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三鷹の公会堂で、毎年暮れ恒例。わたしは3年目かな、もう止めようかと思ったけれど、友人がまだ談志の生を聞いたことがないので、聞いておきたいと・・・今のうちに・・・ということで、なんと喬太郎さんからハシゴで落語の一日。このハシゴ、吉と出るか凶とでるか!?
よろよろと出てくるのは毎度のものの、ものすごい声がらがらで苦しそう・・・
ロシアジョークで、声が少しでも出るようになるまでかなり(30分ぐらいも)つないでから「つるつる」。
いやあ、喬太郎さん終わってから、お腹空いて「ライオン」に寄っちゃったものだから、会場が暖かくってうとうとと、ちょっと気を失ったら、あっ「オチ」を越えて話が進んでるよ。眼が覚めたよ。あのオチじゃなっとくできなかったらしい、それは分かる、でも、自分でつけたオチもそれほどでもなかった・・・。
二席目は「かぼちゃ屋」。はじめて聞いた噺、「唐茄子屋政談」の行商にでるところだけを独立させたような軽い噺。これや上手かった! さすが。
一席目が終わったときにくらくらめまいがしたとか、声も出ないし、もうだめかもとか、ご本人が「最後の高座」かもとかいろいろいうのがかなり壮絶で、きっと居あわせた全員に「談志の最後の高座を目撃した人になるのか、自分」と思わせ・・・降りた幕をもう一回あげてご挨拶。「高座で死にたいと思ってたけど、こんなこ汚い舞台じゃやだね」と、笑わせてお仕舞い、チャンチャン。来年も聞けるかな?
ご近所のアジア・アフリカ語学院で講演会「アラブのお香」の話。久しぶりに行ったら校舎を建て直してたり大工事中。しかしさあ、この「客帰れのおまじない」みたいな看板はかなりわろた。
お香はやっぱり実際に嗅いでみないと分かりませんよね、ということで。このようにいっぱい用意してくれた。どういう時に使うとか、文化的な背景とか。
乳香と没薬(もつやく)ほかいろいろを。「そこのテーブル焚きすぎ〜」言われるほど、ぼんぼん狼煙のように焚いちゃいました(笑)。
日本の香道は、炭の上に灰をかけて、雲母のカケラを載せてその上にお香を載せて香りだけ上品に出すけど、アラブでは煙も大事♪
これ、香焚き用の専用炭の空き箱、デザインがかわいかったのでゲット。よく見ると「Made in England」とな。2000年ぐらいにロンドンでアラブのお香いっぱい見つけていっぱい買ってきたのだけど、やっぱりいろいろ近しいのね。(マサイ族のヤリは、イギリスの鍛冶屋さんが作っているという話!?)
これは、なんだっけなあ、安息香? ともかく樹脂、松ヤニみたいなものかな。講師はルバーンというネットショップでアラブのお香なんかの通販もはじめた井上さん。アラブ料理の方も研究しているらしいので、また何かイベントをと♪
12/1の昼の部(昼の部が一瞬で売り切れて、その後、夜の部も増えて2部公演になった!)。
なんだか、太鼓がなったのに始まらない、ちょっと楽屋のばたばたがほとんど最後列だった私のところにも・・・と思ったら、羽織を着ない喬太郎さんんが出てきて前座時代の体験談をマクラに(五代目小さん=大師匠がいかに健啖家だったか)をマクラに前座話の「道灌」を。
つまりですね、最初に出てくるのは弟弟子の喬四郎だったはずなんだけど、どうやら現れなかったと言うことでありまして。この主催者(とみん劇場)の「初の落語会だったのにもうめちゃくちゃですよ、プログラムの順番はもう気にしないでください」と、お陰で一席よぶんに喬太郎さんが聞けましたが・・・。
喬太郎師、自分で座布団を返して、めくりもめくってみせてウケを取り(これも前座の仕事ね)で、いかにもばたばたと喬四郎登場、話は「つ〜〜〜るっ」。おーい、慌てて喬太郎さんがなんでやったか確かめなかったね、ご隠居さんの教え諭しものが重なっちゃった。と自分で「寝坊」だとばらし〜の。まあ、寝坊だろうが、まっとうにこようが、キャラの味しかないのであるよ・・・
