|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今朝、井の頭公園で初のホーホケキョを聞きました。薮のなかなので、ウグイスちゃんは写せなかったけど。で、上はもう少しほころんだ西園の河津桜。けっこう咲いているように見えるかもしれませんが、今週末ではまだ早すぎます。だって、
保母さんの頭の上の、ほんのりピンクの点が見えるか見えないか、というところ、まだ0.1分咲ぐらいですゆえ。
鳥のほうはすっかり春で、ホーホケキョに加え、カワセミがカップルで騒ぎ廻ってたり、
カイツブリは、なんやら複雑な♂♀関係らしいんですが、やっぱりカップリング完了。
エナガは巣づくり開始(なんだか綿毛を口いっぱい集めているのが分かるかな)。
んでもって、カラスもね(これは、なんかのコードかヒモ、ともかく人造物)。
てな、感じ・・・・
カワセミのすごい写真ブログ発見。ここまで撮れるのねえ、500mm×1.6倍かな、大砲と三脚なのかなあ、と思いつつもうらやましい。特にホバリング!
ゴス&バットシェバのあとで、六本木ヒルズでやっていた「CONTACT」というのを見に行った。
イギリスのUnited Visual Artists というメディアアーティストグループの作品で、ステージに上に乗った人の動きに反応して、足の下のスクリーンにいろいろな動きが・・・・
「文学の触覚」に出ていた作品群に似たタイプだけど、こっちの方がぜんぜん出来がよかった、ただし吹き抜けで寒すぎ!
バットシェバの前に寄ったのが、横浜美術館の「Goth ゴス展」。ゴスロリのゴスです。日本3、海外3の計6組のアーティスト。
メキシコのDr.ラクラのがおもしろかった。立体のゾンビじみた作品がシュヴァンクマイエルっぽいのと、平面は、永井豪の引用だったり、浮世絵に描き足してあったり、わけわからなくて面白い。「ぎゃっ、アルチンボルドの肖像画をほんとうにブツで作ってある!」と思ったらタイトルが「合羽橋の肖像」で、なるほど、食品サンプルね、賢い!これなら腐らない!
性転換していく痛い痛い自分の肉体を撮った「ピュ〜ぷる」のも強烈だったけど、禁じ手のような、ま、アートだからいいわけですが、白いウェディングドレスに行き着くっていうのは、あまりに陳腐だけど、それも計算のうちかな。
うーむ、でもぜんたいに、もろにゴスロリの皆さんを写した写真作品以外は、全体の「ゴス」なコンセプトはなんなのか、よく分からず仕舞いかも。
雪の日だったな〜。
久しぶりにダンス。イスラエルの「バットシェバ舞踊団」を神奈川県民ホールで、2/3。
東横線の車内でビデオが流れてたのね。
11年ぶりの来日だそうで、わたしは初めて。演目は日本初演の「TELOPHAZA(テロファーザ)」ステージいっぱい35人の群舞が圧巻。でも、ユニゾンの鋭さや綺麗さで魅惑すると言うよりは、それぞれに別々に動いていてパワーを感じさせるという、難しそうな構成。服装もいっけん、普通のカジュアルな服だし、体系的にも、ぽわんぽわんあり、短足ありとばらばらで、見た目的にもとぎすまされた感は出さず、見ていて楽な?ダンスでもあり、でもすごい高度なんだろうな・・・。
大きなスクリーンを4面ならべて、ステージ上でダンサーがカメラをもって写したものを流したり、スクリーンのすき間から出たり入ったりの演出もおもしろかった。また、見たいグループにリスト。
ただ、一緒にその場で立って踊れっていうのはねえ、椅子をあげて狭い空間でくねくねするのは大変だし、よっぽど、自意識をぽいっと捨てて踊りまくってた数人以外は、ちょっときつかったと思う。
また新たな保存食に手を出して。
麹に3割ほどの塩を混ぜただけの塩麹の床です。ご飯もまぜる「三五八漬け」の方が発酵は簡単かもしれない、検索してもいっぱい出てくるし・・・とは思いつつ。一回失敗(麹が古くて力がなかったみたい)、これは2回目。
カブ、セロリの野菜部門と、豚肉部門の二つに分けて漬けてみたらね、おいすぃ〜♪
↑3日ほど漬けて、ネギの青いところをのっけて蒸しただけ。あ〜、さらに肉そのもののグレードをアップしたら絶品にできるかも。
床はだんだん減っていくので、第2弾を育てはじめたところ。冷凍の麹からやっているけど、酒屋さんに「生麹入荷」(お雛様の甘酒用かな)と書いてあったな、あっちの方がさらにいいんだろうな。
「もか」が亡くなってしまって、遅きに失したですが、ネルドリップに変えました。
なんだ、ぜんぜんややこしくないやん、もっと早く変えればよかったよ、と反省。
お味は、雑味がへったような気もしますが、まあ、それほどの舌でもないので、気は心、あくまで当社比ね(笑)。すくなくとも、豆の味を引き出してあげているという安心感が増した・・・
現在、毎日のレギュラーにする豆を求めて、彷徨い人となっておりますが、これは、
ayanoさんにいただいた、やなかコーヒーの「ラ・アウローラ グァテマラ産 ロースト8」かなり好みです。いろいろさまよって、苦みが深くてかつ甘みもあって、酸味が少ない、焦げ臭はいらない、ミルクたっぷりでもOK、たぶんガテマラ主体が一番好き、という自分の条件がだいぶ見えてきたところ、これはかなりぴったり♪ ありがと〜♪
「もか」さんのもそうだったんだけど、豆の表面にテリテリしたツヤがあるんだよね(お店によっては、同じガテマラでも、かさかさのマットに乾いたタイプもあるし)、煎り方の差かと思うんだけど、どういうことでしょうねえ・・・なんて追求始めると、自分で焙煎になっちゃうからな、やばいな・・・でも、保存のことを考えると、生豆ちょっとずつ煎った方が・・・なんて。
「土風激しゅうして小砂眼入す」。昨日買ってきた50mmのマクロを持って、花でも探しに・・・と思ってたけど寒すぎ。家のなかで遊ぶ、結露もすごいの!
