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横浜美術館から、BANK ARTとBankART Studio NYKの2会場でやっている「ボルタンスキープレゼンツ La Chaine -日仏現代美術交流」展へ(本当は「i」じゃなくて、上が「^」になってる奴です) 〜8月26日まで。
インスタレーションとビデオアート。BANK ARTのボルタンスキーのシンプルな作品2つがとても良かったな。ボルタンスキーの手にかかると、時間がむにゃっと濃くなるのだ。3Fの作品はインスタレーションで床に置かれたモノたちが、確かに昭和っぽく古いのだけど、でも生活感がない、手の感じが染み込んでないので妙に半端。そういう微妙な詰めでいいなと思えるかどうか勝負は分かれる、かな。
NYKは、ブノワ・ブロワザのCGと、さわひらきさんの作品がとてもキュート。あとは、うーん、いかにも現代美術でございのやま無し・おち無し・意味無しで、まあもっとずっと見てたらなんとかなったのかしら、でも飽きちゃうよ、というのもありで色々。
NYKのはじめて上がった3F.元はコーヒー豆の倉庫に使っていたらしい。たぶんこの展覧会への出品ではなく常設(確認し忘れ)の、無意味に動き続けるマシン3つのインスタレーション(牛島達治)とレジ袋でできた花がずーっと植わっているの(丸山純子)が廃墟っぽい広い空間と合っていてよい感じ。動いていないマシンの土の山に空いている穴の中に、先住のハトのヒナがふるえながら隠れてた、何かと思った^^;)
それにしても、NYKの方は、入る角を曲がった途端に、向かい側から響いてくる超大音響の下卑た音楽に直撃され・・・かなり辛いものが。横浜って迷惑防止条例とか、騒音規制とかないのかしら? うーん、3Fも大きく開口部があるのできびしい!
横浜美術館で「森村泰昌―美の教室、静聴せよ」展〜9月17日。
夏休みがはじまっちゃうとお子様で込みそうなので早めに。
森村泰昌さんは、ええと、ご自身が過去の画家に扮したり、モデルに扮して過去の名画のなかに入ったりと、作品はあちこちでよく見かけるのだけれど、はっきり言って生々しさがかなりキモイので生理的に嫌というのがあり、ずっと敬遠。
今回は、教室形式で6時限+放課後に分けてあって、本人のレクチャーを聴きながら廻るので、どういう考えで作品が創られたのかなかなか興味深く見られるし、実際にどんな仕掛けを用意して作品にしたのか舞台裏も展示、ただ作品を掛けてあるだけよりもずっと分かるし愉しめる、さすがおもしろかった。うーん、ベラスケスの幼い王女に扮したのはこんなことやってたんだ〜!とか。
作品自体も、特にフリーダ・カーロの部屋とゴヤの部屋のは、気持ち悪さを越えて(笑)、かなり魅力。森村作品がわりと(あくまで「わりと」ではあるのだけど)気に入るとは自分でもびっくり・・・^^;)
放課後の三島=森村の演説を聴いた後は、簡単な卒業テストもあって、缶バッチのお土産付き。
昨日がっさりエントリーを削除したのに、サーバーの容量がほんのちょっとしか減ってない。というかあり得ないほどいっぱいになっている。
と、精査したところ、なんとMTのlog.dbが800MB近いことになってた〜〜〜!びっっくりだよ〜!
洞窟に閉じこめられたサンショウウオか、ジャバ・ザ・ハットか!という状態。うーん、一回も掃除してなかったから4年分は溜まっていた。
管理画面からももうコントロール不能に(表示されない)。
荒技でFTPで削除して見ました。自動的に新しく生成されるので特に問題はないみたい(真似して壊れても責任持てないけど)。しかし、エラーは相変わらずでるのだな(泣)。少なくとも容量は楽になったはずだし、負荷も少しは減ったかと・・・やれやれ。
旬のアジとか、ゴーヤとエビのかき揚げとか、冬瓜とか・・・夏痩せって何?
