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Special!:ポルボロン(最初のエントリ)
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November 29, 2006

■日本橋のあなご専門店

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茅場町のBASE GALLERY「旅景 大竹伸朗」に行って、お昼に高島屋の糠朝にでも行こうかと思ったら、高島屋の裏でたたずまいの魅惑的な「あなご専門店」というのが目についたのでトライ。「日本橋 玉ゐ」、これは「あなご箱飯」の小で1600円、200円でだし汁を頼んで、最後にご飯を残してお茶漬けのように食べる。穴子は、煮上げと焼上げの2種類あって、ほわほわ仕上げの煮上げにトライ。かなりおいしい♪ まあ、1800円だしてまずかったら怒る・・・というのもあるけどね。

建物は昭和27年築だかの酒屋さんだったもの、おばあちゃんちに行ったような風情たっぷり。もう1軒の支店も古い昭和建築らしいけど、お店自体は、創業●年とどこにも書いてないところをみると、けっこう新しいんじゃないかな。

当店は天然あなごしか使用していないので、売り切れごめんみたいなことが書いてありましたが、ネットで調べると、だいたい穴子というものは養殖できない(してない?)のだという説もあり。さすればそもそも天然物しか存在しないってことですね。といろいろ深読み・裏読みしちゃう店でもあった(笑)。

November 28, 2006

■無伴奏チェロ 鈴木秀美

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上野の東京文化会館小ホールで。2晩。

今年のはじめ頃に、地元の三鷹でやっぱり鈴木秀美さんのバッハの無伴奏チェロを二晩に分けて演奏会があったのだけれど、せっかく最前列ほとんど真ん中取れたのに、2夜目はあまりの忙しさに母カエルに惜譲。オリジナル楽器のゆったりとつややかで素晴らしい演奏♪ すっかり惚れてCD買ってサインもいただいて、そのCDはそれからずっとうちと母宅を行ったり来たり。その後、ほかの人の演奏は・・・と思って4つほどCDを買ったけれど(んが、無伴奏チェロだらけになっちまった)やっぱり鈴木さんが1番好きかも。
と、やっと、通しで生を聞くことができてとっても満足。ああ、よかった♪ ええと、心のローパスフィルターをサービスセンターに預けてきれいに掃除してもらったようなすっきり!?

鈴木さんは文章もとっても上手いので、プログラムに書いてある解説文章も分かりやすいしおもしろい。『古楽器よさらば』(残念ながら廃刊)を読んで、やっと古楽器(ピリオド楽器とかオリジナル楽器とか)で演奏するというのがどういうことか、どうして演奏が面白くて音楽が豊かで楽しいのか少〜し分かってきたかも。

ということで、去年から今年は、G.カルミニョーラ様と鈴木さんがバロック2大お気に入りかな。
先日、吉祥寺の飲み屋で隣に座っていたお姉様が、カルミニョーラ様の三鷹でやった<奇跡の夜♪>のコンサートを聴いたことが分かって、「すごかったね〜」とお互いにハグして大喜びだ〜^^;)

November 24, 2006

■イメージの迷宮に棲む 柄澤齊

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鎌倉の神奈川近代美術館で、12月24日まで。
夏前にたまたま栃木の美術館での展覧会のチラシをどこかで目にして「ふが〜!すごい好みかも」と、近くに廻ってくるのを半年心待ちにしていた展覧会。いざ鎌倉!

ここ数年、なんどか、この人のお師匠さんにあたる日和崎尊男さんの木口木版(カオスな感じですごい)は、いくつかの展覧会で目にして、木口木版とってもおもしろいかも!と思っていたんだけど、柄澤さんの方もすごい、よけい切れ味するどいかも(使っている木もよけい堅いものだそうですが、関係あるかな)。で、ちらしに使ってある作品が、ランボーの肖像なのが象徴的だけど神話的・文学的なテーマが多いのも好み。

こっちのギャラリーの「日和崎尊夫 柄澤齊 師弟二人展」のページを見ると、どんな作品か分かるかと。

この日は、偶然アーティストトークの日だったので、お昼から2時間ほどじっくり見てから、別館を見にいって、戻ってきてご本人に解説してもらいながら、もう一周ぐるっと見直し、という贅沢。