ツユひとつひとつに、外で寒風にいたぶられているベランダのレモンの木。
フジヤカメラに行ったら、オリンパスの E3は、12-60という魅力的なレンズセットで、なんと25万切り! ほかのメーカーのフラッグシップ機と呼ばれるのに比べると激安では!?
うーん、公園までいって2時間6000歩歩くだけなら、あの重さでも耐えられるのでは・・・などと、いけない妄想が・・・ まあ、ともかく来週プレゼンの仕事が取れましたら・・・
めずらしく地元で胃袋が5つ揃ったので新規開拓&バカ食いのチャンス。麻婆豆腐が絶品だという武蔵境の四川料理「好好」へ。20年もやってるんだって、隣の駅なのに知らなかったよ〜、と〜っても存した気分ヨ。
写真がぼけてますが、冷製盛り合わせ(肉、内臓系、山椒のソースが劇ウマ)と空豆(不思議香りつき)と野菜の酢漬け。中は、おお、そうくるかっという味だったレンコンの揚げたの。一番下の料理はコラーゲンたっぷりの煮こごり・・・豚のほっぺだったかな。
ラムの水餃子、ハオ♪ 噂の麻婆豆腐、ハオハオ♪ 麺がちょっと不思議でしょ、下の写真とどっちかが黒ごまの担々麺でどっちかが、アヒルの塩卵であえたの、ハオハオハオ♪
↑たぶんこっちがアヒルの卵だな。
↑ショーロンポウ♪
↑ワタリガニの肉詰め蒸し、黒酢かかってます。店中べたべたとメニューが貼ってあるので、あっちこっち見回すたびに眼が吸いつて、あれもこれもとくらくらしちゃうのだ。
ビールから、瓶だし紹興酒に移って、白酒までいって、杜仲茶いただいて一人5000円弱だったかと。
行く前にネットで調べると、無愛想だの、客あしらいに問題がとか書いてあってびびりましたが、ぜんぜん普通、ムーモンダイ。もう一軒行ってみようかと検討したA駅の台湾料理Nのマスターに比べればぜんぜんジャントルなエンジェル^^;) 多少健康オタかもしれない、でもぜんぜんOKの範囲内、むしろおもしろい。さてさて、また行きたいんですが・・・
※A駅の台湾料理Nは、閉店したという噂です・・・分かる人には業務連絡。
2月2日 昼の部
「小野道風青柳硯 柳ヶ池蛙飛の場 」 梅玉 三津五郎
「菅原伝授手習鑑 車引」 橋之助 松緑 錦之助 亀蔵 ○(亀蔵さんが◎)
「積恋雪関扉」 吉右衛門 染五郎 福助 ◎(福助さんにもひとつ◎)
「仮名手本忠臣蔵 祗園一力茶屋の場 」 幸四郎 染五郎 高麗蔵 芝雀 ○
なんと、お財布を忘れて途中で家に戻ったので「小野道風」を見損なった! カエルちゃんだったのに、悔しい^^;)
「車引」は、金棒引きの亀蔵さんが、非常に立派。顔も浮世絵の役者絵みたいな見事な役者顔だし、声もよく通って深みがあっていいなあ。贔屓としては亀蔵さんに梅王丸をやってほしいとまで(笑)。逆に2日目だったせいか、橋之助、松緑さんとも、もう一歩大きさが出てなかったぞ。牛車の牛の足がかわいくて、上の藤原時平公の公卿荒れを双眼鏡で覗いている間に、どうやって牛が引っ込んだのか見損なってしまって残念(少し広角の3倍のオペラグラス用意しました)。
「積恋雪関扉」が今回の白眉。吉右衛門さんのおどけた踊りから荒事までももちろんお見事だったんだけど、福助さんの桜の精が、この世のものならぬ美しさ&色気ではげしく萌〜。なんだかこの頃いいぞ! 福助さんいまはげしく上がり調子ではないかと。(この演目は、六歌仙というものについて、調べ直すこと>自分へ業務連絡)
「仮名手本忠臣蔵 祗園一力茶屋の場 」は、ふう、歌舞伎の演目の中で一番繰り返して見ていると思う。幸四郎 の由良之助は、吉右衛門さんよりなんだか生い。もちろん、うまいんだけど、好みとしては吉右衛門さん。染五郎の平右衛門は、確かに実際にいたらそんな身の軽い若者だったんだろうけど・・・、なんつーか、役としてのタメとか膨らみが足りず。さらさらしすぎかな。これはねえ、ちょうど一年前に見たのが吉右衛門、玉三郎、仁左衛門のベスト版だったからね、しょうがないや。
夜の部は今週末♪
来月の仁左衛門さん+福助さんの「郭文書 吉田屋」も3Fとはいえ、もちろんゲット。
4月の演目と配役が、すごくすごくいいので、チケット取れるかいまから気をもんでいるのだ。久しぶりに1Fに降りた〜い!!