今日の朝日新聞に「デブが連鎖する」という内容の記事が出てました、友だちにデブがいると安心して自分も太るという話。思い当たる方はご注意、って。
カメラの連鎖というのはありだな・・・。上はcannonのTX1、下がリコーのGX 100だ。
私はリコーのR6だけどさ、同じリコーだからそんなに差があるわけがない、このへんもこのへんもそっくりだ。R6の上に黒いカバーかぶせてあるだけじゃないかという酔っぱらいの主張(笑)。
あんまりサーバーが不調なので、2005年までのエントリーを1000件近く削除。
でも、まだまだエラー出るなあ。とほほ。やっぱりワードプレスに変えるべきなのかも。
2005年までの分は月別のファイルはバックアップ取ってあるので、いずれそれをmovable typeの中でなくhtmlで過去倉としてアップしようかと。
それにしても不調・・・新しいサーバーそのものがけっこうウン●かも^^;)
このエントリーはうまく上がるかな。
7月20日は、府中の大國魂神社の 李子祭(すももまつり)。この厄よけの烏団扇が欲しかったのだ。なかなかデザインがグッド。
朝の6時ぐらいに始まるらしいけど、着いたのは9時過ぎぐらい。調布から乗る電車を間違えて一回後戻り、いっつも間違えるのよね〜!
もうスモモの屋台は出そろっていてちょっといい香り。普通のお祭りの屋台、焼きそばやらチョコバナナやらが準備中。夜までやるみたい。
だいたいどれも揃って1パック千円。深赤から黄色いのまで、こんなにいろいろのスモモの種類をいっぺんに見たのは初めて。
あと、秋に「栗祭り」というのもあるらしい。
今年は暗闇祭りとスモモ祭りを制したから、あと栗に行けば皆勤賞かなと思ったら、夏に「相撲祭り」もあった。ちと暑苦しいかな^^;)
ソフトスキンピーラー大活躍! スモモとプラムって同じこと?
昨日書いた大銀座落語祭で喬太郎さんの出たほかの日のレポートを発見、すごい冴えてたみたい。ちと悔しい。まあ、ライブというのは当たりはずれでしょうがないんだけどね・・・。
で、三遊亭白鳥さんで、エントリー書き損なっていたのが、なんとGW前にいった「白鳥大全」の最終日の感想が腐ってました。
白鳥さんは、前に地元で喬太郎さんと一緒に聞いたことがあって、新作派の冒険児(中年)とでも呼ぼうか、新作派の中でも異端というか我が道を行くというか・・・。
最初は、ふわふわの白い羽をいっぱいくっつけた座布団(!)で、このシリーズで毎回冒頭に語っていたという自伝シリーズの最終「真打ち昇進編」、その時にファンが手作りしてくれたという派手な後ろ幕(はくちょう座が縫いつけてある!)の真ん中を割っての登場だ。
大全4日間、お題が「映画」「文学」「マンガ」「古典落語」と決まっていたようで、この最終日は「こがね餅」「双蝶々 長吉とメルヘンの森」。
「黄金餅」は当然志ん生さんであまりに有名なあれを換骨奪胎してあって、主人公は売れない真打ちの貧乏噺家、池袋の安アパートの隣の部屋で死んじゃうのは「北」から来た因業婆、その死体を抱えた主人公と謎の中国人、焼き場までの言い立てをどうするのかな、と待ちかまえると夜の池袋をぐるっとひと巡り、そして行き着く先は・・・、となかなかおもしろかった。
「双蝶々」は大師匠・円朝作だそうだけど、聞いたことも読んだこともない噺で、ええと、思いっきり白鳥版なのできっと継子と蝶は出てくるんだろうな・・・いったい元はどういう噺だろ(笑)、パロディは、元の噺を知っていてこそ楽しいというのもあるので、あんまり知らない噺も困るぞ。こちらの粗筋を読んでみると、渋い人情噺なようだけど、白鳥さんのはヘンゼルとグレーテルが出てきてうーんと、なんか盛りだくさんだったねえ。
白鳥さんは勢いがあっておもしろいんだけど突っ込みどころも満載。もちろん、ただヘタとか、つまらないとかとはレベルが違うのだけれど、個性の強さあるいはアクは残しても、特にマニアでなくても分かるような笑いになってもう一歩安心して聞けるようになっていただけるとうれしい。
三鷹に来たときも「自分の客と違う」「どういう客だかわからないのでやりにくい」というようなことを言ってたような気がするけど、「自分の落語」「自分の客」というホームvsアウェイの意識が強いのかも(この「大全」は当然ホームどまんなかであったわけだ)・・・。6月中席の鈴本演芸場の夜の部のトリが決まったということで、そのへんで、器がどーんと広がるのかどうか。
この夜のゲストは、講談の神田茜というお姉さん、講談はじめて聞きましたがなかなかかっこよかった。白鳥さんの仲良しだけあって、新作講談とでもいうのかな「いつか見た夢」という宝くじの絡みの「芝浜」風のお話し。
