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太田記念浮世絵美術館で〜2/25まで。
上の写真が今回の目玉、北斎の「雨中の虎」(太田記念浮世絵美術館所蔵)と「龍図」(ギメ美術館所蔵)が、実は対だった!大発見〜! と宣伝されているもの(写真はカタログの表紙と裏表紙)。1Fで畳に座って拝見できまする。
しかしねえ、この虎の顔はいかがなものか。ケロッグのキャラみたい! 下でやっている紹介ビデオとか、虎の吠え声の効果音を入れて、睨み合い、吼えかかるみたいなナレーションがついているけど、この顔だよん。
「ぼくさあ、だいたい猫なんだから濡れるのいやなんだよ、雨そんなに降らせないでよ〜」と困って訴えているぐらいに見えるけどね(笑)。龍の方だってね「そう言われたって、俺様に雨は付きもんなんだしょうがないだろう」ぐらいかな。
ともかくギメ美術館の所蔵品はものすごく保存状態がよいということで、歌麿も写楽の役者絵もむちゃくちゃきれい。細部までこんなことしてあったのか!というのがいっぱいあっておもしろい。
今回特に気に入ったのは、春信のラブリーさかな。
「日曜美術館」で放送するとわかってその前の土曜日に慌てて。氷雨の日だったけれど、もちろん混雑、2Fを入場制限しているので、階段を上がるのを待つ列がぐるっと・・・といっても並んでいたのは30分ぐらいかな。入場制限のお陰で、ともかく作品の前は一重の並び、がまんすれば、じっくりと鑑賞可。おばちゃんの頭の上や隙間から覗かないでもいいようにはなってる。で、2時間ほどして出てきたら、今度は建物の外まで列がずらっと。うーん、後半展示換えのあとも行きたいんだけれど、平日行けるか?
今読んでいるのが、永井荷風の『江戸芸術論』、主に浮世絵について。巻末の解説によれば「意識的に」図版無しで組んだ本で、最初は図も見たいよ〜、入れてよ〜と思うのだけれど、図無しでの描写がおもしろくてだんだんはまる。
今回展示されている葛飾北斎の「千絵の海 総州銚子」、ハワイの大波とロングボードですか、っていうぐらいの、大波に乗って走る舟の様子。それとたとえば1Fにあった広重の「隅田川月景」・・・水墨で、おぼろな満月と隅田川に浮かぶ舟、その下の落款まで正中線に並べてある静謐なの・・・を思い浮かべて読むと、たとえば、
北斎は山水を把(と)りてこれを描くに当たり山水それのみには飽き足らず常に奇抜なる意匠を設けて人を驚かせり。(中略)暴風電光急流を以て山水を活動せしむるは北斎の喜んでなす処。雨と雪と月光とまた爛々たる星斗の光によりて唯でさえ寂しき夜景に一層の閑寂を添えしむるは広重のもっとも得意とする処なり。北斎の山水中に見出さるる人物は皆孜々として労役す。然らざれば殊更に風景を指し嘆賞し若しくは甚だしく驚愕するが如きさまをなせり。然るに広重が画図中には猪牙(ちょき)を漕ぐ船頭も先を急がぬらしく・・・
てな感じ。おもしろ♪
せっかく神楽坂なので、久しぶりに「五十番」ででっかい饅頭を。この場合は「マントウ」と読んでいただきたい。
というのは、中国の本を探しに?保町に行ったときに、
『北京ごはんを文豪といかが ―食でたどる老舎小説―』(森本まみ子著、渓艸舎、2003・・・アマゾンにはないのだ)という本をたまたま見つけちゃったから。この本を読んでいると、ともかく粉もの♪ 餅(小麦粉のね)とかマントウとか、ウー・ウェン的なものを食べたくて食べたくてしょうがなくなるのでたいへん!
粉もイーストも用意して、ウー・ウェンさんの本もさらに仕込んだんだけど、つくる時間がなくて、ともかく頭の中がマントウでいっぱい、マントウ〜喰いたい!
まあ、味はね・・・なんですな・・・今時、種類を見分ける鮮やかなマラスキーノ・チェリーっつうのもすごいね・・・ともあれ、このでかいのを食べればマントウ欲はすっかり満たされ・・・で、けっきょくまだつくってないや。老舎の本は現在つぎつぎ読破中。んとね、簡単にいうと中国のディケンズかなあと。
神楽坂にあるアグネスというホテルで開かれていたアートフェア「Art@Agnes 2007」。今年でもう3回目だそうで、初日は招待客、土日は入場料500円で一般も。ホテル借り切りで、現代美術の32画廊が、5〜2Fの一部屋ごとをブースとして展示販売。
日曜日のお昼ぐらいにいったんだけど、そりゃもうすごい混雑で、ほとんどが小さなシングルルームでしょ、もう出るのも入るのも見るのもやっさもっさ・・・できつきつのふんぎゅ〜う!