例えば、木口木版は基本凸版なので、頭の中で白黒逆にして彫る、つまり「十」と彫るのだったら、縦横2本彫ればいいんじゃなくて、「十」の周りを全部彫るのだ!(あってるかな?)とか。1mmに4本も5本も線を彫る細かさであるととか。若いときの作品は「自分でも今では肉眼ではよく見えません。若いときはTVの走査線が見えるほど目がよかったんです」とか(笑)。最後の部屋には、いつも使っているイギリスの古い印刷機も展示されていて、実際どういう風に刷るのか、動かしてく見せてもらったり、とてもおもしろかった。

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カタログ2500円には、なんとオリジナル木版画1枚付いてる! 毎日毎日「朝な夕なに刷りました」というすばらしいプレゼント。絵は2タイプあって、2枚付きのカタログはたしか4500円。

11月23日から後期展示になって、特に木口木版の部屋が作品がらっと入れ替わるという話なので、ぜひ行きたいところ。えーっと今度は、メガネ持ってね、細かいところもよく見えるように・・・

そして別館の方では、あわせて「ヨーロッパ版画との出会い」展を開催。

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デューラーの「黙示録」、ブリューゲルの「七つの大罪」「七つの徳」、カロの「戦争の惨禍」、W.ブレイク、などなどとかなり見応えあり。マネの「大鴉」すごいかも!と、マックス・クリンガーの「手袋」は、一度見たかったので嬉しいかも、もあり。
12月3日に、こっちの展示を柄澤さんの解説で見るアーティストトークという魅力的なイベントもあるんだけど、その日は予定が入っているのでだめ、残念。

November 22, 2006

■今朝の収穫です

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ほんとはもっと力を入れて思いっきり書きたい展覧会ネタがたまっているのだけれど(誰も期待してない・・・)。なんだかいろいろ仕事ごちゃごちゃ、明日から寒いとか雨とかいうし、と今朝のうちに散歩。

森に着いたとたんに、「10分前まで●●●●がいたのに〜!」と満足げな二人の先輩パーダーさんから聞かされて、それは残念、無念なり! 「希少野生動植物種」見たかったねえ。あと10分ねえ、その早起きが・・・

でも、この頃、鳥もいいけど、どんぐりに浮気しているのさっ(笑)。で、近所は週末に教わったとおり「ピンオーク(アメリカガシワ)」の宝庫でありました。なーんだ、この葉っぱなら知ってたよ。
で、ぷくんとした形状がとてもかわいい。レッドオークの実よりはだいぶ小さい。ってことで豊漁。

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●●●●には会えなかったけれど、カケス、ツグミ、ウグイス、セキレイなど・・・。で、とても久しぶりにカワセミ君。魚食べてたし、いままでの中では一番ましな=なんだか分かる程度、の写真だし♪

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で、もう最後の棟もだいぶ壊された「現場」。来た電車が東西線でちぇっと思ったら運良く窓の開く旧式車両。しかも、がらがらだったので、思いっきり窓を開けて・・・それでも、やっぱり3枚が限界。また、その電車に乗って折り返して吉祥寺に戻ろうかと思った(大人だから諦めたけど・・・笑)でありました。

November 21, 2006

■毛布みたいな柄のお皿

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暖かい冬の毛布みたいな格子柄の深皿。ゆるやかに四角くて、好み好み♪
白っぽいシチューとかが似合うかな。パスタもいいかもしれない。

これを買ったのは、日本民藝館の毎年の「日本民藝館展」(毎年11月前後に行われる「日本民藝館展」では、伝統的な手仕事の新作と新しい生活工藝を公募し、暮らしに役立つ健やかな工藝品を選んで、展示販売致します。お誘い合わせの上ご来館下さい。←HPより引用)で。なんだかんだ言っても、結局ここ3年、毎年行っている。蛾が火に飛び込むようなもの・・・炎上するとわかっているのに・・・しかも毎年だんだん早く行くし・・・^^;)