Bunkamuraの「ルノアール+ルノアール」展にあわせて6Fのル・シネマでは「ジャン・ルノワール 映画の世界」として7作品を上映(1200円)。〜2/22。土曜の午後でもけっこう空いてた(となりの週刊誌ネタで「おばさま悶絶」の「色戒」が混んでるぞ)。
ジャン・ルノワールの映画をちゃんと見たことがないというのが、長年のコンプレックスになっていたのは、ん十年前(つまり体験値がまだまだお子様の時に読んだ)『映画千夜一夜』で熱く語られてたとか、おなじく開高健か誰かのエッセイで、「ゲームの規則」のエリック・フォン・シュトロンハイムの異様な<眼>について印象深く語っている文章があったとか、たぶんそんなことでしょう。で、ともかく見なくっちゃ話にならんね! まず2つ。
どちらもおもしろかった♪
「大いなる幻影」(1937)は、えっ「大脱走」にこんなにオマージュされてましたか(言い換えれば引用=パクリですか!?)というシーン多数。全体の流れや画面の美しさもあるけど。若い!ジャンギャバンの掘りたてのジャガイモのような魅力、とか、やっぱり一回見たら心に焼き付く<シュトロンハイムの眼>とか、見所多数。
「ゲームの規則」(1939) 悲劇の元になる小間使いのルゼットかわいいぞ。上流階級の退廃欺瞞暇つぶしのなかで「本気」になっちゃいけないよ、というルール。プルーストからつながってくる世界だなあ。
ほか、アテネ・フランセとフィルムセンターでも、ジャン・ルノアール作品の特別上映有り。あとせめて「黄金の馬車」と「ピクニック」は見ておきたいんだけどな。
「ルノアール+ルノアール」展は未見。お父さんの方や梅原龍三郎の良さがわかるには、もうちょっと大人にならないとだめかも。
すでに何度か登場の、ひとりぼっちのヤマガラ君。シジュウカラの群れとも離れて、ジュージューさえずりまくっているけど相手がいなくてかわいそう。
わたしの頭の上に飛んできて、誘ってくれるのはうれしいけど、だめだって(笑)
あんまり近かったので、つぶらな瞳のぬいぐるみのクマみたいな頭もばっちりアップ。
シジュウカラのお嬢さんを一羽捕まえて、オレンジ色に塗ってあげたい!?
2月14日のバレンタインデーに喬太郎独演会@中野ゼロ小ホール。屈折して〜る・・・^o^;)
いえいえ、瞬時にチケットが売り切れて手に入らなかったもの、直前に某所よりお声がかかり、嬉しいバレンタインデーとなりました。
前座は、柳家小ぞう。喬太郎さんの弟弟子=さん喬師匠の9番目の弟子(全部で10人らしい)で「真田小僧」。うーん、けっこう真田小僧の子どもの表現は難しいし、第一この噺けっこう長いぞと思っていたら、ちゃんと間も取れてたし、全体にまあまあ聞けるでき、高座にあがって1年でこれなら立派でしょう。途中できれいに切って終わる型もあるのね。このまま素直に伸びれてくれればけっこういいかも。
喬太郎さん一席目は「白日の約束」。「白日」はもちろん3/14のホワイトデー、当然、屈折した登場人物。長いまくらから、毎度の快調な創作落語。CDの販売促進におなじみ「ホテトル音頭」「イメクラ音頭」も入れ込んでサービス。
今年の夏公開の「落語娘」(ん、何匹目のドジョウ!?)という映画で主演のミムラに落語教えた話(送ったビデオの喬太郎さんの間違いもしっかり覚え込んじゃったんだとか)と、来年の大河ドラマ「坂の上の雲」の秋放送分(!)のにちょこっと出演した話、など。
中入り後、女性お笑いボーカルユニット(?)「ねこマジ」さん。フロントで二人が歌い、キーボードの人もちょっとコーラスも。
白い手袋はめて「わたしはエレガ(エレベーターガール)」、三揃えの男に弱い女の「スリーピースの男」、ジャジーな「じゅげむ」。歌唱力文句なし、しゃれているところもOK。ただ、衣装と歌以外パフォーマンスがもう一歩はじけてくれるといいな、歌ももっと毒気するどくていいな、ちょっと半端かもと。ただひたすらに「カイジャリスイギョ・・・」と歌いつなげていく「じゅげむ」が一番おもしろかった。
ラストの喬太郎さんは「お節徳三郎」を通しで。前半の「花見小僧」部分は、のりのりで楽しく。会場の外でなにやらバタンバタンと大きな音がし続けて、みんなが気になってくるところで、さっと噺の中に「お向かいの店で大掃除なんです」と織り込んじゃう機転とか(一回そう片を付けてくれると、ばんばん鳴り続けてても気にならなくなるから不思議)、「強情灸」もちょっとサービスとか、スピーディで鋭いノリとフラが気持ちいい。うんうん、これこれ♪
しかし、後半の「刀屋」部分は異議あり。いきなり、べとべと湿気の高い演じ方になって、前半とバランス悪かったし、わたしはなによりベトベト演じる落語は大嫌い(笑)。刀屋のおじさんの「人生はお茶漬けさ〜らさら」が好きなのに抜かされちゃった。橋の上でのやりとりも長くなってじっとりしててやだなあ。最後、あれオチの仕込みは?と思ったとたん、なんと心中成功・溺死させちゃったのでびっくり。確かにきれいなラストシーンだったし、オリジナルのオチは、今の時代に通じないということはあるけど・・・殺しちゃうとはね・・・やっぱりバレンタインデーに恨みありますか、ひねくれ者め!