で、喬太郎さん再登場。ネタがかぶちゃったのをからかってから、落研自虐ネタの「すみれ荘201号」。これはおもしろかった。まだ生を聞いたことなかったのでラッキー♪ 「もう今日の会はむちゃくちゃだからヤケです」と「ホテトル音頭」もたっぷり熱唱。
紙切りの林家二楽さん。大銀座落語会のときに見た正楽さんの息子さんらしい。新しい世代として、芸に工夫はあり。普通に注文をとっての紙切りのあとに、「ウルトラマン」シリーズ!とストーリー影芝居っぽく見せるのと。 あ〜、そうか喬太郎さんとウルトラマン友だちなんだと納得。
で、最後は喬太郎さんで「文七元結」。大ネタ人情噺・・・しかし、これはイマイチだったのは、やたら登場人物が大声で怒鳴るからだな、あんなに本気でどならないでいいんだな。どなるのとどなっているように聞かせるのは、もうちょっと分けてもらっていいよ。ほかの噺でもときどきあれで壊しちゃうな・・・とちょっとぶつぶつ。
プログラムには、京須偕充さんが文章を寄せていた。そういえばこのあいだ買った京須さんの『圓生の録音室 』の文庫版あとがきは、喬太郎さんだったんだよね。かなり圓生を勉強しているよなと思っているんだけど、どうだろう。
某所で某日、某シンガーによるスペシャルなシークレットライブあり!と、数年振りの友人から電話が。おおお〜!それはなにより嬉しいクリスマスプレゼントかも。で、当日の朝に、別ルートからも連絡有り。
シークレットだったけど、関係者がブログ書いているからリンク貼っちゃえ(笑)。前から数列目で、そりゃもう堪能!
いやあ、「これ食べたい!大好き!(ポルボロンとか)」とか「落語、歌舞伎おもしれ〜!」とか「○っこちゃん、LOVE」とかいつも騒いで、周囲に徹底しておくことは大事だよね〜っと。みなさまのお陰でおいしい思いをいっぱいであります。周囲のみなさま感謝!感謝!
はい、シークレットだったので、いえライブなので写真無し。帰りに高円寺在住の友人のおすすめタイ料理店へいったのでお料理写真貼り付けてみたり。
カピご飯が、ご飯そのものが甘すぎたけど、ぜんたいとしてはかなりおいしかったですぞ、チャトチャック。
あう、この期におよんで、当然年賀状作成もこれからなのにプリンタが大破・・・。がっくり。
ちょうど、知り合いから、新しいプリンタ買うので古いのあげると連絡があったのが数日前。で、その新しいプリンタがリリース延長(しかも2月まで!)とニュースが流れたのが2日ほど前。
とっても古いけどまだ壊れているわけじゃないから大丈夫と思ったのにな〜。自分が捨てられるって、電話で話しているのが聞こえたね・・・。
A4モノクロで文字校正にだけ使える安いプリンタってあるのかしら?
近所の酒屋さんで「年末スペシャル、珍しい焼酎入れました!」
しか〜し、定価販売なのはありがたいが、抱き合わせ販売なのだ・・・しかも、取り置きもだめっていうし。一升瓶2本抱えて死ぬかと思ったョ^^;)
で、家に帰れば、まだ、その前に買った普通の「宝山」が一升瓶半分あり〜の、あ〜イモイモッとな♪
荻窪の本むら庵。夏に「おとなっぽいじゃ〜ん、蕎麦屋で暑気払い」をやった友だちと、鍋でしょ、鴨でしょ、熱燗でしょうと冬の部を決行。
鴨汁そばがきがおいしゅうございました♪ ただし、体がすっかりあったまっちゃったのでお酒はまた枡で冷やで。
朝は虹が出ました。
夜も寒くないみたいです。クリスマスイヴの10時すぎ、鴨川の川原には多数の若者が・・・
デパートの地下では、「脂の少ない健康的なカシワです」といって、ローストチキン売ってました^^;)
顔見世は5時間で力尽きて帰ったよ・・・なげえ! 77歳のお見事な「娘道成寺」を拝見でした。イヤホンガイドはコテコテの京都言葉を期待してましたが、解説者は東京とおなじやったようどす。
ではでは、みなさまメリークリスマス♪
金曜の朝お散歩に行ったら、3羽のお菊ちゃんこと、キクイタダキで菊祭り! しかも2〜3メートルのところまでどんどん迫ってくるし。
で、菊の花びら一片なのがどうにかわかりましょうや?