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↑初日、10時半ぐらいに着いたときは、玄関から溢れ出した靴がこの3倍ぐらい中庭に。中の混雑推して知るべし!(雨だったらどうするんだろう)

この毛布みたいな柄のお皿は、島根、湯町窯のスリップウェア。もうひとつ買ったやっぱり大きめのお皿はおいおいご紹介。
そうそう、本当は「おみそ汁のための、お椀が欲しい or 必用」というのが、今回、出かける自分への言い訳だったんだけど、塗りはなぜか作品がとっても少ないので買えなかった。ひとつだけ、入選作品のガラスケースの中に、秀衡塗りかな、すっごいステキなのがあったけど、ガラスケースものをゲットするには、開館前よっぽど朝早くから並ばないとだめだろうな〜。

2Fの企画展示は「柳宗悦と朝鮮民画」(〜12月20日)。ちょうヘタヘタで最高♪ 特に虎の親子と性格の悪そうなカモたちかわいいです。

November 20, 2006

■外人系?デカどんぐり

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どんぐり道(?)を突き進んで、オーク系のどんぐり拾いへ。
シイの木のどんぐりより数倍でかい! 確かに外国の絵本に描いてあったどんぐりはこんな形だったかも。リスもでかいんだろうな・・・っと。

そうそう、どんぐり食べて太らせたおいしいブタがイベリコ豚とかじゃなかったかな。イギリスで売ってた高級ハムも「どんぐり」がどうしたとか書いてあった。

左の大きいの二つと後ろの白っぽいの(拾った時は、こんな白いもわもわが着いていて、こすると取れる)などがレッドオーク。右側の一回り小さくてほっそりしたのは、イングリッシュオーク。これはもらいもの、来年拾うための資料。

レッドオークはカナダから来た木。なので、この紅葉もカナダっぽく見えるはずかと・・・。

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さらにどんぐり試食。マテバシイの焼いたのはほんのり焼き栗っぽい。スダジイというのは生でもけっこうおいしい。縄文人そんなにまずいもの食べてたわけではないね。

次の狙いはピンオーク。木の生えている場所は教えてもらったのだけど、雨で・・・。

November 17, 2006

■糠漬けのサンマ!

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「糠サンマ」というもの。北海道名物と書いて売っていた。3尾で380円。冷凍も可だって。
糠をぬぐって、普通に焼けばいいんだって。でね、これはかなり旨〜い♪
旨味凝縮されている感じ。あと焼くときに、脂ぼたぼた、煙ぼーぼーということもないのが嬉しい。
(あれはあれで、大好きだけど、いろいろ差し障りが)

これを買ったのは、吉田健一のエッセイで金沢の鰯がすごく旨い、という話に「糠漬けの鰯」というのがあったのが、頭の片隅にずっと残っていたのだった。
ネットで調べるといっぱい出てくる。自分で作るのもけっこう簡単みたい。糠漬けには手を出すまいぞと思っていたんだけど、でも、ちょっと魅惑かも、魚はずーっとぬか床育ててという訳じゃないみたいだし・・・

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焼いた後で、ご飯に炊き込んでもおいしいかも!

November 16, 2006

■理想的な現場、だけど・・・

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夢のような大解体現場、なんだけど、電車からしか撮れない。周りぐるぐる廻ってみたけれど、ぴったり目隠し張り巡らされていて、どこにも隙無し! 残念!!
冗談きかなそうな大手の仕事場だから、きっと覗かせてもらえなさそう。

たぶん「国鉄」時代からの家族寮だったところかな、もう手前は何棟も消滅。

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トリミング。何しろ、私のカメラだと、3枚撮るうちに電車が通り過ぎてしまうので。

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で、総武線の窓はまあまあ、東西線の窓はきちゃなくて、青っぽく写るとな。
窓のあく電車って、いつのまにかほんとに無くなってる。

November 15, 2006

■東京人生 荒木経惟

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同じ江戸東京博物館で、浮世絵見終わって、あれ、どこでやっているの?と思ったら常設会場の中・・・常設展の料金で入れる・・・日本橋を渡ったところに、企画展示会場があったのね。こちらは12月24日まで。