「いるよ〜」と聞いていた、頭の黒いアカハラ♂じゃなくて、♀の方に遭遇。
ミチバシリのように走り回るは、飛び回るは、枯れ葉にもぐっちゃうは、地味だは、でレンズに捉えるのがなかなかたいへん。背景を考えるどころじゃないっ・・・
ツグミとおんなじところで、盛んに葉っぱをひっくり返してお食事。どちらも縄張り意識はそんなにつよくないらしい。声はシロハラと似ているけど、シロハラはいばりんぼうなのでずいぶん違うのね。
モズのお嬢さんのポートレート。♂の黒い筋がはいったラスカル顔の精悍なのも見たいのだけど。
で、帰りに気がつくとエナガの群れの中、ぜんぶひっくり返った写真なのでガナエ〜っ^^;)
さよならニコン。本体4台、レンズ10本ぐらい減らしました。買い取り価格はとほほのほ。
ポイントがちっと貯まって、しかも今月の26日までに使わないと無効になっちゃう。というわけで、またレンズを買うわけで、なんにしようかな。
50mm(デジタルで倍になって100mm)のマクロで春の花の季節に備えましょうか。
近美から工芸館へ移動。展覧会は〜2/17。
藍の染め物や茶碗から、一部屋いっぱいの巨大な金属彫刻まで作品の幅は広く、「アートなのか、工芸なのか」という考えてもしょうがない疑問は放っておくとして、こっちの方がまとまってて、展覧会としてはおもしろかった。
?見澤英子さんというガラス作家の作品が、欲しい度高い! いえいえ、わたしの部屋には繊細すぎるからやめておいた方がいいんだけど、たとえば「雪の女王」を実写版の映画にするとしたら、ぜひインテリアを手がけて欲しいような華麗な作品。
会場の隅々に実物大のリアルな植物をしのばせる須田悦弘さんは、今回も、あちこちの窓枠の中とかにリアルな枯れ葉を、ただ、少々、この芸風は飽きたかもね(笑)。
北側宏人の立体アニメ的な彫像は、うーん、いいですかねえ? なんか選ぶ側が「王様は裸だ」的に「現代を表現している」から評価しなければいけないのだ、という強迫観念に囚われていないだろうか。特におもしろいとか、すぐれたとか思われず、わたしが感性古すぎるかな・・・
※写真はもちろん、内容と関係なし。ちらしをなくしちゃったのです。アールデコなところが、ちょっと工芸館ぽいかなと。
竹橋の近美で〜3/9。
「現代美術にみる自己と他者 Self/Other」がサブタイトル。
なんといっても「めまいした」のは、やっぱり草間彌生さん。大きなペイント作品は視覚的にくらくらするんだけど、「冥界への道標」という、銀の靴を貼り付けた立体的な作品はもう「ぐらぐら」、すごい強力。
あとおもしろかったのは、高峰格の「God Bless America」、巨大な粘土像を変化させながら、ずっと同じ部屋で生活しているカップル、カメラを1点に据えて、何日分を8分に駒落とししたもの。展覧会のテーマとのつながりはちょっと「?」だったけど、おもしろくって、通してみちゃった(かえってビル・ビオラの長いのは、こちらの辛抱が持たず)。
キム・スージャの「針の女 メキシコシティ、カイロ、ラゴス、ロンドン」。雑踏のなかに制止して立ちつくす女性(作者?)を背後からたぶんカメラを隠してとったビデオを4都市、4面に映写。無視&気がつかないロンドン、周りに集まってきて指さしたり、突っつき廻しそうな勢いのラゴスまで、国による反応の差をおもしろ見せる。東京も無視だろうな、忙しいと書いて心を忘れる!? 経済的に発展した国ほど人に対する好奇心が弱い。
展覧会としてはちょっと弱い・・・か、年度末感ただよう。
昼の部 12日
「猩々」 梅玉、染五郎、松江 ○
「一條大蔵譚」 吉右衛門、福助 ◎
「傾城浜真砂 女五右衛門」 雀右衛門 、吉右衛門 △
「新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎」 幸四郎、染五郎 、錦之助 ○
「鳶頭」 團十郎 △
夜の部 26日千穐楽
「鶴寿千歳」 芝翫 、富十郎 ×
「連獅子」 幸四郎、染五郎 ○
「歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜」 團十郎、梅玉 、福助 、孝太郎 、左團次 、芝翫 ◎
やっと南禅寺の山門の舞台も見たし、長〜〜〜い毛を振り回して踊るお獅子も見たし、なにより助六&揚巻も見たし、と、やっと歌舞伎見の幼稚園年少さんから年長さんへ、ぐらいの経験値になったかなと思いたいところ・・・。まだ見ていない演目をどんどん潰すこと、そして、同じ演目を何回見られるかというのが大問題、時間とお金がね〜。
しかし、雀右衛門(88歳かな)の傾城さん、う〜ん、一晩二晩水につけてもうちょっとふっくら戻した方がいいぞ、と思ってしまうのは、まだまだこちらの修行が足りないね。いえ、双眼鏡を使うという悪癖をやめればいいのは分かって居るんだけど、3F席は遠いいといえばあまりに遠く。もうちょっと倍率を落としたオペラグラスにしようかな。
地元、三鷹のタイ料理エレファントキッチンさん。もちろんランチは毎週通っているのだけど、夜三鷹まで来てくれる人はなかなか少なく・・・久しぶりに夜の部。ただし、室内は照明落としてあるのでやっぱり写真は残念な写りですが・・・(おや、新しい紹介ページ発見)
豚のラープ、ラープラブ♪ 挽肉だけだと自分でもそれなりにまねできるんだけど、内臓や軟骨?を入れて複雑な味まで持っていくのは無理なのだ。もち米とあわせて指で食べるのが私のお約束。
3つめは、エビと春雨炒め。(この間、電車の中でカップルが、白滝と春雨とビーフンについて非常に混乱してておかしかった。ダイエットのつもりで春雨どんどん食べて太っちゃったらしい!!)
ミンチ載せ揚げパン。ぜったいおいしいと言うことは知ってたんだけど、あまりに危険な高カロリーでいままで手を出さなかったのですが、ついに禁断の味に踏み込む。シンハービールが喉に飛び込む飛び込む。
トムヤムガイ(鶏のスープ)〜〜〜〜っ♪
最後の写真は昨日、2/14の日替わりランチ。揚げた白身魚のスープ。ハーブたっぷりでちょっとすっぱいスープで、うまみ爆発&野菜たっぷり! どうやったら、白身のお魚があんなにウナギなみのリッチなお味になるのかいつも謎!?