念をいれて、もう1枚。
でも、カメラが間に合わずにぼよぼよだったり
こんな写真だったりの方がほとんど(泣)。410はやっぱりバーダー用には非力すぎるかも。フォーカス合わずにレンズがウィンウィンバタバタしちゃって・・・・。E3だったらすごいんでしょうねえ、と遠いい目・・・
しかし、この日は鳥に好かれる日で、アオジちゃんも急に足下に出て来て「踏むぞ、おらあっ!」っていうぐらいに、しかも止まるし。これなら撮れますな。
あとは、ご常連のエナガ、メジロ、シジュウカラ、シロハラ、コゲラ、うるさいヒヨドリだったかな。
柚子をぼこぼこ送ってもらったよ〜♪ おいしい野菜もいっぱいおまけだよ〜♪
がんばったよ〜、ただし、皮ぜんぶ摺り下ろすのは考えただけでも気が遠くなったので、包丁(有次バンザイ!)で、薄く削って、フードプロセッサーで細かくして、さあ、あとは擂り鉢でそれでも4時間以上はかかったかなあ^^;)
一年分できたかも! しかもあんまり辛いので、三分の一ぐらいは別にして、戻して擂った米麹と混ぜてみた。寒ずりと柚子胡椒の合体のつもり。
こないだお店で食べたはたはたの煮付けを真似しようと立派な奴を買ってきてみた。
それにしても、口のなかで卵を孵す魚じゃないんだから、このはらみ具合はいかがなものか? 人間で想像するととても怖い。
おっきな魚だったので「コケル」が久しぶりに登場。
おいしくできたけど、年末外食が増えて、せっかくできた煮付けを3日間ベランダに放置プレイ・・・悲しい。
今年は「キクイタダキ」の当たり年、去年いっぱいいたカケスはぜんぜん見なかったり・・・
雀より一回り半ぐらい小さい、日本最小の鳥、姿も声もかわいい、動きが速い、かつ始末の悪いことに木の高いところにばっかりいる・・・
ということで、公園にいけばたいていいるんだけれど、写真に撮れるかというのはまったく別問題。見上げっぱなしで首が死ぬ〜!とシルエットばかり。
最初に「菊戴き」と聞いたときに想像したのは、左のエリザベス女王のお母さんのようなもの・・・あるいは琉球舞踊とも・・・ですが、実際には一片の花びらを載せた状態でありました。
夜の部〜も行きました〜〜〜〜これ〜〜が〜〜〜〜また〜〜〜なが〜〜〜いっ!つ〜の。
お弁当はまいどの歌舞伎座向かい「木挽町辨松」で。ちょっと失敗したのは張り切っていいのを買いすぎた。1000円以下のお弁当の方が、ほんものの経木の箱に入っているので、蓋についているご飯粒がおいし〜の。時々忘れていいのを買って、またしばらく元に戻すの繰り返し・・・
●宮島のだんまり
「だんまり」(説明はリンク)ということで、イヤホンガイドによれば「役者が「身に付いた役の性根」を見せております」ということなんですけどね、いや、いままでみた他のだんまりはけっこうおもしろいのもあったけど、こりゃだめだったと思ふ。10人以上のゾンビの群が舞台上をうろうろしているだけとしか思えん^^;)
●仮名手本忠臣蔵 九段目 山科閑居(芝翫、幸四郎、吉右衛門、菊之介)
芝翫さんの戸無瀬は、この前の勘三郎の正岡につづいて、見事な女形の大役でいい演技。菊之介も初々しくてよかったし、コクのあるけっこうなお芝居と。でもね、筋はあまりにもなっとくできないよ〜。かなり飲み込みづらいのは、後半、部屋のなかで一人切腹して半死になままに、その妻も娘も、婚約者側の家族も、勝手なことを長々していてどんどん芝居が進んでいく、うーん、先におとっつぁんを介錯して楽にしてやってよ〜といらいら(笑)。
●土蜘(菊五郎、富十郎、菊之介、仁左衛門・・・)
はではでしくて、華の有るいかにも顔見世のお祭りらしい舞台。あの蜘蛛の精が糸をぱーっと繰り出す奴できんきらきん。菊五郎も富十郎も貫禄、菊之介と仁左衛門の踊りもなかなか。んでもって、わたしの贔屓の亀蔵さんは、蜘蛛退治にいく四天王の内、金時の役であった。朱い顔の隈取りがよく映えてましたけど。やっぱりなかなか「普通の人間」はやらせてもらえないのね〜。
●三人吉三巴白浪 大川端庚申塚の場(孝太郎、松緑、 宗之助)
これは最低・・・いかに夏に見た勘三郎、橋之介、福助の3人がうまかったか、よ〜っく分かりました。
最初の二人、たどたどしている上に、会話にもなってない(けんかでもしてた?)、松緑さんはいって3人の会話にはなったけど、すごいへん。余計な細かい芝居してて名場面、台無しだし。オペラグラスで見たら、和尚吉三は、猩々寺のタヌキ和尚さんであった、爆!