部屋全体を個展みたいにしていたり、細かい作品をユニットバスまで吊したり、ベッドを生かした展示をしたりと、まあ、それぞれがんばってはいたし、おもしろい作品もあったんだけど、ともかくオシツオサレツで次々まわってけっきょくは何が何やらになっちゃった。
ええと、C・ボルタンスキーの蝋燭立てはすてきだったけど、さすがにこれは「Price on request」とな。だいたいは、まあ、ちょっとインテリアにどうぞ的な手軽な若い作家が多かったかと。
うーん、ホテル全体がアートフェアという設定はおもしろいし、いっぺんに見られるのはありがたいけど、ともかく部屋が狭すぎ&混みすぎ。商売的にはどうだったんだろう、来年はなんか運営方法考え直しかなあ。
すごい美人で(実力もありということで)ばしばし売り出し中の某日本画家さんを扱っている画廊だけ、ギャラリストさんが堅気にはとても見えず、その一部屋だけ、なんかゴージャス仕上げで、大きなワインクーラーにボトルぶっさして・・・あまりにも、作家さんの雰囲気とその部屋がおかしくって、友だちと「あれってコスプレじゃないよねえ」と^^;)
寒くてもみんな釣り堀〜。そうそうこの後、人口密度が薄〜いところに行きたいと、新宿御苑にいったのでした。
1月12日。だいぶ前になっちゃった。中国の新春気分の後は、ぶーんと埼京線に乗って与野本町までモダンダンスを見に。
男性二人組のデュオ。ダンス見巧者の友人が、ぜ〜ったいおもしろいから、と誘ってくれたもの。確かに、すんごいおもしろかった! 今年のダンス幕開けは大吉! この二人見るべし!
バングラデシュ系イギリス人のアクラム・カーンと、モロッコ系ベルギー人のシディ・ラルビ・シェルカウイという、ぺったり単純日本人の私から見ると、実にややっこしいアイデンティティの二人。
技術もすばらしいけど、なんでしょう。自分たちの経験に基づいた内容を、自分たちで消化しきって、振り付けて踊っているからかな、とっても内容が詰まった感じで、うそっぽいところがゼロ。
どうしても、振付家とダンサーとなると、動くために動いているとか、フォーメーションのつじつま合わせとか、きれいに見せるためにこう、といったところが入り込みがちだけど、それがなかったのがよかったのかも。
舞台の奥に4人のミュージシャンがいて、ライブで演奏を。これがまたものすごくいい音楽でびっくり。ボーカル、チェロ、ヴァイオリン、打楽器。楽器編成は洋物っぽくもあるけど、どもかく声がすごい。イスラムっぽいと単純にスーフィーと思ってしまうのだけれど、これはおおざっぱすぎるかも。ともかく西洋の声の出し方とはぜんぜん違う、心に染み込む声で、この人たちだけでも別にライブやってくれればいいのに、と。
※音楽を作ったのは、ニティン・ソーニー:インド系イギリス人、かなりおもしろそう。
おまけ:見ていた人みんなの疑問?
等身大の、ダンサー二人の体から型をとったという2体の人形(アントニー・ゴームリーの作品)が舞台にあって、分身として使われるんだけど、片方がね、ちゃんと立つの。足とかでかくないのに、どうしてあんなに安定よく立たせたり、転がしたり、また立たせたりできるんだろう。ぜったい無理のはず(人は直立制止しているようでも、重心を細かく調整しつづけているから立っていられるんじゃなかったっけ、とうろ覚え)なんだけどな〜、と。わたしの説・・・立つ方はね、中に人間入れてある!?
さらに後で聞いた話。アクラム・カーンは、シルヴィ・ギエムがもっとも注目している、一緒にやりたい振付家兼ダンサーと言うことで、去年、日本のエルメスで二人のシークレット・ライブがあったらしい・・・うーん、そんなことやってるんだ。ブランドには興味がないが、やっぱりお金もちっていいかもん!
ちなみに、ちょうどこのころ、TVでやってたギエム様は、すんごくつまんなくて唖然とした。やっぱり振り付け&相手がだめじゃあ、いくらギエム様でもだめだ〜っと。
ダンスのあとで、とってもひさしぶりに大久保の梁(ヤン)の家で、韓国料理。二人だったので、フユクと味噌チゲとマッコルリ。味噌チゲは最後にご飯と海苔と卵を入れておじやに。うまかったです。
職安通りまでぐるっとまわって、新しい韓国スーパーとかチェック。皮付き豚肉を買って、最後はアジアスーパーでお買い物。
生の胡椒と、ライム(レモンと書いてあるけどライムっぽい)のジュースで、甘くて辛くてすっぱい炒め物つくったのだ。
ぱっきーんと冬晴れの日の新宿御苑。
毎年遅いお花見で行くのが恒例だけど、いつも散歩しよう〜〜〜と思いつつ、酒から離れられず。
お日さんさえ出ていれば空いてて、気持ちいいのだ。
春までもう少し待たれよ!
前から買ってみたかったブタさんチーズ。豚年だしね、新年会のお土産にしようと思ったんだけど、冷蔵庫に入れといて忘れた(無意識に持って行くことを避けた・・・かな)。
種類はスカモルツァだそうで、ちっと古&堅くなってから、オリーブオイル少しで焼いて食べるのがおいしいと説明書にあり。
しかし、「チーズ王国」ってお店、やたらあっちこっちにあって、やたら元気と愛想のいい若い店員さんが山のようにいて、あんなにチーズ売れるのかしら〜?