バレンタインデーということで、チョコレートがサービス。「エリカの」って、お菓子屋さんに疎いのでうちに帰ってからぐぐりました。いただいたのは、ここのマ・ボンヌですね、さすがの選択、おいしかった♪
東西落語研鑽会のあとで、友人と有楽町の・・・お店の名前が不確かですが、たしか「西安」と。刀削麺が名物のお店。ずいぶん久しぶりなんだけど、お目当ては、「羊肉泡[食莫](ヤンローパオモウ)」この自分でパンをちぎってちぎってちぎって、羊のスープをかけてもらって食べる奴。やっぱり冬においしい♪ 考えたんだけど、パンもスープも冷凍可能では? セット売ってくれないかな。
香菜が足りなくなるといけないので、香菜サラダもとって万全を期す。あと、ショーロンポウも食べたかも。って、これだけならそんなに罪深くはなかったんだけど、落語会の間にコロッケパンを食べたので、かなり食べ過ぎ、そうとうハイカロリー。
お茶やお漬け物ほか食べ物以外で買いものは、天神さんでめっけた水滴。ネズミ?ネコ?キツネ? まあよくわからない動物で、耳がちょっと欠けてます。手のひらサイズ。
中国のだから清あるいは近頃のレプリカ。
錦で買った京野菜シリーズの手ぬぐい。お土産に重宝で、自分の手元に残ったのはこれだけ。
桂離宮の売店で、オリジナルマグネットだ(笑)。釘隠をデザインしてますが、この釘隠、実際にはどこにあったのか見つけられなかったな。
ほか、イノダコーヒーのおふきんとか、お線香とか・・・。
欲しかったのに買えなかったのが、錫のチロリ
作っているお店はお休みで、有次で、アルミ(アルツ問題の決着は?)のと銅の(酔っぱらった後でいちいち手入れは面倒)は売っていたんだけどねえ、残念。と、母カエルに訴えましたところ、おじいちゃん遺愛の品が出てきたよ♪ これはいいです、すでに味つきまくり。
と、次はこれでお燗をつけるのに、専用器具「どうこ」とかが欲しくなるわけで・・・毎度、欲望の連鎖反応^^;)
1月29日、行けなくなった人のチケットを廻してもらって平日の読売ホールに馳せ参じ!
権助提灯 柳家三三
鋳掛屋 桂春団治
あくび指南 柳家小三治
茶の湯 春風亭昇太
天下一 浮かれの屑より 林屋染丸
と、実力&人気のかなりゴージャスな顔ぶれ。
三三さんが口開けとはなんと贅沢な。
もうすっかり真打ちらしい余裕と貫禄がでて(体はガリガリ君、引っ込みはムーンウォークのようにふわりふわりしてたけど)今後だいぶ楽しみかも。意地を張り合う本妻さんとお妾さんの間で右往左往する旦那。提灯持ちの下男の権助のするどい突っ込みがとてもけっこう。
春団治さんは初めて聞いたけど、さすが大ベテラン、なんと喜寿。一部あまりに濃い大阪弁がわからなかったけど、存在そのものが落語家、たんに鋳掛屋のおじさんとまわりに集まった悪ガキの会話がのんびり続いていくだけなんだけど、ペーソスたっぷり、おかしみコッテリ&じんわり。
小三治さんは、春団治さんの映画に感動した枕から、う〜ん、どんどん間が延びてます。どこまで延ばせるか実験中なのかな。わたしにはちょと伸びすぎであった。途中であんちゃんが「(稽古をつけていただくのは)わたくしだけということで」といきなり丁寧さんになっちゃったのは、一瞬の間違い!? 目覚めましたけど。
昇太さんの「茶の湯」は、なんか筋をあっちこっちかっとばしてなかったかな。もうちょっと丁寧な演じ方の方が好きかも。笑うということでは、十二分に沸かせたけど。
で、今回の衝撃は染丸師匠(「ちりとてちん」落語指南&月一回ぐらい出演中)。あまりの衝撃に実は前の4人の高座はあまりよく覚えていないぐらいの熱演で圧倒された。上方落語は米朝一門ばっかり聞いてたけど、うーん、あれはごく品のよい、洗練された、シックな、ユニバーサルデザインな高座・・・だったかも。いえ、もちろん染丸さんのが「下品」とかじゃないんだけど、パワフルさがすごくて、ごっつう喰らった!
「浮かれの屑より」は、「from浮かれの屑」じゃなくて、屑を選り分けるの「より」。たぶん勘当された遊び人の若旦那、居候先で持てあまされて、ちっとは働けと屑の選り分けをさせられる。紙くずのなかから手紙や義太夫の譜が出てくるたびに、妄想の世界へと突入し(ダニー・ケイの「虹を掴む男」に近いかもって、こういう例を思いつく私の年って^^;) 独り芝居になっては歌うは踊るは、座布団なんか途中でさげちゃって、中腰で娘道成寺まで、あそこまで高座で動き回るのかは!?と。三味線の名手だそうで踊りもお見事。う〜ん、やるなあ! はめものたっぷりですっかり堪能。おんもしろいぞ〜、また新しいこて〜りした世界が広がっちゃうかも、危険〜♪
おまけ
ホールに入ったら青い包み紙のコロッケパンがこんもり売られていて、あっ、銀座のチョウシ屋のだ。平日の昼間しか売ってないからなかなか食べられないんだよ。平松洋子さんがどの本かな絶賛してあったから、一度食べてみたかったんだよ。まあね、揚げたてだったらさぞや絶品!冷めててもそれなりに、でありました。食べずに買って帰って、バウルーで焼いてみるべきだったか。
↑オスです、↓メスです。下のくちばしの色で区別というのがあっていれば・・・。
いま、井の頭公園はオス2羽、メス1羽いるらしく、わりと行けば見られる状態。三脚おじさん急増中。
熟年の趣味として鳥撮りはすごい勢いらしいです、やれやれ。デジカメが手頃になった、ギアとして凝りやすい、カメラが優秀だからそれなりにきれいに撮れるで、人物はなにかはばかりがあって写せないので、けっきょく鳥か花ね。と、全部自分に当てはまっててや〜ね(笑)。コスタリカとかへ鳥撮り旅行がいっぱいあるらしいや、旅行社で撮った写真をDVDに焼いてくれたりするらしい、すごいね(これは自分と境遇がぜんぜん違う)!