やっと古本で2冊で1050円ゲットの黙阿弥選集。せっかく「月に朧の白魚の・・・」おさらいしてったのに。
半分、芸能鑑賞日記化・・・
歌舞伎はやっと半年廻ってついに11月の「顔見世」、昼夜日を分けて。
橋本治の『大江戸歌舞伎はこんなもの』(筑摩文庫)から引用すると
顔見世狂言というのは、実にヘンテコリンな演劇です。ここには、ストーリーの一貫性がありません。あるのは、役者の魅力という一貫性で、それに合わせてストーリーは分裂します。話を分裂させなければ劇的な統一が保てないという、嘘のような演劇が唯一あるとすれば、それが顔見世狂言です。 ―中略― 「儀式的であるがゆえにこそもっとも本来的である」という前近代の特色がモロに出てくるのもここです。顔見世狂言とは、もっとも濃厚かつ本来的な歌舞伎であって、だからこそこれは全然近代的な“演劇”なんかじゃないのです。
てなことで。いや〜、橋本治、うん十年振りに読んだ・・・この本おもしろい。
しかし、昼の部も夜の部もともかく長くて疲れた^^;)
きっとなれている人はお定まりの「三番叟」は抜かしたりするんだろうな。
●種蒔三番叟(梅玉、孝太郎)
イヤホンガイドで何やってるのか判明(情けな)踊りの意味がやっとわかった、踊りの善し悪しはまだ分かりませんが、たぶん孝太郎なかなかよかったのでは。
●傾城反魂香 土佐将監閑居の場(吉右衛門、芝雀 )
吃音の絵師が、土佐の名字を名のることを許してくれと師匠のところへ。手柄がないからだめだと断られ、絶望して「手水鉢に絵を描くとそれが反対側に抜ける」で、すごい奇蹟だと名字帯刀許され、という筋。これ、まえもって読んでなんのことやらさっぱり? なぜ手水鉢に絵を描く? 手水鉢に描くってどういうこと? 水面? じゃあ「反対側」ってどこ? と「?」だらけだったのが氷解。今度の謎は、浮き出してくる絵のしかけ・・・と。
(師匠の家の庭で自殺しようとして・・・迷惑!、石の手水鉢を自分の墓石に見立てた。側面に墨で自画像を描いた、反対側の側面に同じ絵が浮き上がった)
んと、全体としてはおもしろかったです。吉衛門さん上手だし。
●素襖落(幸四郎 、左團次)
狂言の移し?写し? 幸四郎がやるとミュージカルに見えまする。思ったより笑って楽しめた。
●曽我綉侠御所染(仁左衛門、左團次)
今回やっと3階東の最前列が取れたので、これで花道もばっちりね、と安心していたら、なんと仁左衛門さんは、東側の仮花道から登場。じぇーんじぇん見えなかったよ(泣)。「晦日に月の出る里も闇があるから覚えていろ・・・」と黙阿弥の名調子で仁左衛門さんかっこいいの&福助さんの花魁もとても結構。最後、主人公二人の対決、切り結んでいる最中に、急に座って客席にお辞儀「今日はこれ切り〜」っといきなり終わる。これが「切り口上」の語源でそうで、昔は初日あたりとか、芝居の最後まで稽古が出来ていないという理由でも、いきなり終わりにしちゃったらしい。
野川公園のはじっこ、地図の右端の縦中央あたり「卍龍源寺(近藤勇のお墓があるはず)」の近くが、お蕎麦の「地球屋」さん。ここからスタート。新蕎麦ウメ〜で、お野菜の煮物セットにすると、お蕎麦屋さんなのにしっかり、しっかり野菜食べられるのが花丸!