さらに中国つながり・・・「中国新春展 お正月をめぐる民間工芸」@日中友好開館美術館〜1/28
年画と切り絵ばっかりかな〜、凧ぐらいあるかな〜と思っていってみたら、泥人形、麺人形(小麦粉の粘土で作った人形)がいっぱい。泥人形のかわいさはたまらん!! 海洋堂もいいけど、こういう微妙に精密に「できない」のがかわいいのよ〜♪
ほとんどお正月(新春、旧正月)の風俗や、縁日の様子。
いまでも新春の大縁日、廟会というのは、北京の地壇公園でものすごい賑わいらしく、ちょうど今頃はじまっているはず〜〜〜! こんな工芸品も山のように出るらしい! ふー!行ってみたいけど、目に付くもの全部買っちゃいそうね・・・
行った日はちょうど「麺人形」の大家が、実演&説明してくれてたのだ。すごい技だった。
博物館にいったらせっかくだから「アメ横センター」地下へ。「南京風味 塩水鴨」半身で840円発見。あと台湾産の香菜とか。もっと咸肉(塩漬け干し肉?)とか広東ものがいっぱいあるといいんだけどな〜。
またまた香港炊き込みご飯のまねっこ、ボーチャイファン(保/火仔飯)です。香菜載せる前に撮っちまったのは失敗(見た目よりは旨い!)。野菜と炒めてみたのもおいしかった〜♪
塩水鴨or咸肉みたいなもの、今年こそ寒いうちに自作しようと思っててまだだ。
しかし、こちらから日本語を使わない限り、迷いなく中国語でぺらぺらぺら〜っと話されちゃうのよね(笑)、んでもって、動じない(ふりして)「シェイシェイ」とな、買い物終了。
同じく東博で、1/28まで公開中。ずっと改修工事してたのがや〜〜〜っと開いたのです。
前に「踊るサティロス」のすてきなお尻を見に行ったときに、ちょっとだけ使っていた建物。
建物はかなりステキなれど、ただがら〜んとしているだけで、これからどう使うのかなあ。セルフサービスでいいから、まっとうなお味でかつお昼食べるのに千円もかからないで、サンドイッチとかおにぎりとか出してくれる席数の多いカフェ希望^^;)
東博で2月25日まで。写真が多い朝日新聞のオフィシャルサイト
これはお正月の氷雨の日。始まったばかりだし、風邪が怖い年寄りは来ないだろうと・・・さすがにガラ空きでゆっくりと。平成館の2Fの半分だけなので、ちょっと出品数少なめの展覧会。前4500年頃〜新しいので10世紀までと、なんたって古〜〜〜いぞ〜!
商の青銅器の造形がお見事。かつ、これって、当時はキンキラキンのキンであったと想像しないとね。そうすると周りの人はどんな服装だったのかなあ、建物は、とか周りが気になる。しかし昔は中国の古い青銅器なんて、ごちゃごちゃコテコテ重苦しくって、ぜんぜんいいと思わなかったのだけど、けっこう、この虎のかたちいいなあ、とか、この羊のちょっと欲しいかもと思っている。好みは広がる広がる、どこまで広がるか自分で楽しみ(笑)。
「祭祀場面貯貝器」というのがむちゃくちゃおもしろい。当時宝物だった貝を入れとく蓋付きのバケツのような宝物入れというか金庫というか、なんだけど、その直径50センチぐらいのフタの上に人がなんと129人と動物多数、その他、家やら器具やらいっぱいでこちゃこちゃと細かく「祭祀場面」というのが表されているわけで。偉い人のお食事風景、調理風景、飼ってあるヒョウ、その前に倒れてる餌の犬、・・・生け贄にされるのに柱に縛り付けられた人まで・・・これはミニチュア好きにはたまらないおもしろさ。
ほか、本館は恒例「博物館で初詣」に合わせた展示。国宝は長谷川等伯の松林図屏風。ほかイノシシや目出度いものいろいろ。浮世絵コーナーの広重の「江戸名所百会景」のうち『井の頭弁天の雪景色』が日々行っている場所だけに、あっさり広々した風景で、なんだ江戸時代はこんなだったんだあ、とおもしろかったかな。
井の頭公園ならぬ井頭公園(真岡市)。ここにある、花ちょう館という巨大温室にメタリックな金色のサナギをぶら下げたツリーがあるのだと。
地方版やニュースでも報道されたということで、混んでるかな〜っと思ったら・・・この年末に、そんな酔狂なものを見に行ったのは我々だけ。温室中独占!っていうか、巨大な公園全体人影まばら・・・
金色のがオオゴマダラで、緑色のがたしかリュウキュウアサギマダラ(ちょっと不確か)。
ツリーはね、飾り=サナギが少々まばらなのが寂しかったけど(最終日だったから羽化しちゃったのかも)、
親のチョウチョは、
たんまり〜〜〜と!
この他の種類のも合わせて、部屋中をびらびらびらびら飛び回っているので、苦手な人は気絶するかも!
で、もって部屋中捜索したのに、幼虫がいない!いない!いない!
と、係の人を呼んできて詰問した結果(笑)、幼虫は別の部屋で育ててるんです、と。それをさらに見たい見たいと騒いでわざわざ連れてきてもらったのでありました〜^^;)
さて、今年のレモン学園はどうなるかな・・・。暖冬のせいか、レモンの木葉っぱがそんなに落ちてません(去年は丸坊主になった)、どころか新しい葉っぱが出ている。
このエントリー書こうと思って、井頭公園検索で調べたら、味をしめて、金色のサナギのお正月飾りもやっていたもよう。
おまけにもう一枚。草間弥生さんの作品みたいでもある。
この遠足の本当の目的「金色のツリー」は次回にて・・・
益子のひょうたんランプの下がったカフェ「JAMU LOUNGE」自然食ベジ系、『チルチン人』系・・・はなかなかステキ。クッキーは、気に入ってお土産にも。おいしい!と思い出したら、これまたン十年前に母カエルがお菓子に凝っていた頃の『デール夫人のクッキーズ』(婦人之友社)のレシピで作ったクッキーに似ているのだった。重曹使ってるかな。あの本欲しいな、いえ、作る気はあまりないんですけど・・・
郷土食「しもつかれ」、賞味期限が迫ってきたのでそろそろ勇気を出して食べないといかん! 余計醗酵しているかも・・・お赤飯と一緒に食べるの?