久しぶりにアオゲラ。
キレンジャク君。お初。
シメ、これもデフォルトかな。ちょっとお怒り気味の目つきが普段顔。
冬中、一羽だけシジュウカラの群れにまじってたヤマガラ。シジュウカラはこのごろカップル&おいかけっこモードに入ってきたので、独りもんは寂しそう。異種婚はしない・・・のでしょうね。
ゴイサギの写真をちょっといたずら、どうでせう?
前にルリ4号として撮ったチャヤルリと同じだと思うのだけど、青味が増えてる? 個体が入れ替わったのか、文字通り色気づいたのか。
昨日の朝日新聞に記事が出てました。やはり昨年の春に倒れて、一回は回復されたものの、昨年末に亡くなられたと。10日に吉祥寺で送る会があったそうです。ご冥福を。
ヤニブレンドがもう飲めないなんて!
そして、悲しい&反省なのは、きっと豆の味を100%どころか、80%も引き出して飲んでなかったのではないかということ。いい加減な入れ方であんなにおいしかったんだから、ちゃんともっともっと真剣に心を込めて入れるべきでした。復帰されたら今度こそ、ちゃんと毎日ネルドリップしようと思ってたのに・・・
お弟子さんのお店でヤニブレンドに近い味のコーヒーを出しているところはないのだろうか?
10年使った(!)エプソンのPM3000Cにお別れ、中古のPM4000PXというのをもらいました♪
意味なくメジロちゃんを打ち出してみると、おお写真みたいじゃん、技術の進歩だ〜って(笑)。
最新のはもっとすごいんでしょうなあ・・・
前のも(今度のも)A3ノビ印刷というのができるはずだったけど、インクがもったいないので、一度も使わず仕舞い、ウドの大木・・・。いっかいぐらいやってみようかな、でもA3の紙自体がじゃまなのよね。
去年の暮れに友人からお歳暮にもらった「すっぽん」。新宿の料亭のスペシャル。
野菜だけ自分で足してお鍋。上品かつ濃厚で、と〜〜〜ってもおいしかったよ with ホームメード柚胡椒♪
こころなし、翌朝お肌しっとり!?
たまに地元の魚屋さんで、生きた丸を売ってますけど・・・捌いてくれるんでしょうね、きっと。井の頭公園でも昼寝してるなあ・・・
京都「大市」はあこがれだけど、お値段がすごいので宝くじ待ち^^;)
2月に入ってまだひっぱってま、いえいえこれで終わりのはず、今回の京都旅行の目的は「もういい年なんだから、一度はいっとこう桂離宮」ですから。
参観は、3ヶ月前から往復はがきか宮内省のHPから(桂離宮の紹介や、見学コースのビデオもあり)、今まで何回か挑んだんだけど、少なくともHPからの申し込みは「きゃっ」という間(それも開始がなぜか午前5時!) 暮れも押し詰まって人気のなさそうな季節なのでやっと取れたのだ。
北野天満宮から四条に移動して、今回の旅行で一番おいしくなかった「老舗の京料理」のランチを食べて、まったくなんの変哲もない郊外の畑混じりの住宅地のなかにぽつんとある現地へ。受け付けして、待合所(土産物ショップあり)に16人ぐらいの予約した人々が貯まると、案内人さん(写真の方、肩に掛けているのがハンドマイクのアンプ)に導かれて、時計回りの1周コースへ。で、数十メートル後ろからは皇宮警察のごっついおじさんが、イヤホン付けて、ちょっと離れて着いてくるのは『京都、オトナの修学旅行』で学習済み、ああ、これかあ、・・・写真はさすがに撮りませんでした。
ふむ、あとはねえ、感動してとった桂離宮の写真多数ですが、うーむ、よい季節に撮ったプロのよい写真を見た方がいいね^o^;) 単なる自己満足であります。
写真撮影は、事前に調べてもどこまで許されるのかちょっと謎でしたが、「スナップ程度ならどうぞ」ということで・・・三脚立てなきゃスナップってことでいいかな?
&
待合い室には「橋の上と飛び石の上は危険なので撮影ご遠慮ください」と、ご遠慮地域がピンクに塗った図がありましたが、橋と飛び石が全コースの8割なので、うーむと。まあ、危険は自己責任ってことでね、足を踏みしめてスナップ撮りまくり!