川沿いにどんどん西へ。ヨーロッパっぽい?
西武多摩線(だっけ?)をくぐると、武蔵野公園に続く。これも西のはじっこまでいって「はけの道」に。
ちょっと歩くと「中村研一記念美術館」で敷地内の自邸を改造した「オーブン・ミトン」というお菓子屋さん&カフェの焼き菓子がおいしいと評判。
ここはかなり混雑。名前と携帯番号を書いておくと、席ができたら呼び出してくれるのでお庭で待ち・・・。洋ナシのタルトと紅茶・・・。確かにおいしい♪ しかし、タルト食べたのにまだ7000歩しか歩いていないことが判明^^;) 同じコースを戻って倍歩こうね。
美術館で「堂本印象展」を見て。
美術館の向かい側に、花卉農家さん。シクラメンの温室の中を撮らせてもらったり・・・
カラスが鳴くから帰りましょ、あ〜、長〜〜〜〜。
毎年秋にある、西荻の「ブリキ星」さんでの「オランダ蚤の市」という骨董の売り出し。一昨年、去年と散財し(笑)、今年はやっと初日お昼の開店前に到着・・・・すごい列出来てる〜! 並んでいるなかで「師匠、おはようございます」などとみんなに挨拶されているのは、マダム雑誌で有名な目利きの「古道具S」のSさんらしいね。何を手に取るのか気になるところ・・・
今年ゲットした渋メタルの3点。ミルはドイツ語で「お茶挽き」と書いてあるようなんですが、ドイツ人はお茶を挽きますか?
笑ったのは、カップル出来ていたシッタカの男性が「ピューターって言うのは猛毒なんだよ」「果物をちょっと載せるぐらいはいいけど、ワインなんかとんでもない」とか、トンデモ知識をひけらかし〜の!
んなら、中世のヨーロッパは、木のお皿の貧乏人を残して全員死亡じゃん! 鉛のことを聞きかじっているのかなあ、それならクリスタルガラスも「猛毒かい?」とな。
↓一昨年の獲物 これもピューターのお皿とカップ。この頃写真が手抜きだな>自分
今年の直木賞受賞作『吉原手引草(よしわらてびきぐさ)』。江戸吉原を舞台に、ある事件を起こした花魁をめぐって、17人の登場人物(女将、女衒、幇間、船頭、客 etc.)が、その花魁のことをそれぞれ一人語りで語る、で書いた人は、松竹で長く歌舞伎の演出とかしていた女性。本の紹介を読んでちょっと面白そうかな、と思ってたら、ちょうど友人からこんな会のお誘いが。
全17人分はとても無理、とそれでも2時間以上かかって、8人分を交互に。三林京子さんがすごいよかった。男女を分けてやるのかなと思ったら、三林さんは、男性パートの語りも。そうか女優さんでもあり落語家さんでもあるので、お手のものね。あんなにするするときれいな「ありんす」言葉、語ってくれる人ほかにいないかもでした。
で、どんな事件が起こるのかけっきょく臭わせるだけで分からないので本を買って帰った(思う壺?)。8人分でもそれでも長くて半分ぐらいに台詞削ってあったので、話が飛んで「?」だった部分も氷解。なかなかおもしろい本でした。
11/18 内幸町ホール
瀧川鯉斗:ブラックライオン?
瀧川鯉昇:千早振る
柳家喬太郎:心眼
柳家喬太郎:いし
瀧川鯉昇:御神酒徳利
「ブラックライオン」枝雀さんが、英語落語でやってた「ホワイト・ライオン」の変形かな。なんか、この人も「タイガー&ドラゴン」の長瀬を意識した髪型だったような記憶、去年から多い^^;)
「千早振る」、いままで聞いた「千早振る」のなかで一番おもしろかったかも。いい間!