馬鹿にした干支の練り物は、吉祥寺でも売ってました。でも、練り物チェリーだけっていうのはなかったい。
ときどき混ぜる「鳥」シリーズ。
この前のカワセミ君のお食事風景。ちょっとねえ魚が大きすぎて、、飲み込むのにすごい苦労を。わたしが見始めてからだけでも10分ぐらいは枝にばしばし叩きつけては飲み込もうし、飲み込めず・・・、叩きつけるのはホネを砕いて身を柔らかくしている・・・となんかで読んだような気がする。
「のっつこっつ」はたぶん京都の方の方言・・・なんとなく感じでてるでしょ。
近美の4Fで特集展示していたのは、木村荘八の永井荷風『ぼく東奇譚』(「ぼく」はサンズイに墨)の挿絵原画。こんなものも収蔵してたのね。岩波文庫版にも挿絵はちゃんと入っているんだけどちっちゃいしね。だいたい小説に挿絵が入っているのは好きなんだけど(ディケンズとか)、この『ぼく東奇譚』は日本の挿絵のなかでもベストのひとつでは。
上の写真撮ってみた絵の蚊帳の白い線のところとかどうやって描いているのかぜひ知りたかったのだ(判明しました!)。
収蔵品は、係の人に断って「わたしは写真撮る人ですシール」をもらって、目立つところにペタリと貼れば撮影可(だめな作品には注意の表示あり)。というのは知っていたんだけど、今回初めて実際に試してみた。熱心にメモとってたら、解説のコピーもどうぞと。お正月ならではの空きに空いている館内でゆっくり見られたし満足。
3F版画コーナーでは、もうひとつのお目当て、、木口木版の日和崎尊夫さん(去年感動した柄澤齊さんのお師匠さん)の特集展示。デュラン・トマスの詩画集『緑の導火線』ははじめて見たので、ほくほく。やっぱりすごい。
ちなみに、お正月の目玉展示は、長さ40メ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜トルの横山大観『生々流転』。まあ、ふう、これですか〜〜〜〜〜〜という感じで蟹歩きで鑑賞。細かいところがけっこうマンガっぽくて面白かったり。
しかも、この日はなぜか入場料タダでした! すごいラッキー。
ええいついでだと、工芸館で(こっちはさすがにタダではなかった)『人間国宝 松田権六の世界』展。混んでた(この日の朝に「日曜美術館」で紹介された)。
すごいな〜、完璧だな〜、きれいだな〜とも思うし、好きでなくないこともない^^;) でも、蒔絵の文机とかねえ、さすがに欲しいと思わない。ぜんぜん家にあるところを想像できない! アールヌーボーの象眼の机だったら欲しいのだけど、それだけ、文化の根っこを叩ききってしまった生活様式になっちゃっているということかな。まあ、松田権六の蒔絵の文机が似合う生活をしている人って、今の日本にどのくらいいるのか!?
工芸館のショップで売っていた「ウィークエンド 漆職人/金継ぎ編」(教習ビデオ付きキット)あれどうだろう、ちょい欠けのお皿がだいぶ溜まってきたので、できるといいなあ・・・
ときどきお仕事しにいく都心のビル。レトロおされやな建築だな〜と思っていたら、1965年の建築でコンバージョン物件として有名らしい。
しかし、ここで一人徹夜作業・・・廊下に出たら、一番奥にうずくまってずっと泣いている女あり。んげえ!?
しばらくしたら、男性が現れて、メロドラマ〜〜〜。なかなかの騒ぎ!@夜中の1時・・・
さすが都会はいろいろあるね、なかなか眼が覚める体験でありました。
去年読んだ(アート関係本の)中で1番おもしろかった本(のひとつ)。
『秘密の知識 巨匠も用いた知られざる技術の解明』 デイヴィッド・ホックニー(アマゾン)
カラヴァッジョ、ベラスケス、ホルバイン・・・あのまるで写真のような精密さの見事な絵がどういう技法で描かれたのか、ルネッサンス(あるいはそれより前)ぐらいにはすでに、カメラ・ルシダやカメラ・オブスキュラ、鏡、レンズなんかの光学器具を使っていたんじゃないか、というのを実際に実験し例証している本。技法から見た美術史かな。毎日手を動かしている画家自身がいろいろ試しているんだから、説得力あり。
そうだよねえ、いくらゴッドハンドだって、あんなすごいの目で見ただけで描くの無理だよねえ。ましてや王様とか貴族とかのお偉いさんが、何時間も同じポーズをとってくれる訳も無し!――カラヴァッジョはあんなに<写実>なのに、デッサンとか下絵というものがほとんど発見されてないんですと――と。その器具や画法の話も面白いんだけど、人の視覚、ものを見るというのがどういうことなのか、についての話になっているところが無茶おもしろく目から鱗がぽろぽろ落ちる! で、カメラが発明されて逆に絵画は、写真的な表現から離れていく・・・・それがまたコンピューターが入ってきて・・・と。
もちろん、この説には反対する学者とかも多いらしいんだけど。ブックマーク忘れたけど、そういうの集めたサイトがあった。
で、上の写真へんでしょう・・・なぜ2冊重なっているのか、合成じゃないの(泣)。2001年に英語版が出たときに、張り切って買っただけど、おもしろかったけど、完全理解は無理〜〜〜! そうしたら、去年日本語訳、かつ、オリジナルの本を元にBBCが番組を作ったので、1章追加になった増補版が出たので、ええ、しょうがなくて買いました^^;) 英語版売れないかなあ・・・
このBBCの番組がすごいおもしろそうで、ぜひぜひDVDが出て欲しいんだけど。こちらのサイトで各章のさわりだけクリップ見られる・・・。(ちなみにBBCはイギリス国民には放送した番組をネット上で公開しているらしい・・・すばらしい! BBCだったら、アッテンボローの自然シリーズとかもあるんだよねえ、いいな〜。NHKがっちり視聴料強制徴収法を通すのだったらそのぐらいのサービスをしてくれないかな〜!とキボンヌ)
ついについに、あのポルボロンに〜♪ んんん十年ぶりで。カエルが出逢った〜(ウルルン風に読んでください)。
まさか、もう一度食べられるとはね〜。叩けよさらば開かれん、求めよさらば与えられん。
もう、3年ぐらいこのブログで騒いでいて、みなさんがたどり着いてコメントを入れていただいたお陰で、検索上位になったお陰で・・・・。校内の売店やバザーでさえお目にかかる機会はなくなってしまっていたのだけど、内輪でちゃんと作られていたのだ、感動!