全体は池を海に見立ててそれを巡る「回遊式庭園」。最初にいきなり池が見えて興をそがないように、目隠しの松。
すごいなあと思ったのがちょうどやってたお掃除。流れのなかの落ち葉をひとつひとつ「手」で取ってました。ほかもまあ、舐めるようにきれいに、お見事・・・って東寺さんとえらい違いが・・・。
このあたりは「薩摩の島津家から送られた蘇鉄(ソテツ)庭園」ってソテツはどこ? このミイラ男状態にきれいに巻かれた中らしい。
で、飛び石橋飛び石橋茶室飛び石橋飛び石飛び石(横に手水鉢)飛び石橋(横に石灯籠)飛び石飛び石茶室飛び石橋飛び石飛び石橋飛び石(横に石灯籠)飛び石茶室飛び石橋・・・と続いていくので、この手前のあたりは天橋立だったかの見立てになっているとやら。どこをとっても構図ばっちり。
この市松模様のふすまも有名。建物はもちろん上がり込むことはできないけれど、開け放ってくれているので外からのぞき込む。
引き手が櫂や矢の形にしてあったり。
全体としては渋くてきれいで統一されているんだけど、意匠はぜんぶ違って、けっこう大胆な柄が多いし。
この書院は外見のみ。まわりの桜が咲いていたらさぞや見事かと。
石灯籠も、飛び石の一個一個も凝り凝り。で、このコケが茶色っぽくなってしまっているのが、去年の熱夏の被害らしい。しっとりきれいな緑だったらどんなにきれいだろ!と想像するのみ。
ということで、きっかり1時間コース。建築史の専門家とか捕まえて一緒にゆっくりまわってもらえたら楽しいだろうな〜。そして、何より裏を返すことができるかな。修学院離宮も行ってみたいしと、欲深に。
これで、全日程終了、30分後には京都駅伊勢丹地下でいずうの鯖寿司を買って、千枚漬け試食しまくってたのは、すごいいいタイムレコードだと思うぞ。さて、今年は行けるかな京都。
昨日の朝は、雪が解けちゃう前にあわてて公園へ。なんとか、雪のなかの鳥さんを撮りたいと・・・。メジロがいっぱい!
もう「さえずり」始めてる・・・ということで春遠からじ。春節の梅。
足が冷たくないらしい、ということでは鳥はとってもうらやましい!
やっと最終日の朝となりにけり!
まずは、ホテルから宅配便で買ったものを家に送って、持って帰るスーツケースは京都駅に送って。いざ、骨董市!
目標は、北野天満宮の「仕舞い天神」。えっ、てバスが思わぬところで横に曲がっちゃったのであわてて降りて、西陣の路地をうろうろ迷って。
あちこちの町家からカシャンコカシャンコと機の音が響いててなかなかよい感じ。
【境内の部】
わきっちょからたどり着いたので、市の出ている参道を歩く前にいきなり本殿。お正月用に、ちょこまかと縁起物を買ってみて。
【骨董以外の部】
(その場で食べる屋台あり、持ち帰りようの食品あり、骨董市あり、日用品やズロースあり!)
「すぐき」にも挑戦してみたのですが・・・うーん、なんとも濃いツウなお味で負けた。あとで京都出身者に訊いたら、あれは、千枚漬けみたいにぽりぽりじゃんじゃん食べるものではなく、細かく刻んでちょびっとお醤油かけて、茶漬けなどにするものだそうで・・・、それぐらいなら、確かによいかもね。
↑「作り立てパンスト」、この写真、今回の京都旅行のなかで一番気に入っているかも。
【骨董の部】
うーんと、もっともっとたくさん写真があったのだけれど・・・まあ、いいか。
あとは、ラスト「桂離宮」でおしまいです。
なつかしグッズ入手。
「ココアシガレット」は、1951年生まれ、いまだ一箱30円でがんばってるそうです。箱は、これこれ!と思ったけど、お菓子自体は、わたしの子どもの時のとちょっと作りが違うと思う。茶色いもっとチョコな味で、紙が巻いてなかったっけか? 今のは、ぜんぶ白くてシガレットというよりチョークっぽいような。
お祭りで売ってた、ストローにねとねとを付けて膨らませる風船。ちょっとやばげなセメダインの香りがして、もう禁止物件かと思いましたら健在。プラバルーンとかポリバルーンとか、会社によって名前がいろいろ。
お昼は、錦市場へ。棒だらってこんなにでかくて高いのね。これはプロ用? 一般のご家庭でも1本買うもの?
写真がありませんが、京野菜で有名な「かね松」という八百屋さん併設の「やお屋の二かい」のランチが狙い。いっぱいだったけど、運良く向かいの「やお屋のはなれ」に潜り込めて「長寿ランチセット」。野菜尽くしのお料理もおいしかったけど、つやつやの柚ご飯が旨し♪ 隣の20代観光カップルは、もの足りなげな顔してたけど、君たちにはまだ「長寿」は早いですから。
食べ物や、京野菜手ぬぐいなんぞも買い込んでちょっと「かね松」さんで散財・・・
錦市場の近くで発見した「修道院クッキー タキノ」、酒屋さん? 閉まっていたけど、気になるお店。検索するとなかなか魅力的なお菓子がいっぱい、こてこて凝ったパティシエのケーキより、素朴な焼き菓子がすきらしいね、自分・・・ポルボロンはなさそうだけど。
商店街散策、コーヒー飲んだり〜、で四条大橋を渡って南座へ、顔見世へ。
ロビーにご祝儀が飾られてたけど、この飾り方は南座特有のものかな? 現金は抜いてあると思われ。
芸伎さん舞伎さん、桟敷にちらほらは見かけたけど、もしかすると、夜はご自分の商売があるのだから、どどっと集団で来るのは昼の部なのかもね。
東京の歌舞伎座よりひとまわり小さい感じ。内装はちょっときれい。
で、なんと4時20分〜10時過ぎまで、休憩があるとはいえ、なんて長い! 次から次からで超たいへん!