「心眼」私の嫌いな暗黒バージョン。登場人物みんな性格悪くてどうしようもねえ。
「いし」シュールな新作落語。喬太郎さんらしい。オチがなあ、予想のうちなのがもう一歩。
「御神酒徳利」ストーリー展開的に、あれそうだっけ、他の設定の方が納得しやすいかもと思ったところもあったけど、たいへんいいお出汁の出た一席で満足。
今回はなんといっても、鯉昇さん再発見。俺が俺がの押しつけがましさもなく、よく練れたベテラン、上手くていいわあ。と、次回もこの二人会ゲット完了!
下北沢本多劇場で11/13。余したチケットあるよ〜に、すぐ行くとも!
立川笑志:堀之内
春風亭昇太:唖の釣り、時蕎麦、寝床
「堀之内」、境内でお弁当ひろげて(お弁当じゃなかった)た場面が、次の瞬間いきなり隣のうちにワープ!?なんかへんだったぞ。二枚目を十何年!やっていて、来春真打ち昇進らしいけど・・・。危なげはないけどあまり笑えない・・・
以下、昇太さんが「バカ」をキーワードに3本。古典だったのもあり、いままで聞いた中で一番楽しめた。気合い入っているね〜。と見直して、また行きたいけど、昇太さんもこれまたチケット取るのたいへんなのよね〜。
「おしの釣り」は、この前、花緑さんで聞いたときも思ったけれど、この与太郎はこすっからい、けっきょく八兵衛さんの方がアホなんだな、かしこ仕立てのアホがばれる噺?
「時蕎麦」は、相棒の阿呆に、数の勘定をどうごまかしたのか理解させるところをメインに。なるとだの、器だの、蕎麦の腰だのは省いて吃驚の展開。
「寝床」は、殺人兵器並の強力さになった義太夫。旦那は腹で吸い付いては虫類のように蔵の壁をずり上がるは、
義太夫を愛するアンツルさんが聞いたら泣いちゃうね。強力でした!
10/27日だから、これまた冷蔵庫の隅で忘れられてひからびたなんとかみたいなエントリー。記録として・・^^;)
まずコント。この3人会は、いつも最初に「携帯電話切りましょう」の寸劇を3人で行うらしく。医者:喬太郎、顔色の悪いすね毛の濃そうな看護婦:喜多八、患者:白衣もナースの衣装も入るものがなかったので歌武蔵という設定で、診察中に携帯電話が鳴ったらというような・・・。しか〜し、落語に入ってしばらくしたら、わたしの隣のおっさん、ばんばん着信音が、やれやれ。なんのための寸劇だかね〜。
三遊亭歌彦:反対俥
柳家喬太郎:禁酒番屋
三遊亭歌武蔵:煙草の火
柳家喜多八:宮戸川
今回の喬太郎さんの人外(non human)キャラクターは、卑屈な目蒲線と過去を忘れた目黒線♪
「禁酒番屋」は聞くの2回目かな、お手の物って感じ。
歌武蔵さんははじめて、元お相撲さんなのででかい。喬太郎さんのお腹が小さく見える^^;) 角界の谷町、落語界のお旦のまくらから。安心して聞ける。
もう一人、喜多八さんもはじめて。これが有名なひ弱キャラなのね。正統派。宮戸川の最後は、この前の花緑さんの逆転工夫オチが面白かったかと。
地球温暖化に逆らい、冬気分を盛り上げる鍋三題。
新橋の居酒屋で京風おでん。
地元の小料理屋で湯豆腐。
句会のお題がスキヤキだったため締め切り前に慌てて、自宅で久しぶりに南部鉄のお鍋を引っ張り出しての一人スキヤキ。コレステロールは美味い♪ 投資の甲斐あって、少し句会の成績盛り返す・・・前回が最低だったの〜(泣)
ビリヤニ満腹〜っ♪ 日比谷線にえんえん乗っていれば入谷、この前、昼間に行ったときに殺風景でびっくりした鷲神社(おとりさま)へ二の酉見物へ。言問い通りと国際通りの角、こっから神社で歩道全部がぎっちりがっちりみっちりの渋滞。さすが本家本元!