40年東京を撮り続けてきた中から自薦600点! 荒木さんはけっこう見ていると思うんだけど、見ても見ても、生産能力が高くって追いつかないって。

ちょっとびっくりしたのは『新宿』(1967)という題の寝ている赤ちゃんを頭の方から撮った、構成的な美し〜いモノクロ写真。おやあ、こんなのも荒木さん?と思ったら、『pen』の11/15号に本人に聞いた詳しい解説有り。
光と影のバランスも、構図も、アングルも「決まりすぎ」で「写真が上手だってばれちゃうから」発表しなかったとやら。しかも、スタジオ撮影じゃなく、街頭のスナップだって、参った。
もちろん、後は猥雑なパワフルな、かつ美しい写真こんもり。

ついでに、常設展もぐるっと廻って、ちょうど中村座の前で「えどはく寄席」、落語一席のお時間。「天狗裁き」を・・・あれ、誰だっけ忘れちゃった・・・そのお、まっとうだったけど、そんなにおもしろくなかったので、半うたたね。

■江戸の誘惑 肉筆浮世絵

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江戸東京博物館で12月10日まで。
ボストン美術館からお里帰り。美術館で「発見」された肉筆画は700もあって、そのうち80点ほど展示ということ。もちろん、選りすぐりなんだろうけど、まだまだこれで1割程度とはびっくり!
(ビゲローコレクション全体では3万点だって!)

で、なんと言っても、色がすごいきれい。よく、こんなに保存状態よくどっさりと、取っておいてくださいました!(物置に忘れられてただけかな!?)、刷られた版画もいいけど、手の感触の残った繊細な肉筆はまたいいこと。お金持ちの特注品だったということで、庶民向け大量生産用より、絵の具なんかもいいの使っているんだろうし、「彫る」ための制約もないわけだから技法的にもやりたい放題か。
最初と最後に、目玉の北斎の鍾馗さまを描いた幟と提灯(内側から照らしてくれればいいのに)があって、いったいどんな家で、こんなものを特注して使っていたのか気になる。
歌麿の線もお見事、ほか知らない画家いっぱい^^;) 吉原なんかの風俗が細かく描き込んであるのもおもしろい。と、かなりお勧め。

ただ、やっぱりジジババ様でごった返し〜の、よくしゃべり〜の、声でか〜の!、なのがちとつらい。静かだったらもう一回見たいぐらいなんだけどな。ボストン美術館行きたい・・・

November 14, 2006

■月とすっぽん・・・ではなく

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公園の秋深まるの図

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一周お散歩するとポッケがこんな。どこのガキンチョですか!?
どんぐりは2〜3種類混じっているはず、どんぐりの図鑑欲しいかも。
去年、くぬぎのどんぐり拾った記憶があるんだけど、発見できない。
緑っぽいのは、熟していないメタセコイヤの実。
さらに謎なのは、少し透明な黄色い奴(火の通ったぎんなん色)、振るとコトコト音がする。

■ベルギー王立美術館展

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国立西洋美術館で12月10日まで。

時代を追っての展示。
古典のコーナーでは、目玉は有名な、このチケットにもつかってある『イカロスの墜落』な訳ですが、うーん、これってそれほど名画?と思ったら真贋論争というのもあるらしく。だいたいこの中心人物、デッサン狂いすぎで体型へん、顔なんぞの塗り方も、あれけっこう雑なのね〜、と。

参考出品されている息子の方のピーテル・ブリューゲル『鳥罠のある風景』という冬景色の絵は細かく描き込まれた細部が楽しい一枚 ―― 凍った運河で遊んでいる人たちをよく見ると、元祖カーリング遊びみたいなのもいたり。ちなみに、これはベルギーから借りたのではなく西洋美術館の所蔵品。お父さんの描いたのを息子が写した、どころか、人気があったらしく100枚だかバージョン違いがあるとか! ええと、ブリューゲル家、お家芸としてこの絵でだいぶ稼いでたのね。

