2009年、元「TOKION」編集長ケン・ミラーが、Rizzoli New Yorkより写真集『SHOOT:Photography of the Moment』を出版しました。たぶんね、見てないけど写真集はとてもいい写真集なんでしょう。巡回しているというTate Modernなどのイベントもいいのかもしれない、でも「一環として」という微妙に表現がなんだったかというと、写真集に載った写真家を扱っているギャラリーが、それぞれ在庫からちょっとずつ出してきて、展示即売会を有料でやっているというものでした、とほほ。
その出版記念イベントとして、9月17日にニューヨークNew Museumで開催されたエキジビジョンを皮切りに、ロンドンTate Modern(10月9日)、アムステルダムFOAM Museum(10月13日)など、世界各地を出版記念イベントが巡回中。 その一環として、東京では、パルコファクトリーを会場に、"パルコ開業40周年記念企画 第6弾"として『SHOOT:Photography of the Moment -カメラが捉えた一瞬が語ること-』を開催します。
いえ、もちろん、それぞれにいい写真家(も含む)だし、何枚かはこれ見てよかったな、というのはあるけれど、全体は単なる寄せ集めで、展覧会として編集されているものではぜんぜんない。展示もただ壁に掛けました、という寒々しさ。出版便乗で売れるといいな、かつ、わーい入場料とっちゃえば箱代は助かるぞ、というのが見え見えかと。PARCOカードで半額の250円になったから、まだ許したけれど、とってもやられた感あり。写真集ももちろん売ってたけど、がっくりして見る気力がなくなったのでありました。
昔昔そのまた昔(10年一昔だから、ちょうど昔×3で80年代になる!)PARCOがある種の文化をリードしていた時代もあったことよなあ、あまりにも情けないこの有様・・・と媼は思うのでありました。
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