第一 梶原平三誉石切 鶴ヶ岡八幡社頭の場
幸四郎 高麗蔵 愛之助
第ニ 寿曽我対面(劇中にて襲名口上申し上げ候)
信二郎改め錦之助 菊五郎 秀太郎 扇雀 松緑
第三 坂田藤十郎喜寿記念 京鹿子娘道成寺
第四 天衣紛上野初花 河内山 質見世より玄関先まで
仁左衛門 翫雀 孝太郎 左團次
第五 三社祭/俄獅子
おもしろかったのは三幕と四幕かな。もったいないけど、疲れ果て最後の踊りは見ないで帰っちゃった。2F席は急傾斜のうえに熱気もあがってきて、くらくらするのだ。
晩ご飯、ほんとは、紫野の和久傳のお弁当頼みたかったけど、年末でお節体制に入っていてお弁当休止中、残念。というより、朝昼こってり食べておなかはちっとも空かず、パニーニでおしまい^^;)
ルリ1号、行きにいつものところ。
ルリ2号。帰りにいつものところ。ここは2羽以上いるから、同じ個体かなあ。羽の黒いところの濃さがずいぶん違うようにも思うけど、単に光の加減かも。
たぶん、この前と同じモズ♀。
ルリ3号。ダイニより青がきれいに出ていると聞いてたサカノルリちゃん、やっと発見。ひどいぶれぼけですが、色の確認のためアップ(笑)。
「この四日ほど居るんだよ、行ってごらん」と教わって、さっそくお目にかかれましたのがトラツグミ君。藪の奥の奥の方でこれが精一杯。ぷるぷる震えちゃそのそしているぞ、このヘンに羽が下がっているのはケガとかじゃないといいけど。たんにかっこわるいだけ?
ルリ4号。これもなかなかお目にかかれなかったチャヤルリ。色はまだまだだけど、きれいにさえずってたし、すごいあっちこっち飛び回って元気な奴。
というわけで、本日の鳥見はなかなか充実。
580円で見つけた、指無し手袋がカメラマン手袋として役立つはず、ピント合わせにね・・・これからは・・・
土曜に銀座に行ったら、Apple StoreにMacBook Airの実物があったので触ってみた。ほんまに軽いわ! 剛性も思ったよりしっかりした感じ、そんなに心配な感じじゃなかった。欲しいなあ・・・
でも、光学ドライブすらついてないのね。
誰のおしり、誰の足、誰の顔ってシリーズができるほど入りきらないぐらいアップにできるわけで・・・
最後のゴイサギ君は、「あれ、普段はとまらない通路のそばに」と思って寄っていったら、その距離1m半ぐらいで、三脚に据えたカメラでゴイサギと対峙しているおじさんあり! どうもカワセミ狙いでお待ちになっていたところ、「ぼくが構えてるのに、目の前に降りて」来ちゃったんですと。このごろルリビタキも個体によっては2mぐらいまでと、なんだか逆にありがたみのない(笑)。
ただ、公園中そこまで切るの!?というぐらい剪定しまくって、ばりばりチェーンソーで枝落としまくっているので、今後、ここまで鳥たちが落ち着いていてくれるかは微妙かな〜。
実際の舞台は見損なってしまったのでせめて「シネマ歌舞伎」でやっと。2005年の上演の記録。
歌舞伎っぽさを残しつつ、走り回る走り回るの野田芝居と、串田さんと組んだコクーン歌舞伎、蜷川歌舞伎と、またちがったおもしろさ。一番歌舞伎を崩しているかな。
勘三郎さんの大車輪がやっぱりすごいやね〜とか、亀蔵さんの怖いカラクリ人形やっと見られたぞ、とか、福助さんの楽しげなこと、とか。でもやっぱりスクリーンはスクリーン。次のチャンスがあったら見損なわないようがんばろうと決意っ!
3日目、京都の虹! 朝早くは狐の嫁入りだったけどだんだん晴れた日。
ホテルで、朝から湯豆腐鍋するは、お粥はすんごい量だはで・・・
ともかくもイノダコーヒー(初めて本店)へ腹ごなし散歩してコーヒーを。朝早くはさすがに観光客より地元っぽいおじさんが多い&三条店の方が開くのが遅いのね。
前回なかに入らなかった六角堂は、ものすごいキッチュだった。イッツア・スモール・サイノカワラ!?
本日のお寺めぐりは「東寺」から。前にね、弘法市には行ったことがあるんだけど、お寺としてはちゃんと拝見していなかったのでした。講堂の21体(国宝15体!、重文5体、あと1体は仲間はずれ!?)の立体曼荼羅は、たしかに体育会系というかムキムキの仏様がこんもりみっちり。
しかし、何より気になったのは、講堂も金堂も、仏様がたっぷりホコリかぶってて汚いよう(笑)、踏んづけられてちょっと色っぽく苦しんでる邪鬼がいたんだけど、顔がよく見えません。手前にある黒漆のお供え台(?)のようなものには、そんな古くなさそうなおにぎりとか乗っているので、日々、なんらかのお勤めはしてなさる様子。2007年の「お身ぬぐい」だの「すす払い」だのはもう終わっていていいような日にち、掃除しないのかなあ・・・。お供え台のホコリに指で「汚」とか「掃除」とか書いてお姑さんしたくなる欲望を抑え〜。
東寺は何回も火災で痛い目にあっているので、火の用心はいっぱい、ただしこんなバケツで火事に立ち向かって効果があるのかはちょっと疑問。
五重塔に刺さっている太いパイプもたぶん消火施設だな。売店でもハイテクアラート兼お守りみたいなのを売っていてちょっと笑えた。
バス移動で東福寺。これもでかいお寺で・・・ 空中廊下みたいな通路は、確かに紅葉や雪景色だったらすごいすてきだろうと。
↑やる方も、ほっとく方もいかがなものか・・・
↑重森三玲の市松模様の庭(昭和40年代ぐらい)。ただ去年の夏は暑すぎて、全体のこけが焼けてます。これはまだましな方。
東福寺で気に入ったのは、芬陀院。雪舟が設計したと言われる庭園で有名な。
俗っ気たっぷりというよりは、ほほえましい手作り感いっぱい^^;)
いえ、お下がりの羊羹いただいたせいではありませんが、受付されていた方も感じよく、ちょうど檀家さんが来ててお経上げてもらってたり、お坊さまも自らストーブをえっさえっさと運んでたり、観光寺院じゃなく、ちゃんと活動しているという感じがしてよかったです。
↑障子があったらまねしたい引き手の細工。
というところで午前の部終了〜。