ええと、ヤーコプヨールダンスという人の「飲む王様」という酔っぱらいの宴会の図。王様はつまり本当の王様ではなくて、これフェーブ(豆)の入ったお菓子を食べて、当たりの人が王様になる顕現節のお祝い。スペイン、フランス、イギリスもちょっとと聞いていたけど、こんな北にも広がっていたのでびっくり。ベルギーにはかわいい陶製のフェーブはないのかな。

ほかルーベンス、ヴァン・ダイクとか横綱級の画力で来て、ジェイムズ・アンソール(去年の春、庭園美術館で見た)、最後にうれしい、マグリットとポール・デルヴォー。マグリットの『光の帝国』は、かなり晩年の傑作、とってもいい! これ1枚でもかなり価値有りかな。たとえば去年の秋に見たデ・キリコだと、絵の仕上がりが雑なもんだからアイデアはいいんだけど、別世界に入り込めない、マグリットも初期は、うーん、アイデアはかっこいいけど技術がなあ、と思わせるものが。でもこの『光の帝国』ではそのあたりがたいへんしっかりと。

画像付き音声ガイド(だから、音声画像ガイドというべき?)には、チョコレートとベルギービールの紹介まで入っていて、なんだこりゃ、外に出ると売店でいっぱい売っているんだろうな〜、という展開! ピンクの象のバータオルがあったら買おうと思ったんだけれど、ラッキーなことにピンクの象はなんにもなかった〜、やれやれ。

1Fから上の常設展も久しぶりに一周。新収蔵品もいくつか入っていて、あっ、また時間なくなく最後は駆け抜けて次へ。いつも、常設展だけではいろうとか、時間しっかりとろう思うんだけど、毎回忘れちゃうのが学習能力欠如!
附属カフェ「すいれん」の名物(?)のオムライスで晩ご飯。ここのほわほわオムライスは、ご飯の固まりをオムレツが包んでいる、あるいは載っているではなくて、オムレツのなかにご飯がまぜこまれちゃっているというめずらしいタイプ。

November 13, 2006

■秋の学園祭2

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ヤギさんのいる学園祭!? この喉のところのぶらぶらはヤギさんのデフォでついているものでしょうか?

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ターレット完備の大学・・・

つまり、農大の収穫祭@経堂。ずっと前から一度行ってみたかった、にやっと推参。
すごい賑わっている写真を撮ってなかったのだけれど混んでた〜、で、みんな大根やネギ、シイタケの生えた丸太を抱えているというナイスな風景。食べ物の売店に気合いの入っていること!

本当は、もっと朝早くから行くべきだった。3時過ぎると「売り切れ」だらけ。早く行けば、野菜プレゼント、名物大根踊り、なによりブタ一頭丸焼き!というのがあったはず。お腹空かしていっていろいろ食べて愉しむのがよさそう。

というわけで、手に入れたものは、醸造部のお味噌(すごい種類いっぱいあり!)、ブルーベリージャムにマーマレード(なかなかさっぱりしてておいしい)、そば粉。

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ベトナムの留学生から、かわいい石を彫ったこけし?

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これは、バイオななんかの研究室だったかな。SFっぽさが気に入って!(三角フラスコバージョンは残念ながら売り切れ)。ええと、必用な栄養分、水分、空気が入っているので、このまま中で育ってコエンザイムみたいな名前の花が咲くそう。その後、根性があったら「順化」とい手順を踏めば土に植えることもできるらしい。

あと、売店では、農大オリジナルの清酒、ワイン、焼酎や、表紙が農産物のノートetc.もあり。

残念だったのは、小泉武夫先生関連がなにもないんだ。小泉先生お墨付きの食品ブースとかねえ、小泉先生の実物大の立て看とか(笑)。講演会とかやってくれればいいのに〜。

ええと、その後どっかの雑談で、あと20年もたつと地球の人口は100億近くなって食料はぜんぜん足りないんだって。あと20年すると××歳でしょ。そんな歳で食うや食わずになったらいやだなあ・・・やっぱり、今から「ダッシュ村」!? 自給自足!? これからの若者はITより農大とか行っておく方がいいかもね、と思ったり。


