜とピーナッツの和え物がベリーグーwith生ビール♪
この頃都心でお食事しないので、いつも同じところばっかしだなあ
グルメで鳴らした時代もあったさ・・・遠いい目^^;)
6/20、紀伊國屋サザンシアターで。
舞台の両袖にニッパー君が鎮座して耳を傾ける。おお〜これは小さいとき家にあったなあ、と思わず一番小さいのをお買いあげ。
柳家小ぞう:真田小僧
春風亭正朝:祇園祭
柳家さん喬:締込み
古今亭志ん輔:幾代餅
仲入り
五街道雲助:くしゃみ講釈
柳家権太楼:百年目
小ぞうさんは、聞くの数回目。ご本人のキャラが子どもが主人公の噺にはぴったりで安定、安心。
「祇園祭り」はじめて聞いた噺で、京都の人と江戸からの旅人が、お国自慢、お祭り自慢で、お囃子やかけ声の応酬。口三味線大会を繰り広げる楽しいにぎやかな噺。
さん喬さんの「締込み」は、それこそ師匠の五代目小さんの得意だった「まぬけな泥棒」もので、地味&滋味でよかった。さん喬さんは、ソフトあるいは女性的な面を生かしておかみさんが上手ね。ここは師匠よりもかわいいお色気あり?
「幾代餅」十分な出来だったと思うんだけど、最後の「百年目」で圧倒されてあまり覚えていませぬ〜。
「くしゃみ講釈」上方の枝雀さんのが大好きなんだけど、なぜ仕返しをするのかという原因が、東京の噺だとぜんぜん違うのね。
東京だと講釈場のなかで寝込んだ男が「八町迷惑行き戻り」の大いびき(吸うのも吐くのも轟くいびき!)をかいて迷惑だと追い出されて復讐。枝雀さんのだと、生まれて初めてデートしていたところに講釈の先生、暗い壁にぴったり張り付いて隠れてたら、犬の糞を踏んだ草履を壁だと思って顔になすられ、彼女には「犬フンで鼻なすられるような人、先々出世の見込みがないから」と振られて復讐。
ここまででも、けっこう濃い、内容のたっぷりした落語会だったんだけれど・・・。
「百年目」は、長講一席50分。店に戻ってきてから旦那に呼ばれるまでの「救心」を渡してあげたくなるような番頭さんのお苦しみがなかなか。あんまりパーパー怒鳴り散らさないでよかったなあ、と考えてみたら、権太楼さんはたしか聞くのは3回目、よっぽど一回目のパーパー怒鳴りちらすのがそうとうトラウマになっているみたい、何の噺を聞いたんだっけな。しかし、前回よりもだいぶ老けられたような、某元お弟子さんとの騒動で心労か?
公園で。今年はクルミが豊作かも。
さらに、今年やたら花が多かったような気がするエゴの木はこんな。これは鳥が食べに来るようになるのかなあ?
桑のたぐいだと思ふ・・・すでにヒヨドリが熟れたのからごっつぁんです。
柿の花は見つからないわけです。いつのまにか状況はここまで進んでいた。この後、また小さい実がぼとぼと落ちるステージがあるような気がする。
草の実もきれい。この間の、花屋さんのオーツ麦ぐらいの鑑賞価値ありだよね〜。
近所の空き地に、とてもきれいなネコジャラシがいっぱい生えているので取りに行きたいところなんだけど、大通り沿いなのでちょっと恥ずかしいぞ。
■昼の部
新薄雪物語
吉右衛門、幸四郎 、芝翫 、芝雀 、福助 、錦之助、染五郎、
高麗蔵、段四郎 、魁春 、富十郎
俄獅子
福助 、染五郎
■夜の部
義経千本桜 すし屋
吉右衛門 、芝雀 、染五郎、吉之丞 、高麗蔵 、歌六 、段四郎
身替座禅
仁左衛門、錦之助 、段四郎
生きている小平次
幸四郎 、染五郎、福助
三人形
芝雀、錦之助、歌昇
昼の部「新薄雪物語」は、前半の舞台のゴージャスな華やかさと、若者組の芝雀 さんの御姫様っぷり+福助さんと染五郎旦那のカップルのきれいさがご馳走。
後半、吉右衛門さんと芝翫さんの「合腹」「三人笑い」が今月の圧巻。とちょっと通めかして書いてみたり(笑)。
夜の部は、ちょっと演目があっちゃこっちゃして据わりの悪い。
「生きている小平次」がなんだか半端だったので(中身も終わり方も)、できればこれを省いて「すし屋」をもっと前の「木の実」の場からやってくれた方が、せっかくの吉右衛門さんの権太、もっとはっきり人物が出せて出来てよかったろうなあ。
「身替座禅」は、仁左衛門さんのはんなりお色気が強力。おお〜、これも和事?! この間の「吉田屋」のぼんがお公家さんになったような、とか「お公家さんって、やっぱり関西人なんだ」と当たり前のことにいまさら思い当たる。そら、江戸=東京にはお公家さんはいてはりしませんなぁ!