はい、これです♪ 中はすこ〜しだけクリーム色かかってました。ふわふわのほろほろ。
うん、この香り、これかも。シナモンはゼロですね、ちょっとしゃりっとしたお砂糖が混じっているような感じはレシピが微妙に変わっているかも、あと、周りの粉砂糖はもっとどっさりかかっていたかも。包み紙は前のはもっとほわほわだったかなあ。ええと、不思議な甘い香りこれがわからない・・・。わー、しかし泣ける美味しさ^^;)
プルーストの『失われた時を求めて』で、マドレーヌが子ども時代の体験をくらくらするほどくっきり思い出させたように、たしかに、、おばあちゃんちの居間や玄関―いつもポルボロンをおばさんからもらっていた場所―けっこう生々しく思い出した。うーん、感覚効果。
さてさて、この感動の再会をさせてくれたのは、うりぼんさん。
たまたまわたしのブログでポルボロンを知って、果敢に制作に挑戦。前にも味見させていただいたんだけど、うーんすごいおいしいけど「あれ」とは違うようです、という感想を伝え。で、やっぱり「アレ」を試すしかないと、彼女がんばって知り合いを捜していったら、なんと大当たりの方に行き当たり、「今日の夜アレを受けとりますが、明朝いかがでしょう」と興奮の緊急連絡をいただき、きゃー、二人ともオフラインの初顔合わせに照れながら目出度くランデブー・・・。
しかも、すごいのは、お菓子名人のうりぼんさん。前からいろいろなレシピを追求していたのを、「アレ」を夕方いただいて、味を確かめてから、さらに夜中(朝?)までかかって、4種類のバージョン違いのレシピを実践し! ほら(1)〜(4)まで番号付いているのだなこれが!
吉祥寺某所で、朝から、ポルボロンを5種類並べて次々と味見。
「これはこうしてみて、これはあれをいれないで、これはこっちのなにを×××してみて」と・・・そう言われて食べてみると、お菓子づくり素人のわたしも、あああ、なるほど、うん、そこでこうなるんだと。なるほど、味の方のツボは×××や×××で、作り方のツボは×××で×××なんですね、うんうんと。
で、光塩に一番近づけたバージョン(あと、香りだけです、謎の香り!と思う)と。うりぼんさんがお菓子としてこれがベストという素晴らしいバージョン(「うりぼろん」と勝手に銘々)が、ほとんどレシピ決定(ですよね? いずれもっと改良!?)。
あ〜、幸せ。
うりぼんさん、インターネット様、そして何より神様かな〜、ありがとうございました〜。
と、そこにもうひとつ、幸せ、屋上屋を重ね。
エレカフェ(エレファントキッチン・カフェ部門)さんも、わたしのブログを読んでると、どうしてもポルボロンが気になる〜と、挑戦。
これまたAバージョン、Bバージョン、とおまけの実験Cバージョン。そうか、やっぱりこうやって、バージョン分けして作っていくのね、プロは!