November 09, 2006

■秋の学園祭1

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某お方より、貴重なチケットを送っていただいたので高円寺へ、はじめて、ついに!
ポルボロン、万が一に賭けて朝一に! 
まっしぐらに焼き菓子のテントへ。
ないないないなっと、訊いてみようとしたところで、
隣に来た紳士が「今年もポルボロはありませんか?」と訊いてくれたけど、
売り子さん(卒業生? お母さん?)は、なんのことだか知らなかった様子、
他の人に尋ねて、ありませんというお返事。
うーん、学校関係者ですら知らないほど「幻」になってしまっていたのだ、残念。

記念に、公式瓦煎餅?と手作りっぽいカトルカールを。
せっかくなので、校内も少し見学。クリスマスグッズの売り場とかなかなかすてきなものが。
瓦煎餅は、リンゴと一緒に食べるのがお勧め♪

■花緑@井心亭寄席 

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久しぶりの地元、井心亭寄席。久しぶりなのは、夏3ヶ月間アスベスト除去工事でお休みだったのと、4人で廻しているうち、たい平と志らくはもう行くの止めたから〜。

ということで、また満員、おばさんてんこ盛り〜!のぎゅーぎゅー詰め。おばさんはねえ、花緑さんがなんか言うたびに無意識に「うん」「うん」と小さく声を出して頷くのだ。一人一人の声は小さいけど、集団となると非常にヘンな世界、ちょっと怖い^^;) 家でもTV見ながら、みのさんとかに「うん、うん」って頷いているんじゃろうなあ・・・

台所鬼〆(二つめ、前に聴いたときは、前座で「柳家花ごめ」):道具屋
 口跡がなあ・・・与太さんをバカっぽくするのはいいけど、
 あんまり聞き取りにくいなあ。
 噺としては、与太さん、のこ(ぎり)も短刀もなかなか分からないのに
 「唐詩選」が一発で分かるのは気になるところ。
花緑:蟇の油
 まあまあおもしろかったけど、同じ井心亭で5月に、
 喬太郎さんの蟇があったのよねえ。
 酔っぱらいの表現ということでいうと、
 やっぱり喬ちゃんが切れまくってお見事。
昇太:壺算
 昇太さんの生ははじめて。
 この話、わたしの愛聴版は枝雀さんだからして。
 最初の兄貴に頼むの部分も、
 お店までの道中もどっか〜んと省略されてびっくり。
 どうするんじゃあ、と思ったら、弟分に思わぬ交渉力(?)が。
 最後は壺どころか、現金3円も付けてもってけえ!なんだ。
 これは、東京型なのかな? まあまあ。
花緑:明烏
 文楽さんも、志ん朝師匠も得意とした噺です、
 と気合いの入った?出だしで。
 安心のそつない運びというか、可もなく不可もなく。
 もうちょっとお父さんの人情味を出して、
 丁寧にまじめにやっているのが聴きたいような気もするが・・・
 井心亭は、ちょっと甘金も甘金、スーパー甘金すぎるかも。
 しかし、真横に小学生がずらっと並んでいると、
 「明烏」もやりにくそうね。

花緑さんがまくらで話した、宝塚の2軍(?)で、落語をアレンジした舞台がすごいというので馬鹿受け。心中物を集めてひとつの舞台に、黒衣の男女が5組だか、出てきて「シンジュ〜♪ シンジュ〜♪」と華麗に舞い踊るんだって、それは見ものかも!! 

November 08, 2006

■阿佐ヶ谷住宅 トタンギャラリー

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ジャズストリートの前に、なんかギャラリーができているというので、秋の阿佐ヶ谷住宅にお散歩。

去年の夏に、住人の方にお家の中も見せてもらったりして散歩したときは、まだ立て替えるかどうかもめていたんだけれど、残念ながらやっぱり立て替え決定したらしく、来年の3月ぐらいには全部取り壊しになるらしい(取り壊しの写真撮りたいな^^;)

google mapで阿佐ヶ谷住宅。真ん中の緑地の中に赤い屋根が点在しているところ。ぐぐっと拡大してみてください。しかし、この贅沢さはやっぱりもう無理なのね。立て替え計画ではまた2F建てのテラスハウス形式の建物もあるらしい・・・高いかな、また宝くじ頼り(笑)。