3年目になった大銀座落語祭。去年チケットを分けてもらって初めて見に行って、今年は売り出しの時にすっかり忘れてて、直前にヤフオクにてやっとこの回のチケットのみゲット。定価即決で落とせたのでラッキー。小沢昭一が米朝さんにインタビュー、トリが小三治さんという回も狙ったんだけど、そっちは最期の最期までお値段空中戦で諦め。
これもなんかすごい嵐の日。朝早く大阪から新幹線に乗って、そのまま半日新幹線に乗ってて出番に間に合わなかったという噺家さんもいたらしい。
白鳥さんのスーパー寿限無は、ジュゲムジュゲムを新作落語に作り直したら、まあ、アイデアだけなので1回聞けば充分というような噺。期待の喬太郎さん、自分がまくらで話したように連日の旅公演(の打ち上げ)でだいぶお疲れか、つまらないところでとちったり、イマイチ冴えなかった。桃太郎、新作落語は新作落語なんだけど、微妙に古くさいのをもちろん低テンションで、というわけで、ちょっともり下がり、清水アキラで激しくもり下がり・・・つまらないだけならいいんだけど、なんつーか、残念ながらなんだか聞いていて感じ悪いステージであった。当初の予定では、清水アキラの間にご飯食べに外に出ようと思ってたのだけど、雨で出られなかったのだ。
桂三枝は初めての生。今回の大銀座落語祭に3本も新作をひっさげて来ました、ということで両方ともネタ卸し。なんだけど、上手いね。もう語りがこなれちゃってこなれちゃって、さすがでしたが、うーん、でも噺そのものはなあ、私はもう一歩。むちゃくちゃ上手なことは分かったけど、特にまた聞きに行きたい、チケット取るぞ、とはならなかった。
で、一番びっくりしたのが、これも生は始めて見ましたの正楽さんの紙切り芸だったり!
本、CDコーナーで買ってきた『べけんや 我が師 桂文楽 』柳家小満ん (amazon)がむちゃくちゃおもしろく、その後、古本で『あばらかべっそん』(桂文楽)も買ってしまったり。
で、当然、大名跡を継ぐ桂文楽の九代目って、今はいないよなと思ったら、wikiで調べたら、あらら、いるのね、びっくり! うーんあの「ペヤング」さんだ、「セコ文楽」とも呼ばれるだって、ご当人も可愛そうに・・・
「旅」展からじゃばじゃばとさらに歩いて、京橋のツァイト・フォト・サロンへ。藤部さんの展覧会は7/31まで。
ここ3年ぐらい連続して見ているかな、友だちの友だちでもあります。写真もすごいいいけど、キャラもとてもステキなのだな。
今回は、場所やテーマを絞ったと言うより、撮り溜めたなかから選ばれた、あるいは浮き出して来た写真たち。
うーん、わたしが自分でも撮るような素材。たとえば雨粒のついた電車の窓、道路で横を走っていく銀色のタンクローリー、窓際に置いてあるグラスの作る光と影・・・でもねえ、ちゃんと作品になるかどうかの、この大きな大きな差はなんでしょう。いやんなるなあ。
もちろん追いつくべくもないのだけれど、それでももっと写真展重点的に見てあるかなくっちゃ、というより、まず絶対的にもっと写真撮らないといかんのです>自分@カメラ何台もってんだい!?
(東京駅の八重洲口に歩いていったら、かなり大きな京都物産店と北海道物産店が出来てた。食材もかなりあるので使えるかも。ジンギスカン色々売っているなかに、タレを揉み込んでいない生ラムショルダーも発見♪)
三井記念美術館で初日に、〜9/30まで。
台風で雨ざぶざぶの日だったので、『和楽』なおばさまの群はいなくて、激しくがらがら。ゆっくり見られて眼福。日本地図をあしらった印籠からお花見のお弁当箱(もちろん蒔絵のゴージャスな奴)、旅行用の茶器セットといった小物に始まって、最期は、日本橋から長崎までの街道をえんえん描いたン十メートルもある屏風まで。
特に気に入ったのが、携帯お茶道具セット、ほ、欲しい!とぷるぷるしちゃうような小ぶりの祥瑞の茶碗とか、セットを収める籠とか。さすが三井家の凝りに凝ったお宝。その後、いくつか茶道具見て歩いたけど、さすがあれを見てしまった後では、わたしのお財布に合うようなのはどれもこれも安っぽくてだめだ〜(笑)。お陰で散財しなくて済みました(今のところ・・・ダネ)。
しかし明治20年ぐらいに加賀の前田家から三井家にお嫁入りしたなんとかさんのお道具というのがあったけれど、江戸時代とかだったらお姫様が商人に嫁ぐなんてアリエナイコト!? うーん、時代物の小説になりそうな・・・どんなドラマだったのか知りたい。
三井記念美術館は次回の秋季展がたいへん。
平成19年10月13日(土)〜12月16日(日)特別展「美の求道者 安宅英一の眼 ― 安宅コレクション」
おばさんがナウマン象の群のように押し寄せること間違いなし!