はい、どっちもおいしく、ほろほろの方のほろほろ加減かなり近かった。ありがとう&ごちそうさまでした〜! 味の特徴はこの前、伝えたような感じであります。
ふむ、あとは謎の香り、バニラっぽくはあるんだけど、バニラビーンズの正統な(!?)ではなく、たとえば今話題の不二家の何日おいてもふわふわのドーナッツとか、ブルボンの「ホワイトロリータ」とかねえ、なんか微妙にあのへんの甘い香りのような気もし・・・ どうなんだろう、それとも、特に香料は足さないのかな〜、もう少し謎が・・・、まあ、謎がなくなるとつまらないし。
というわけで、実は去年の12月、たいへん幸せなポルボロン月間を過ごし・・・ウエストには多少影響が(笑)。いやあ、ほんとに再会できてうれしいのなんのって \(^o^)/
===ポルボロンなんじゃいっていう方は、右のメニューの下の方、カテゴリーの中に「ポルボロン」があるので、そっから見ていただけると幸い===
これは、お正月3日ぐらいに行った神代植物公園。まだつぼみもいっぱい。シモヤケした(?)バラも、これはこれで風情が。しかし、お正月にこんなにバラ残ってたっけ? 暖冬のせいでしょうか。母宅からはまたアサガオに花が咲いたという報告まで、びっくり。
去年見た展覧会のやっとラスト。
?保町の竹尾のショウルームで、「華彩書香(はなやぎ、いろめき、かおりたつ、しょもつ)」−当代中国的書籍設計ー 12月22日まで。最終日の朝に気が付いて慌てて夕方に駆けつけた。
前から『漢聲雜誌』というデザイン性の強い台湾の不思議雑誌は好きで何冊か集めていたんだけれど、↓
この漢聲シリーズ(アートディレクター:黃永松)も展示されていたけれど、中心は呂敬人(Lu Jing-ren)さんのデザインした本。これがすごいんだ♪
ああ〜、触れないんだ・・・がっかし、やっぱり本は触らないとねえ、と指をくわえて見ていたら、もう一人たいへん熱心に見ていたお客さんに(わたしとその人ぐらいしかいなかった)、ギャラリーの人が「よろしければ中も開いてお見せしましょうか」と。すぐ駆けつけて「わたしも拝見させてくださ〜い!」と(このあたり、おばさんの自覚あり・笑)。で、いくつか開いてくれたり、ちょっと触らせてもらったり、説明をしてもらえてラッキー♪
「うわあ、すごい、こんなことしてる!」「ひえええ〜、凝ってる」「うーん美しい」と大騒ぎしてしまい(恥)。
ああ、欲しい、いくつか欲しい、自分のものとして愛でたい。元がまだ安いお陰で「ええ、こーんなすごいのに日本円だと××円ぐらいですかあ!」というのもあり。一生懸命書名をメモしてきたんだけど、ネットで本屋さん見つけて探し出すのに、けっこう手こずり中。・・・その後、?保町の中国図書のお店を巡って、うーん、取り寄せならいくつか行けるかも・・・というところまで。この話・・・いずれ続く・・・
鳥を見ながら気にしてたんだけど・・・ぜんぜん上がってなかった・・・
うまいっす^^;)
昔、中野のブロードウェイに続く道の新宿側、ごちゃごちゃ飲み屋のなかに、おじいさんと娘さんのやっているむちゃくちゃおいしい焼鳥屋、鶏刺しが絶品!というのがあったのだけど・・・あそこの枡酒旨かったなあ。隅っこに塩載せてね。
しかし、あの枡は積年のオヤジオヤジの食い付きで、すべての角がやわらか〜く丸くなってたよな〜。
これも去年の。大晦日なら空いているかな〜、と思ったんだけど。いやあすごい人気。それでも「チケット売り場40分」待ちとかではなかった(5〜6分?)だったので、空いていたのでありましょう@Bunkamura Museum。
なにしろ細かい版画なので、絵にぴったりとくっつかないと十分見られない、というわけで、じとーじとーと進んでいく行列に入るしかない辛い状況。
あんまり進むのがとろいので自分の前にある絵に飽きちゃって、先にある絵を眺めて、で、進むと、もうその絵は見ちゃっているので、すぐ飽きて、また前の絵を・・・という無意味な・・・。ただで貸してくれるNintendoDSの鑑賞システムで暇つぶししつつ(笑)
ともあれ、おもしろかった!
エッシャーのエッシャーであるところのだまし絵もすごいんだけど、そこに至までの風景画や静物画、それがだんだんにあの「エッシャー」になっていくところがおもしろい。
すごいおおざっぱに言うと、平らなオランダ育ちの視線しか持っていなかったのが、イタリアに旅行して、街全体を崖の上から見下ろしたりする新しいパースペクティブに興奮していくのがとてもおもしろい。で、ひとつ「あ、こういう角度」おもしろい、と気が付くとどんどんどんどんおもしろい角度、見方に気が付いていく訳で・・・しまいにはああいうことに。う〜〜ん、なるんだ〜!?
しかし、この人、CGのない時代にこれを自分の頭で・・・かつアイデアだけじゃなくって、それを表現する精緻さがないと「だまし」が成り立たないわけで、そこのところがすごい技術。ため息ものでした・・・
思わずこの「でんぐりでんぐり」くん欲しさに・・・BOX買ってしまいました。大晦日で気がゆるんだっちゃ^^;)
湯上がりの透明人間がいっぱい日向ぼっこ!?
これね、いわゆる街のおしゃれブティック。
タオルで丁寧に巻かれているのは、ワンピースとかスーツとか。
直射日光を防いでいるんだと思うけど、うーん、この状態じゃ売れないよね。
きっと、このマネキン軍団を外に出さないと、
お店の人が入る空間ができなんだと推察するなり^^;)
2006.10.31-12.24 近美にこれだけ見に年末の駆け込み・・・公式ページ
パリの郊外のさりげない風景を撮っている小野規、海を撮っている浅田暢夫、インスタレーションぽい鈴木 崇の3人がおもしろかった。
海は、去年評判だった佐渡のお坊さん(?)のかと思ったら、別の作家。福井の海だそうで・・・やっぱり太平洋のちゃぽちゃぽしているのより、日本海の方がだいぶドラマチック。しかし、日本海って一回見たことあったかなあ・・・父方ご本家とやらは能登半島なのでありますが・・・
大規模修繕が終わって、まだ冬だし、ついついベランダが片づいていて余裕があるような錯覚が・・・
で、買っちゃった。ご近所の普通の家の玄関前に「500円」と出されてたので「ピンポーン」と。
付いている葉っぱだけだって、500円だったら元が取れるよな(笑)
すでに1m50cmぐらいある。
伊東豊雄の後で上階のコレクション展、新鋭展。
むちゃくちゃ細かい鉛筆の細密画の河内良介さんの作品がすごい!