トタンギャラリーは、立て替えが決まってから、住人の方が「住みながら!」一階をギャラリーとして開放したということ。やっていたのは、前からブログでときどき見ていたhanaさんの阿佐ヶ谷住宅を写した写真展。しかし、団地内カメラだらけでありました。

November 07, 2006

■阿佐ヶ谷ジャズストリート2006

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去年もいったね。去年はがんばって7ステージ駆け回ったんだ!
今年は、土曜日に。最初からうーん、なんかいまひとつ燃える演目がないな〜っと、だらっと行ったら、人出は去年よりよっぽど多く、整理券とか行列とかぞーろぞーろ。
で、聴いたのはザムザ阿佐ヶ谷(ラピュタの地下)で諸岡ひろや(org)トリオ+稲葉社子(Vo) 。わーい、ハモンドオルガンだ、後ろで不思議スピーカーがぶんぶん廻ってておもしろい。曲はやっぱりジミー・スミスとかね。まあまあ。
と、
河北病院の附属の看護学校の講堂というすごいところで、竹田直哉(Vib)のグループ。なかなかよかった。と2ステージのみ。

今日はジャズがんばるより、おいしいものがたべた〜い!と隣の駅までイタリアン食べに行って、ワインをかぷかぷの満腹♪

もう一回阿佐ヶ谷まで消化しながら歩いて戻って、最後にワンステージどっか入れるかなと捜したら、駅前の「カフェ・ド・ウィング」で有明のぶこ(Vib)高梨道生(B)内本潔(Ds)とまたヴィブラホンのトリオ。オーソドックスなところでワインもしっかりまわって気持ちよく。手を伸ばせば届きそうな近さでヴィブラホンというのもはじめてかも。なんかクルクル廻っている装置とかあっておもしろかった。
(ヴィブラホンとマリンバってどう違うのかな?)

と、ハモンド・オルガン1にヴィブラホン2とちょっと不思議なセットばかり。

November 06, 2006

■李白と月

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神保町から経堂に移った喫茶店の「李白」をやっと訪問。
前より広々と、庭に囲まれた一戸建て。
中もひろく天井の高いがっしりした古民家造りに、魅惑の李朝家具。これは時を忘れるよ!
家のそばでないのがとてもとても残念。
月がきれいだったのに、カメラがちびカメラしか持っていなかったのも残念。

November 02, 2006

■今更のカンテン

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ブームの時の寒天の粉がどさっと出てきちゃったりして、
朝ご飯はヨーグルトに寒天にシリアルと。
そろそろもうちょっと暖かそうなメニューを考える必用有り。
上は、キンモクセイ(アイデアと見た目はよいとしても、味は工夫の必要有り)。
下は、クコの実いっぱい。ええと、なんだか忘れたけど、体によいものであるはず。

November 01, 2006

■朝散歩 カメは簡単・・・

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おデブ気味なので、早朝散歩を。カメは撮影簡単なんだけど、いろいろ来ている冬鳥はなかなか動きが速くって・・・。
カケス、ウグイス、ヒヨドリ、コゲラ、メジロ、シジュウカラ、なんぞなんぞが飛び回り。もちろん池にはカモさん多数飛来中。あと、私は見てないけど「いるよ」「さっきいたよ」と言われるもっとスペシャルなお客さんがさらにいろいろ。

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このところ、毎日森に現れているのが、ソウシチョウ(相思鳥)の群。20〜30羽はいるもよう。これ、香港のバードストリートで山盛り売ってた鳥じゃないかな。なので、何羽もさえずっていると、東南アジアの鳥市場に来たような。日本では「カゴ抜け」なんだけど、こんな群になって元気でどんどん増えているらしい、これも地球温暖化かな。
声はすごいきれいで、思わずお家に飼いたいと思うくらいだけど、音量でかく、いくらでも鳴くので五月蠅いったらありゃしない・・・とネット上の噂。ええと今は「外来種被害防止法」につき、飼育(輸入?)禁止になっているらしい。

こちらのページに見事な写真と鳴き声(開けると音がすぐ出るので注意!)発見。