虫話続きで、スズムシその後。
最初に買った4匹(♂♀×2)は、1ヶ月半ぐらいの間に1ペアいなくなって・・・それでも最期の♂が毎日元気に鳴いていたんだけれど、あれ、なんか眠れないぞ、なんかヘン、静かすぎる、スズムシの声がしないという夜がついに先週末(ちゃんとエサはあげてたんだけど)。案の定で次の朝に見たらカゴの中にはぼってりお腹の♀1匹のみ。♂はですね・・・足と羽の先ぐらいしか遺っていなかった(前に「いなくなった」2匹も「消滅」しているのだ、笑)。
あーん、沈黙の♀だけ毎日エサあげて飼い続けるのはちょと面倒、と思ったらグッドタイミングで、八百屋さんにしばらくぶりの入荷。
というわけで、2カゴ買って、片方ははお中元で他家へ。
グレートマザー(新着の4匹と比べると二回りはでかい)の残っていたカゴに、まず♂を一匹。あ、やう゛ぁ〜い。お母さん食べたい盛りかも。食べるのならこちらを食べて、とちび♀も一匹投下(鬼!)。ということで2カゴ5匹、今のところ全員元気、とても元気で朝な夕なに合唱中♪
コナラの木に青いドングリ。かわいいぞ、と写真を撮ろうとしたらこんなものが・・・
ゾウムシの一種、ちょっきり虫と言われる奴ですね。卵を産んでドングリを枝ごと切り落とす悪役ではなかったかな。
でも、NZのキーウィみたいでつぶらな瞳。かなりかわいい。少なくともクマムシよりはかわいいかと?
「(まがい)ニンジンのしりしり」ブームはまだ続き・・・
本むら庵でお蕎麦を食べつつ受け取ったのが、あこがれの「しりしり器」。友だちが社内旅行で沖縄に行くというので頼んだら、リゾートホテルじゃ売ってなかったよと、銀座のわしたショップで買ってきてくれたのでした。ありがと〜!
しかも、実は商品名は「しりしり器」ではなく「野菜スライサー」。そして新潟の燕市製だった。それが沖縄まで行って、銀座に戻ってきたんだ(笑)。もしかすると駅でよくやっている「燕市祭(?)」とか「三条祭(?)」とかあのステンレスのキッチン用品の即売でも売っているのかも^^;)
で、これはもうすごい楽、ざっくざっく卸せる。セラミック鬼おろしの10倍ぐらいのスピード。まあ、味のしみこみは、鬼おろしの勝ちかもだけど、じっくり炒めればOKということで。ほかの野菜でも卸しサラダとかいろいろ試してみよう。
暑気払いに蕎麦でもたぐりましょうかと、久しぶりの本むら庵へ。
おつまみどれもおいしかったけど、友人と一致して今日の一番になったのは、右側の真ん中「おきつね焼き」、あぶらげの間に鴨のミンチが挟まってやいてあるの、ネギと青じそと柚子のバランスが絶妙でおいしかった〜。今度真似してみよう(カモミンチはないから、トリかなあ、段ボールとか!?)。ツブ貝も山椒が効いていて、枡でいただく樽酒が旨〜い♪
蕎麦屋さんは、夜が早いので、吉祥寺でコーヒー飲んで公園の脇を歩いて帰る。公園を夜通るときはいつもアオバズク君がいないかな、とさがして歩くんだけれど未だ出会えず。あんなにいじめられたから、もう井の頭公園はこりごりでいないかもね。
地元で、7/8最終日に駆け込みにて。
そんなに興味があった訳ではなかったんだけど、地元だし、安いし、あんまりユトリロってちゃんと見たことないかも・・・イメージ的には、昭和の喫茶店の壁に掛かっていそうな、かな^^;)
で、このちらしに使われているような典型的な(「白の時代」というのだそうです)の絵画もたくさんあったのだけれど、人物が入っている街の風景画が多く、これは初めて、で、しかも、その女性たちのお尻のでかさと、描き方の雑さにびっくり。グランマ・モーゼスも呆れるかも!というすごさ。お尻の大きさは「性的抑圧」あるいは「女性嫌悪」の現れである、という分析もあるらしい。
で、おもしろかったのは、その「性的抑圧」だか「女性嫌悪」の元であるところの、本人よりずっとキャラの強力なお母さん。ロートレックからルノワール、息子より年下の夫まで愛人たっぷりで波瀾万丈。会場に貼ってあった解説読んだだけでもわくわくもので、おもわず図書館で伝記も借りてきて読んでしまった。読んだのはどっちも男性が書いて、ユトリロに同情した視点からだからお母さんはそうとう悪者。お母さんを中心にした視点があってもいいな。ユトリロの母を主人公にした映画ってないのかな? やるとしたら女優さんは誰?