ひえええ、これ鉛筆ですか、鉛筆でここまで出来ますか!?
・・・描いている世界も、シュールで好き。
この人は忘れないように気を付けていようと自分メモ。
まだ去年の書き残しを引きずり・・・
オペラシティギャラリーで12月24日で終了。慌てて前日の朝一で走る・・・走ったら、まだ開いてなかった^^;)
なーんだって、喫茶店でコーヒー飲んで落ち着いてみたら、隣のICCで10時から始まっている八谷展に行けばよかったんだ、ちゃんちゃん!
もとい。伊東豊雄さんの作品って、印象的に、なんかたとえば安藤さんみたいに、がつんと明確に訴えてくるモノがなくて、シルバーハット以来それほどおもしろいと思うのがないまま、仙台メディアテークも、ふーんなんだかな〜だったんだけど、改めて今ここまで来てますって言うのをまとめて見るとなかなかすごかった。かつ納得できるものが、かな。台湾にできるオペラセンターとか、できたら行ってみたい!(しかし、本当に下の階まで穴突き抜けているわけじゃないよね〜)
しかし、コンピュータというものがなくて、伊東さんがそれでも建築家に成った場合、いったいどういう建築が!? 展示方法もおもしろかった。靴を脱いで曲面の床を上がったり下がったりするだけで、人の感覚ってこんなに新鮮に覚醒するのね〜。
アレッシィのカエルのついたカップ、危うく買ってしまいそうに・・・
今日は鳥見もお休み〜〜〜。
1月6日、ほんとうはエピファニー=公顕節=主顕節(馬小屋のイエス様のところに東方の3賢人が辿り着いて、礼拝した日)なので、新フェーブを上げたかったんだけど、注文した奴(ちょびっとだけヨ)は、まだ届いておりませぬ^^;) ダイエット中なので、ガレットデロアは食べるの止めとこっと、デパート行ってどんなの出てるか、見学するだけにしようっと。
お正月の「ガッテン」のお寿司スペシャル、見てから寿司屋に行って・・・海老の尻尾をお箸で持ち上げてみたら、やっぱりな、抵抗なくシャリから剥がれて海老だけイナバウアー。日本中で何万人もやってるんだろうな〜と思いつつ・・・あのお寿司屋さん行ってみたいけど、すごいことになってるんでしょうね〜〜〜。
グレーのは前からもってたブラックムーンストーン。白い方が東京フォーラムの骨董市で見つけたレインボームーンストーン。
ふむ、でかめ、半透明の貴石・・・かつカボションカットというのが、要するに好み。分かりやすいなあ。
しかし、新しい指輪の特徴は側面にあり! やたら台座が高い。つまりこれは夏用ね。手袋無理、ミトンでも無理、セーターにも引っかかるので危険。
イギリスのアンティークを集めているブースで買ったけど、イギリスものなのか、アンティークなのかはちと不明。最初に一回声かけて、あっちこっち冷やかして最後に戻ってきて「どーんと下げて〜♪」と試してみたら、おばちゃん一気に45%引き。こっちがびっくりしますがな〜^^;) 最初の値付け間違えてたかな。
これこそ掌上の小宇宙!という、小さな美しい装飾を施した魅力的な魔法の小箱のなかに精緻な世界を閉じこめた、不思議作品。2005年に銀座でいったのが、2006年の暮れは旧作(全54個中50個)も集められるだけ集めて銀座の椿画廊で。
といっても、鑑賞するには、一人がひとつの箱の小さな穴をのぞき込んで、さらに、横について光の当て方を変える担当も必用。ということで、桑原さん自身と、ボランティアガイドさん(商業画廊なのに不思議でしょ! でも、作品を思う存分眺めたい、触りたいという熱心なファンの人が応募したらしい)がついて、1日に何回か時間を決めて、新作6つに旧作を日替わりで5個ぐらいづつしか見せられないという、なかなかたいへんな展示。(展示の様子が分かるレポート。)
何回も通って、ひとつでも多く見たかったんだけれど、残念、ちょうど忙しい盛りで1回しかいけなかったのだ。ほかのも覗きたいなあ・・・。新作は桑原さんご自身に見せていただけたのでラッキー♪ 新作の6つは、オープンした日に1時間ほどで売り切れちゃったそうで!! 自分の手元に置いて、何度でも覗きたい気持ちはよ〜く分かる(危険なほど・・・笑)。「宝くじあたったら」と言うところだけれど、なんだかあんまり身を削るようにして3ヶ月とかかけて作っているものを、こちらもシコシコと稼いだお金を出さないといけないような気がしちゃう(根が貧乏人ですな〜)。
設計図(?)を展示した部屋もあったのだけれど、0.03mmとか、もう想定外の細かさにクラクラ。どうやったら、あっちの窓がこっちの鏡に映って、光の入れ方を変えると、昼が夜になって、こっちが消えてとか、見てもちっとも分からず、やっぱり魔法だった。ノートパソコンで展示してた作品写真のスライドショーがせめて欲しい!
