さてさて、ここ数年、冬にずーっとやってみたかったのが水仙の蟹爪仕立て。
元々は、最後に香港に行ったのが冬2006年?(お正月休み、あちらの旧正月前)で、その時に花鳥街(花市場と小鳥市場が並んでいる一角)でとっても大きな水仙の球根をやたら売っていたので気になり・・・植物園などにすてきな仕立ての水仙の水栽培も色々。
訳が分からないまま買ってきた球根は普通に水栽培で咲かせたものの(とってもキレイな房咲き&香りもよかった・・・その後、地植えにして母カエル宅にて一応毎年咲いてます)、どうも調べていると「蟹爪水仙」というのに仕立てるための物らしく。
あの故宮博物院の青磁の超弩級お宝「水仙盆」もどうやらそれに使うものだね。春節=旧正月に「三清(梅・竹・水仙)」やら「三君(梅・沈丁花・水仙)」として飾るものらしいぞ・・・おお〜中国語のサイトで検索するとすごいぞ。となかなか大玉の球根が入手できなかったのですが、今年やっと蟹爪仕立て用の球根をタキイで売っているのを発見。
香港の程大きくないのが残念ですが・・・。10月にははじめているべきだったらしいのですが(仕上がり目標が春節だったらまだまだOKかな?)、取りかかったのが25日夜。
ともかく、少しずつ片側から剥がしていって半分にして、葉っぱの芽を露出させて、それをうすーく削いで傷を付けて、曲がって育つようにする。
黄色い部分はさっそく大失敗。やってはいけないこと、花の芽を傷つけてしまいましたのじゃ(>_<) だいだいこの段階でもう花の芽ができてるのね〜!っていうのもびっくり。
5つ削り終わるのに1時間以上かかったかも、すごい肩凝った! 最後の頃にはどういう構造になっているのか、削る加減が少〜し分かってコツも少し見えてきたような・・・同じ道の一億光年先にはテレビでやっているようなゴッドハンドの外科医さんがいるかも! (しかし1年に5個では上達の望みは薄い・・・)
次の日の朝の様子。中国だと根っこは剥きだしのような気もするのですが・・・。タキイさんのマニュアルでは米粒大の砂利・・・近所で取りあえず入手できた細かい軽石にしてみた(下に水が腐らないようにミリオンAというのが入れてあります。炭とか10円玉でもいいかな?)
どうでしょう、少し伸びてきたのか、傷ついた部分が縮んだのか。
3日目、昨日の朝、確かに伸びてる&根も出てきた。
根っこが砂利に潜れば、毎朝の水替えがもうちょっと楽になるはず。
(4日目の今朝はもうちょい伸びてます)
でもここからは、我が家で一番難しい「日照」問題が立ちはだかるのであります。
うーんうーん、ただ水栽培したときにもたいへんだったのを思い出し、ちょっと凹む。
しかし、5年前にはこんなものはありませんでしたが、なんと便利な YouTubeってことで・・・
この馮師兄さま、すごい業師らしいのですが、ともかくずーっとずっと途切れなくしゃべり続けなんです。それがあまりにすごい! 誰か訳して!!!
おまけにもうひとつ。
BGMがもろ昭和歌謡、こおんな〜わたしにい〜だれえがあしいたああああ〜♪
「水仙盆」ってこのためにあったのね。どこぞの「青磁展」で見たような。
こんにちは〜♪ ありましたね、すてきな水盤。さすが纏足の国は考えることが違うなあと思います。北京の故宮に行ったら、葉っぱがぜんぶねじねじにねじくれた木があって、これは全部なんかして手で捻るのかと質問したら笑われましたが・・・やりかねませんよね! 専門の宦官とかいそうだもの・・・