何回か前の「ためしてガッテン!」で、目からうろこの「煮干し」出汁の取り方。
頭も内臓もとらなくっていいんだって、煮なくていいんだって(煮るとかえってアクが出る)、たった1匹でお味噌汁1杯分充分(それ以上だとかえっておいしくない)なんだって。というわけで、8時間お水に入れとくだけ。
これは、山口で買ってきたトビウオの煮干しで、ええと、出汁取るのめんどくさいからって、贅沢にもずっとスズムシの餌にしてた奴(笑)。普通の煮干しよりも大きいので1匹で2杯分の見当。
たしかに、ちゃんと出汁が出るのだ、これはすごい楽&劇的においしい〜♪ 山口の麦味噌と合わせて、ついに味噌汁のある生活に・・・
次はですね、この煮干しのお出汁でリゾットを作るという実験。どうだろフィメ・ド・ポワソンの代わりになるかな?
あ〜っと、正確にはヨトウと発音すべきなのかな。ヨトウムシ? ヤトウムシ?
花が咲いちゃうと思って切ってコップに挿しておいたバジルから、大きな黒いフンがぼろぼろと・・・。
うーん、『とりぱん 3』を読んだばかりなのでしばらくは、そのまま放置しておいたんだけど、やっぱり生ゴミとともに焼却場送りに。
見回り役がしっかりして呉れねば困るよ。
とても久しぶりにイズミルでおいしいトルコ料理♪
メゼ盛り合わせ、エキメッキ2枚、地中海サラダ、イスケンデル・ケバブ、アダナ・ケバブ、薄焼きのピザ、生ビール3、ワイン1.5本でちゃい〜!と満足。
お店が暗めなので、本当はもっともっともっとおいしそうな色してます。
今回初めてたべた薄焼きのピザが特に気に入った。
しかし、久しぶりにあった友だちが、なんかだか全体引き締まって、背中すっきり〜で話題集中。「ジャイロトニック」というのにはまっているらしい・・・。「古いミシンみたいな機械でなんたら」って、食べているあいだから早くうちに戻って検索したい!(笑)。ホワイトクラウドというスタジオのサイト発見しましたが、こりゃ、「古いミシン」には見えないぞ@@;) でも、腕にも背中にも脇腹にも確かにすんごく効きそうであります。
都現美で〜7/1。
あ、これも行ったのはずいぶん前。南アフリカで生まれ育ったドイツかオランダ系の女性作家。あまり好きじゃない、というか自分と遠いい、違和感いっぱいな、しかも痛みのある世界。しかしガツン度は非常の高い、濃い、見応えのある、力のある、才能いっぱいと見るからにわかる絵・・・。ともかく頭だけの小手先、小器用、小じゃれた・・・etc.の「小」がいっぱいつくのとは対極(と、某展覧会のことを対比しつつ・・・)。
展覧会とは関係なく、都現美つながりで・・・
『大竹伸朗 全景』のカタログ、また刊行が伸びたとお知らせが。今度はついに「いつ頃にはお届け予定」というのすら無くなって・・・うーん、どうなってしまったのだろう!?