立派な柚子をたくさんもらったのだ。そんなに使い切れない〜!といったら、こちらの「ばーさんがじーさんに作る食卓」を見て「柚子味噌」を作ればいいんだよ、と。
(柚子味噌じゃなくて「柚子胡椒」と呼ぶべきかも。この場合確か「胡椒」は「唐辛子」の意味なはず)
さっそくがんばりました。
生の「赤い」唐辛子が見つからなかったので、高知の青唐辛子を使った。色はちょっと濁ったけど、すんごくウンマイよ。
某アラマタさんに試してみたいぐらい劇辛。
2時間ぐらいごりごりした・・・。
中身はぜいたくにお風呂柚子にしているけど、なんかまだ使い道があるはず。
と、柚子の種でつくる化粧水というのに挑戦・・・いえ、ホワイトリカーがなかったので、ジンに放り込んだだけ・・・どうなるかお楽しみ。
忘年会@池袋のアンテップ。去年の秋オープンの新しいお店。東京グルメのデータ
味はよかったです(ドルマと、最後の肉肉旨かった♪)が、オペレーションがなんつーか、トルコ風なのか、実にのんびりだったのが残念。コストパーはいいな。
あとこんなんも
久しぶりに食べた劇甘物質! どうして砂糖より甘くなるのだ!?
2次会もあったりして。
12月24日に終了した、都現美の大竹伸朗展。ええと、結局ですね、4回行ってしまった。あとナディッフに1回と、ベイスギャラリーに2回。
いやあ、だってねえ、これだけの規模の個展は2度とないかも。大竹さんががんがん作り続けて、あと20年たって70歳になって、見せたい作品が4000点になっても収納できないよ(見る体力もないだろうな〜、こっちは)。というかやっぱり好きな友人とは、このまま都現美を大竹常設館にしてしまえ、という過激な意見を(笑)。
で、1回目は単純にノックアウトされ、2回目で多少息を整え、3回目でじ〜っくりと見て、これで予約した6キロのカタログが来たら、もう思い出せるからいいかな・・・と思ったんだけど。公式サイトをチェックしたら、最後の盛り上げクリスマス・イベントがこんもりと、で最終日20時までやって、演奏ガンガンもやりますと。やるなあ、力入っているなあ、いやん、いかなくちゃ。
って、残念ながら、そこに近所の飲み屋さんの忘年会の連絡が入ったので、6:30でさらば・・・この後、クロージングはものすごい盛り上がったのでありましょう・・・。
早いうちに行った3回ががらがらだったので、後からだいぶ混んでたという話を聞いてほっと。で、この最終日はさすがに窓口3つ開けて。でもね、仏像やプライスコレクションほどではないな、好きな作品はじっくり見て支障ない程度。学生がいっぱい、みんなゾンビみたいな無表情な顔で、ぞろぞろと。あれは「すごい」とか思っているのかなあ(携帯でメールばっかりしてて、顔見ながら口を動かして会話しないから、表情筋が衰えた説を立ててみました)。売店・・・おばさんの群が通り過ぎたあとのセール会場状態、Tシャツ3枚ぐらいしか残ってなく、他のもの買おうとしたけど、レジ前の列を見て諦め・・・Tシャツはナディッフで買えるかな?
で、つまり圧倒的に2006年の展覧会第1位と決定。2と3は、若冲でプライスと三の丸かな(ちなみに去年は、ティルマンスと杉本)。
うーん、なんでしょうね、大竹さんの魅力は。「美しい」(きれいなのあるけど)とか「上手い」(すごい上手いのあるけど)とか「ステキ」(これももちろんありだけど)とかじゃないんだよね。もちろん、惚れた作品はいくつもあったけど、全体として表現したいぞ、するぞーっていうパワーにやられた。あと、複雑性とか多面性かなあ、そうだよね、人間そう単純じゃないよね、いろんなことおもしろいし、いろんなことやりたいし・・・とか。
ええと、まあ、同じ路線や表現を一筋極めるというのも、もちろんあるんだけど、でも、幼児性やオタクを売り物にしたのとか、ゼニゲバのマーケティング絵とか、いじけた子どもっぽいのに飽きちゃったり。「現代人の疎外感」とか「世界平和への願い」とか表現してますっていう、そう単純な一対一のもんじゃなかろう、くだらねえ、とか。あと市民参加型の、ポリティカリーコレクトだから貶せないんだけど、やっている人は楽しいだろうけど、見ものとしては学芸会・児童館並なのとかね、そういうのもう飽きた也・・・とちょっと過激に^^;) そこに現れた救世主=大竹アニキ(勝手に)なわけかなあ・・・などと思いつつ。うん、ともかくなにより見て、浸って元気になった。もう1ヶ月長くやって欲しかったなあ。
一生懸命公園歩いてカロリー消費続行中。アオゲラ、リルビタキ(声だけ)、シメを見た鳥リストに追加。
とっても撮りやすい人通りの多いところに、長々と留まっててくれたのがこのカワセミ君。
夢中で激写しておりましたら、げげげっ、巨大な犬のウンコを思いっきり踏んでしまいました〜(泣)。
正月早々オオウンツクだ!
このおじさん、背中に矢が(笑)。志ん朝さんの「粗忽の使者」のまくらに出てくる、主人公じゃない別の「粗忽な使者」思い出しちゃった。ええと、粗忽な人が使者に出て(白羽の矢を背負っていくのは使者の印?)、途中山道かなんかで「ウン」をもよおして、しゃがむのに背中の矢が邪魔。で、矢を木の幹に刺して用を足し終わったら、すっかりそれを忘れて目を上げて「うむ、こんなところに矢が刺さっておる。誰かそれがしを狙っておるな」と。
正月早々、ウン尽くしでどうもすいませんm(_ _)m
井の頭公園の弁天様は、例年より混んでいるもよう。武蔵野吉祥七福神巡りのコースに入って宣伝されているらしい。技芸の神様だから「カメラが手に付く」ように50円ぐらいはずもうかと思ったけど、行列できててあきらめ。