「三人形」の奴さんの踊りが非常に重たくてのたのたしててちょっとがっかり。この間の、亀治郎さんの重力なしのコサックダンスのようなパキパキした踊りすごかったな、重力無しのうえにさらに色気がある三津五郎さんはやっぱりすっごいうまいんだ!とよく分かったという意味では貴重な・・・
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おまけ:やっと達成!
来年は、今より1、2列前の席が取れるかも。ゴールド会員>特別会員>歌舞伎会(今、ここ)>一般の順に売り出しなのだ。
5/31、三鷹星のホール
ご挨拶
瀧川鯉八:転失気
三遊亭遊馬:佐野山(谷風の情相撲)
三遊亭小遊三:蛙茶番
日向ひまわり:間違いの婚礼(講談)
春風亭小柳枝:舟徳
三遊亭遊馬、日向ひまわり(神田ひまわり改メ、&三鷹在住)二人の真打ちお披露目も兼ねて、なので最初に口上。ふーん、講談の人が、落語家の師匠の一門に入れるんだ・・(ということですよね)などとびっくり。
で、実はあまり前になったので、記憶が不確になっちゃって・・・。
師匠二人は、いかにも寄席な、まっとうな芸人さんという感じ。逆に言えば、はじけてないとも言える。
印象に残ったのは、「舟徳」の艪を漕ぐところで、扇子をどうやってか、うまく軋らせて音を入れていたのが面白かったとか。ひまわりさんの講談で、夫婦が「じいさん、ばあさん」と呼び合っているけど、そんなに年寄りの設定じゃないよなあ、そういえば、落語でも「じいさん、ばあさん」は多いけど、たとえば江戸時代の人はどのくらいの年から「じいさん、ばあさん」呼びになったのであろう(孫がいるいないじゃなくて、息子・娘が番茶も・・・ぐらいでそうなっちゃううの?)とか気になってみたり。
全体に「爆笑」ってほどではなかったけど、講談が挟まったせいか、よくまとまった寄席に行ったような、と。
Leftovers/N.S.ハーシャ、銀座のエルメス8Fで、〜9/5。
銀座経済新聞の展示の写真は紹介記事に。
今年のエルメスのテーマは「インドのファンタジー」らしい、貧乏消費者としての私には、ま〜〜〜〜ったく関係のないことながら(笑)。
Leftovers=残り物。南インドのバナナの葉っぱに盛りつける定食(ミールス)を、日本の食品サンプルの技術で作ったものが100よりきっともっとたくさんかな、鉄道模型のようにうねうねと連なって床一面に並んでいる。食事の終わった後、芸は細かく、ひとりひとりの食べ残しの様子が違い、指でぬぐった跡も生々しく。ミールスの残骸にはそれぞれもっと人の気配を出すように、足跡のついたわら半紙のような紙が対に。壁には、バナナの葉っぱのかたちをフレームとして描いたなかにいろいろなシンプルなドローイング。たぶん結婚式で大勢の人がミールスでもてなされたりしたらこうなんだろうな、と、食べ終わったも残骸がまとめて捨てられている隅っことか。
一人一人の多様性と共通性というようなことを、自分にとって本当に身近なもので表現している作家なんだと思う。で、それは成功していると思うんだけど、それよりも・・・
目を奪われたのは、数年前に凝っていた(?)南インド料理の細かいところが気になって^^;) うん、これポリヤルね、サブジね、この白いのはココナツ・チャトニー、こっちは・・・・ね、と。以前に何回かご馳走になったものを思い出し(上の写真は、もちろんエルメスの作品ではなく、そのときのものです、本当はもっともっとおいしそう! 久しぶりに探したらこんな写真しか出てこなかったよ)。ひとつ謎だったのは、太いミートソースをまぶしたパスタを1本ぐるぐるっと落としたような料理というかスナックぽいもの(プリッツェルを2つ3つ重ねて崩したような)、あれ、いったいなんじゃろ?