お詫びの特典で、オリジナルミニブック送られてきたよん。許す、許すけど、いったい何がどうなっているのか知りたい(笑)。
常設展にまわったら、あ、懐かしい音が・・・大竹さんの『ゴミ男』は、都現美の収蔵品になった模様。
岡本太郎の壁画『明日の神話』特別公開も・・・どうも私は岡本太郎不感症かも^^;)
地下では、ゴチャゴチャ感いっぱいのタイの現代美術展。一部おもしろかった。
第3回 アジア・アフリカを知る集い「台湾原住民の話」 アジア・アフリカ図書館主催。ご近所AA学院で、去年始まった一回目のニューギニアの話には行って、2回目のモンゴルは行けず、で3回目。
『イレズミの世界』(amazon)を出している文化人類学の山本芳美さんのお話し。今回は専門のイレズミというより、今現在、台湾の少数民族の人々がどんな生活をしているのかなど、分かりやすく。
何族さんだったか、少年たちが大人として認められるためのイニシエーションで、男だけで何日も森にこもって昼は狩り、夜は大人から「○族の男とは」という集中講義(?)を受ける。で、その講義がですね・・・PCを使ってパワーポイントで行われた!というのがすごいおかしかった。ぜひぜひ、そのプレゼンファイルが見てみたい〜(笑)。
この図書館が昭和30年代のモダン建築、前に一回、建築家の名前調べたと思ったんだけど紛失。天井や床に使われている素材がわたしの実家と同じタイルとかだったりするのでびっくりよ。
暑気払いということで、先週、阿佐ヶ谷で新しい和食屋さんを開拓。
板さん一人でいい仕事してます、の小さなお店。6、7人でいっぱいぐらい。
予算を言ってお任せで3000円、このほかに焼きおにぎりとお椀も、安い!
卵焼きはオプション。お酒はもちろん別であります。
大きくした写真が、もちろん一番おいしかったお料理。
茄子の田楽の上に、アスパラの素揚げが載っていて、
いちばん上の白いのは甘鯛。で、ぴらぴらしているのが、甘鯛のウロコ。
ウロコのおいしさと食感を出したくて、
ということで、これは目からウロコ(笑)のおいしさ♪
かき揚げも、空豆とトウモロコシの香りがよく立っておいしゅうございました。
ほか、おうちでも試したいアイデアもいろいろ教わった。
下のエントリーの猫ちゃんは、このあと寄った阿佐ヶ谷ガード下のお店に来ている子。
なかなか美猫、耳にピアスをしていて、手術済みの地域猫らしい。
あらら、気がつけば『とりぱん3』『竹光侍2』そして、待望の『グーグーだって猫である3』がずらずらと。めずらしくマンガだらけ〜!になっちゃった。
『グーグー』なんて、待ちに待って3年ぶり?4年ぶり?なんと5年振りだ!? ええん、すぐに読み終えてしまって悲しいぞ (ToT)、次はせめて2年ぐらいで・・・ しかし、猫のためにお家を買って、3巻の終わりでは9匹の猫と一緒、すごいな〜。
『とりぱん』は、今回は、青虫話が去年のうちのレモンを思い出させてすごいリアル。しかし、読者投稿にあった「チョウの羽化が趣味」で部屋から千匹のチョウっていったい。見てみたい〜!
おもしろかった猫本メモ:『タマや』 金井美恵子、『ノラや』内田百聞、『猫だましい』河合隼雄、『ヒトのオスは飼わないの?』米原万里(犬も!&続きが出たの読まなくっちゃ)、『愛別外猫雑記』笙野頼子 (これは話が痛い! 下町・猫町〜とか言って、気軽にノラの写真撮れなくなる)。しかし、みなさん、最初は1〜2匹だけれど、あるところで愛情のタガが外れて爆発するのがすごい(女性の場合、特にかな・・・)。
寂しげなトイレがポイント。
近美のギャラリー4で「崩壊感覚」 8/18〜 行ってみよ。
もうひとつ、へんなの発見(これはいかないけどね)。なぜか逓信総合博物館で行われる「大ジャングル展」。しかも「また会期中は、アジアアロワナに麻酔を施しての外科手術の実演があります。」って、なんだろ? むちゃくちゃキッチュ!
かなり久しぶりに横浜の中華街へ。媽祖廟もまだ見てなかったし!ということは1年は来ていない。相変わらずの混雑に、占いのお店がやたら増えているのでびっくり「みんな日本の先生だから大丈夫です〜」って、なにが大丈夫なんだろうか^^;) どうせなら、中国式の占いの方がおもしろそうだけどな。あとヒーリング系というのかパワーストーンのお店も増えたよな〜。どんどん他力本願度高まる!?