入口まで30分はかかったような・・・
熊手を返すのは、車道側に受取所、おじさんは、たぶんこれトラック荷台の上、そのまま運び出し。
大鳥居の下、両側から、バイト君がぶんぶんお祓いするなり〜。なんしろ渋滞しててひまなので、ぼれぶけ写真量産。
おお、境内に入れば、それはゴージャスな光りの世界。なんつ〜か景色が「荒事」の豪華絢爛かつ沈んでてなかなか。
マイクロソフトさんもお買いあげ。これこの店では一番大きな熊手だけど、隣の店の製薬会社のは、なんとこの4〜5倍でかかったぞ!
あとは、写真多数・・・大杉・・・
↑700円の熊手。700円でも金箔付きはえらい。
2時間ほどして最初の交差点に戻ってきたら、やさしい声・穏やかなものいいで歩行者やタクシーに注意続けてたお巡りさん、すっかりキレて、とげとげ声になってたよ。やっぱりな〜。
落語が夕方終わったので、ちょうどいい! 土日祝日限定のビリヤニにありつくチャンス。
この日はチキンビリヤニ。ルチとはまたちがったおいしさ、これは<うんまい>♪ しかし、ゆで卵の黄身を下に飾るんだね。
二人だったので、ビリヤニとミールス(定食)ひとつずつ。かなり苦しい・・・4人ぐらいいると楽かも。
個室、あるいは玄関の外から、築地本願寺が見える、タージマハールみたいにゃ〜。
11/23、築地の場外にあるパレットクラブで、古今亭菊六さんの落語会。そう、ここは前に川端実の絵を見に行ったスペース!?
イラストレーターの原田治さんがいろいろおもしろいことやってお楽しみ中。お楽しみを分けてくれるところが、さすが粋な大人で、今度は落語のお旦とな。
前座は、柳亭市丸・・・ごめんなんだったか忘れたぞ! 生きはよかった。
古今亭菊六:初天神、お見立て
79年生まれなのにえらい本寸法の古典派でびっくり。さすがにまだ「味」だの「フラ」だのとは行きませんが、かなり期待できるかな。ちょっと長丁場息切れしたか「お見立て」の最後の墓参りのシーンが構成がいくぶん雑だったような気もするが、おもしろかった。志ん生さんの弟子の円菊さんの弟子ね。
もちろん、ちょっと早くいって場外お散歩も。
といっても、休みの日に開いているのは観光寿司屋ぐらいなもので
コーヒー豆屋さんが始めたばかりらしいコーヒースタンド。奥の椅子席コーナーで一服してたら、前側の店と後のコーナーの間を、ターレットが通る!というステキなシーンを・・・・録りそこなったのだ、残念^^;)
アラビア社の廃盤、ブラック・パラティッシュのスープ皿を買い足し、2枚♪
いえ、これ以上は増やさないけど、増やさないつもりだけど・・・。
ちなみに、この頃気に入っている朝食技。ドライマンゴーを刻んで前日の夜にヨーグルトに混ぜとくと、朝にはやわこくなってマンゴープリンっぽい物体に。
エントリー大棚ざらい4つめ^^;)
べったら市にいったのはこれの帰りでした。清澄から、大川を渡ってバスに乗ってみた時だった。
タカイシイギャラリーでやっていた写真展がぜひ見たかったというのは・・・。
以前に、都築響一さんが雑誌で紹介していた、驚愕のチェコのアマチュア写真家の実物がやっと(ドローイングも、カメラも)日本で展示。
手作りのカメラ・・・。ぼろぼろのカメラというより、ゴミで作ったカメラ、というかゴミそのものがカメラ。トイレットペーパーの紙筒に百円ショップの虫眼鏡をくっつけたみたいな・・・がすごかった〜。もうボロボロ、ばっちい、穴詰まってる! ほこりとか泥汚れみたいな塊、まじっすか!? と、こりゃ書いてもなんのこっちゃだろうな、とは思いつつ・・・
で、撮されているのは、はっきり言って「覗き、盗撮」のそのへんの女性、若い子からおばさんまで、歩いていたり、水着でひなたぼっこしていたり、あまりのカメラのボロさ、現像のむちゃくちゃさ、保存の悲惨さに、味わいふか〜いポエジーいっぱい・・・に、確かになってました。でも、実物で見ると、印刷物で見たときと違って、やっぱりねえ「欲望」がぼろぼろの中からも立ち上ってきて噎せた。あまり気持ちのいいものじゃなかった。
MOTで10/27〜2008/1/20。
ということはですよ、これも行ったのは10月だ。在庫一掃エントリー3つめ、とはいっても、なんかねえ、あんまりこれと思った作品がなく、記憶があいまいかも・・・・。
森美のクロッシングの方が、職人的に仕上げのすごい作品が多くて見てて楽しかった。なんかわたしの苦手なタイプの現代美術「こんなん考えました」「それがどうした」というのを久々にたっぷり見てしまったような気がする^^;)
エリカさま百態みたいなのも、アイドルで金かけてスタジオでそれがどうした・・・・と。ファンは喜ぶかもだけどなあ。澤田知子の方がおもしろいし・・・みたいな〜(笑)。
これも10月の持ち越し!