↑香港で発見できなかったブルース・リーのマグネットをやっとゲット。
運良く桃源邨が空いていたのでお昼。うーん、写真はとても地味、というか、あんまりおいしそうじゃなくて残念。ほかにブタの耳とか、青菜炒めとか、チャーシューとか。写真右の物体は、名物の油条の入ったもち米おにぎり(ザーサイ味)、ちょっと握って米粒つぶし気味にして食べるところは、タイのイサーンの食べ方に似ている。「元祖天むす」とも書いてあったかな。油とご飯はおいしいねえ♪
着色してない炭火焼きのチャーシューが劇旨だったのでお土産にも。
音楽ものでエントリー上げてなかったのが2月に2回、エマ・カークビー(Wiki)の来日公演へ。
19日は、武蔵野市民文化会館で、前半がジョン・ダウランド、後半がパーセルで“イギリスのオルフェウス”と題して。21日は、ハクジュホールで“夕暮れ時の音楽”、大陸の歌をいっぱい、どちらもリュートのヤーコプ・リンドベルイでデュオで。どっちももちろん、わたしの言葉では表現できないすばらしさ♪ 特にイギリスのがよかったかな。
というわけで、今年は前半だけでカークビー、タリス・スコラーズ、ラ・ヴェネシアーナを聴いてしまって「歌」部門はすでにたいへん充実♪ ふん、ユーロが高いからどーせ向こうには行けないんだい。
ジョン・ダウランド(Wiki)つながりで言うと、去年スティングがなんとドイツ・グラモフォンから出した『ラビリンス(Songs From The Labyrinth)』(amazon)が、ヘタ(カークビーさんを聴いた後で、聞き直したら思わず絶句&爆笑したほどヘタ!)だけど、味出まくりでおもしろし! iPodに入れて愛聴。(オンラインで視聴できるDVD付き版:amazon)
で、スティングさんは、シックに吟遊詩人系を極めていくのかと思ったら、あにはからんや、Police 再結成なんだよね〜、しかも来日予定ありとか。
自分メモ:ハクジュホールの係員さんの制服が黒のプリーツプリーツなので、着ていってはいけない!
追っかけるつもりはなかったんだけれど、気が付いてみれば、3回分もチケットが買ってある。うわあ!
6月はお誕生月なので「ステージ祭り」ってことで、とんだ贅沢に^^;)
ギドン・クレーメル&クレメラータ・バルティカ室内管弦楽団。クレメラータ・バルティカは、クレーメル自身が設立したバルト3国の若い演奏家を集めた楽団だそうで、50歳を祝って設立して、今年はちょうど10年目と言うことで鬼才クレーメルさんももう60歳か。
去年の大晦日の3チャンネルで、なんの演奏だったか、あっこれはクレーメル生で聞かねば!と決意したらちょうど今年の来日になったのだった。
最初2夜(浜離宮と武蔵野)は同じプログラムで(ただしお値段は武蔵野が三分の一!)、前半がヴィヴァルディの『四季』とモリコーネの『アントニオ・ヴィヴァルディのための4つのアナコルーティ』(ヴィヴァルディの『四季』にインスピレーションを受けたor捧げたもの)を交互に奏でるというおもしろいもの。モリコーネって、あのマカロニ・ウェスタンの映画音楽で有名な作曲家だけれど、「純音額」(とパンフレットで表現されていた)現代音楽も手がけてたのね。いかにも前衛音楽、ミニマル、不協和音だけどこれがバロックと不思議な調和、おもしろ〜い♪
3夜目(オペラシティ)は「ブエノスアイレスの四季」で、今度はピアソラの『ブエノスアイレスの四季』とヴィバルディの『四季』を交互に演奏(これは『Eight Seasons』というアルバムあり)。
いやあ、どっちもすごかった。
1夜目2夜目は同じプログラムを聞いた訳だけど、印象はかなり違い。一夜目は緊迫してて怖いぐらい、ものすごいけど好きにはなれないかも、ゾーリンゲンのナイフが20本そろってこっちを向いているみたい、ひぃ!(先端恐怖症なのだ)だった。で、2夜目はかなり楽しくのびのびと聞いている方ものれる印象で、こちら側の慣れだけでなく実際かなり違ったんじゃないかなあ、と。これは2回聞いてよかった。武蔵野のアンコール『リベルタンゴ』は、はげしくうっとりだったし。