地元のミニミニ寄席10月の会。といっても、前売り券売り出しの時にちょっとだけ油断したら売り切れ、当日券で。その前日に3ヶ月後の次回の前売り券を買おうとしたのも10時15秒ぐらいには電話繋がったのに売り切れだったよ〜! 「手遅れ医者」か!? (あまり席がキツイという不満も――やっぱり!――多く、詰め込む人数を少しだけ減らしたのかも)
ともあれ、
花いち(?):牛ほめ
花緑:宮戸川
談春:鰻の幇間
花緑:天狗裁き
「牛ほめ」は飽きたなあ・・・なんか井心亭にいくと数回に一回はへたな「牛ほめ」を。
「宮戸川」オチを男女逆転させたのが工夫っちゃ工夫。
「鰻」ぜんぜんかわいげのない幇間、だから野幇間しかできない奴といえばそうだけど、そういうのは理屈に落ち過ぎかと・・・。もっとまぬけ型幇間で聞いてて楽しいのがいいな。
「天狗さばき」上方噺で、じゃあ、鞍馬山の天狗は、東京だと高尾山に移すのかなあとぼんやり聞いていたら、「我こそは高尾山の」と言ったとたんに最前列のお子さんが「昨日いったところだ」と大きな声で。場内大爆笑で立て直しまでなかなか四苦八苦。芸人さんはたいへんだねえ! 前にも花緑さん、この会でおばさんにいきなり突っ込み入れられて目白黒してたな。
おっと、10月の末の書き忘れを12月に!
記録だけ。雨でチケットもぼろぼろだ。
毎年恒例、秋の阿佐ヶ谷JAZZ STREETに2日目の10/27日曜日。
パスポート券で入れるパブリック会場を4つ台風の中かけずり回り〜♪
●細田工務店:原久美/E DES!(エ・デーシュ)
ボサノバだけ、昔のニューミュージックシンガーソングライター×歌謡曲まじりっぽいの。
●産業商工会館:「エッセンシャル・エリントン」渋谷毅(p)・松風紘一(b)・峰厚介(ts)・大岡大祐(tu)・林栄一(as)・外山明(ds)・清水秀子(vo)
不思議な動きを見せる外山さんから目が離せないぞ!
●阿佐谷 聖ペテロ 教会:池田篤(as)カルテット 佐藤恭彦(b)・広瀬潤次(ds)・小浜安浩(ts)
まっとう
●河北総合病院 看護専門学校講堂:金子亜里沙(p)ニューカルテット ・竹内郁人(as)・池尻洋史(b)・矢嶋正義(ds)
クールあるいは、ひどくつまらなそうに演奏、いえ、音はまっとうなんですが。
で、ご飯を食べてから、
●阿佐ヶ谷MIX で井上JUJU博之(sax, fl)・野本晴美(p)のデュオ
のはず。この記憶ほんとかな〜?
今年は、人間ジュークボックスの「タカパーチ」さんを見かけなかったけど、嵐でやめちゃったのかな。ほか野外の会場もいろいろ中止や短縮だったらしい。