しかし、Aプログラムで若手だけで奏でたチャイコフスキーの『フィレンツェの思い出』って、ええとどこがフィレンツェなのだろうか(笑)、なんかねえ、聞いていてどうしたって思い浮かぶのは、エルミタージュ宮殿とロシアの大地^^;) どうもチャイコフスキーは苦手だと改めて確認した夜でもありました。
秋にもまた来るんだよね〜〜〜っと。
東京カテドラルにいった後の週末、目白バ・ロック音楽祭の続き。6/9トッパンホール。
エンリコ・ガッティ&リクレアツィオン・ダルカディアで、
イタリア・ヴァイオリンの芸術2「コンチェルト編」
●ガルッピ:4声のコンチェルト第2番 ト長調
●ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・コンチェルト作品3-9 ニ長調
●タルティーニ:コンチェルト D.120 変ロ長調
●コレッリ:4声のフーガ Anh.15
●コレッリ:コンチェルト・グロッソ作品6-9 ヘ長調
●ボンポルティ:ヴァイオリン独奏付4声のコンチェルト ヘ長調 作品11の5
●ヴァイヴァルディ:ヴァイオリン・コンチェルト作品3-3 ト長調
東京カテドラルでは、伴奏だったので、今度はヴァイオリンをメインにたっぷりと。
ジュリアーノ・カルミニョーラ様が華麗&優美&ビビッドだと、こちらは美しく澄んでいて、かつ非常に納得できる演奏かな。カルミニョーラ様がバラの花束なら、こちらは百合の花束♪
アンコールのヴィバルディは泣ける美しさでとても満足。
ガッティさんの『ヴィヴァルディ バイオリン・ソナタ集』(HMV)はこの頃ずっと愛聞盤。実は、ほんとうは、6/3の立教大学の食堂であったたガッティの「ソナタ集」もチケットが買ってあったのに、忘れた・・・ころっと・・・一晩泣きました。やあね、ぼけって、とほほ。
※カルミニョーラさまは、10月来日と! わ〜いっと思っていたらよく見たら2008年だって。あと1年と4ヶ月先。がっかりです。
新宿のオペラシティアートギャラリーで〜7/1
上野で「アートで候」展がつまらなかったので(Boo〜!)、今度は外さず楽しいものを見ないと納まらないぞぞ、と新宿へ移動。
藤森先生や路上観察学会は昔から好きなのだけれど、え、ヴェネツィア建築ビエンナーレ代表ですか!? それってありなんだ〜、とびっくりしたのが去年。その帰国報告会という位置づけ。
藤森先生が実作を始めたときは、学者の趣味でお友達の赤瀬川さんちと自宅が終わったらそれでおしまいかと思ったけれど、どんどん増えて、写真集は出るは、展覧会はやるは、どんどんおもしろい方に転ぶね〜。
なにより住宅を(この頃、住宅より大規模になっているけど)自分たちの手で作る、というのがいいな。ずいぶん昔、築50年ぐらいの小さな家の内装をばりばり壊して内装やり直すのを手伝ったことがあるけれど、あんな楽しいものはないかも、究極の趣味かも。機会があればぜったいまたやりたい。
ちなみに、藤森建築は、ニラやタンポポから松の木まで、緑化とはまた違った感じで植物を植え込むのが特徴だったんだけど、壁の説明パネルを読んでいったら、植物を建築と融合させるのに「未だうまくいっていない」と正直に認めているのがおかしかった。
見終わる頃に、なんや子ども大勢うるさいな〜っと思ったら、子どもワークショップの日。藤森先生が一番楽しそうに、縄ぐるぐる巻き付けながら小型ドームを造ってた。
そう、今回は申し込みそこなって、トークやイベントにぜんぜん参加できなかったのよね〜。藤森先生のトークは、むちゃくちゃおもしろいのだ、残念。
おまけ:この本もお薦め『タイニーハウス』(アマゾン)。日本語版の副題「小さな家が思想を持った」はかえって読者を減らしているかも。漁師の小屋、移民の小屋、素人のおばさんがセルフビルドした家、バーナード・ショーの執筆小屋などなど、写真と図面を見ているだけで楽しいのだ。あっ、日本語版は品切れだ、英語版もながめるだけだったら何の問題も無し。