12月12日、三鷹星のホール
※今年は「カマ手本」はやりませんと、あちこちに注意書きが!
真田小僧:柳家さん若
武林唯七 粗忽の使者:一龍斎貞寿
聖夜の義士 :柳家喬太郎
七段目:柳亭市馬
中入り
元禄名槍譜 俵星玄蕃 :柳亭市馬
俵星玄蕃:柳家喬太郎
暮れは落語会が多くて前座さんが掴まらなかったのです(喬太郎さん談)で、二枚目のさん若さんが、口切り&高座のお世話。真田小僧は、まっとうな安心して聞ける出来でした。時間のこともあると思うけれど、この頃「薩摩に落ちた」という落ちまで聞くことが少ないな、通じないというのは分かるけど、なんで「真田小僧」という題なのかも分からなくなっちゃうね。
一龍齋貞寿さんは、はじめて聞いた(たぶん)若い講談のお姉さんでした。元気で聞きやすい。噺の内容は、講談版粗忽の使者で、かつ、その使者が浅野内匠頭の家来(つまりのちの赤穂浪士)なので、会のテーマに合ってた訳でした。
「聖夜の義士」は、喬太郎さんのサラリーマンものの新作だけど、実は主人公は、脱落赤穂浪士の子孫、もちろんいつものように思いっきりうだつの上がらないキャラ。彼がなぜかクリスマスに仇討ちを成し遂げることになるか、強引に納得させちゃう、ストーリーテリング力がすごい。噺自体はまだ磨く余地があるようにも思いますが、なんだか「よい話」を聞きました、と思わせる。
いつにもまして「太い!」と思ったら、途中で一枚着物を脱いで、下に着ていた真っ赤なSWAの着物でサンタクロースに変身。おおきな白いステテコを引っ張り出して、サンタさんの袋だよ〜って^^;)
さて、市馬さん、師走といえば(いえ、この頃は11月から)「掛け取り漫才(ミチヤバージョン)」で歌いまくるのが定番。で、わたしはそれが大嫌いなので、「忠臣蔵」がテーマだから逃れられるのか、それとも噺の一部に忠臣蔵が入っているから、やっぱり歌っちゃうのか・・・。始まってから出るわけにもいかないし、と心配していましたが、ありがたやありがたや「七段目」でありました。安心して聞けるわ〜、おや、團十郎さんのものまね上手じゃん、おお、あの台詞も、この台詞も、口ずさめたり、元ネタがいつのまにか分かるようになっている自分にもちょっと感動。
ところが、中入りが終わって幕があいたら、スタンドマイクにミラーボール。や〜っぱり市馬さんの歌から逃れる訳にはいきませんでした。とほほ。と思いましたら・・・
ラストの喬太郎さんの「俵星玄蕃」は、どうやらこの歌を元にした新作。必要な前振りとしての歌だったのね、おかげで話がよく飲み込めて集中しやすかった。こちらも見事な出来でした。新作2作で来るとはな・・・。
これで、11月から続いた歌舞伎、文楽、落語に、おまけで講談と歌までついて、忠臣蔵シリーズやっと終わり!
※四谷怪談のほかの忠臣蔵外伝やら義士銘々伝はほとんど知らない、と気がついた。けど、そこまで読んでいく暇がないかも。
※今年は「カマ手本」はやりませんと、あちこちに注意書きが!
真田小僧:柳家さん若
武林唯七 粗忽の使者:一龍斎貞寿
聖夜の義士 :柳家喬太郎
七段目:柳亭市馬
中入り
元禄名槍譜 俵星玄蕃 :柳亭市馬
俵星玄蕃:柳家喬太郎
暮れは落語会が多くて前座さんが掴まらなかったのです(喬太郎さん談)で、二枚目のさん若さんが、口切り&高座のお世話。真田小僧は、まっとうな安心して聞ける出来でした。時間のこともあると思うけれど、この頃「薩摩に落ちた」という落ちまで聞くことが少ないな、通じないというのは分かるけど、なんで「真田小僧」という題なのかも分からなくなっちゃうね。
一龍齋貞寿さんは、はじめて聞いた(たぶん)若い講談のお姉さんでした。元気で聞きやすい。噺の内容は、講談版粗忽の使者で、かつ、その使者が浅野内匠頭の家来(つまりのちの赤穂浪士)なので、会のテーマに合ってた訳でした。
「聖夜の義士」は、喬太郎さんのサラリーマンものの新作だけど、実は主人公は、脱落赤穂浪士の子孫、もちろんいつものように思いっきりうだつの上がらないキャラ。彼がなぜかクリスマスに仇討ちを成し遂げることになるか、強引に納得させちゃう、ストーリーテリング力がすごい。噺自体はまだ磨く余地があるようにも思いますが、なんだか「よい話」を聞きました、と思わせる。
いつにもまして「太い!」と思ったら、途中で一枚着物を脱いで、下に着ていた真っ赤なSWAの着物でサンタクロースに変身。おおきな白いステテコを引っ張り出して、サンタさんの袋だよ〜って^^;)
さて、市馬さん、師走といえば(いえ、この頃は11月から)「掛け取り漫才(ミチヤバージョン)」で歌いまくるのが定番。で、わたしはそれが大嫌いなので、「忠臣蔵」がテーマだから逃れられるのか、それとも噺の一部に忠臣蔵が入っているから、やっぱり歌っちゃうのか・・・。始まってから出るわけにもいかないし、と心配していましたが、ありがたやありがたや「七段目」でありました。安心して聞けるわ〜、おや、團十郎さんのものまね上手じゃん、おお、あの台詞も、この台詞も、口ずさめたり、元ネタがいつのまにか分かるようになっている自分にもちょっと感動。
ところが、中入りが終わって幕があいたら、スタンドマイクにミラーボール。や〜っぱり市馬さんの歌から逃れる訳にはいきませんでした。とほほ。と思いましたら・・・
ラストの喬太郎さんの「俵星玄蕃」は、どうやらこの歌を元にした新作。必要な前振りとしての歌だったのね、おかげで話がよく飲み込めて集中しやすかった。こちらも見事な出来でした。新作2作で来るとはな・・・。
これで、11月から続いた歌舞伎、文楽、落語に、おまけで講談と歌までついて、忠臣蔵シリーズやっと終わり!
※四谷怪談のほかの忠臣蔵外伝やら義士銘々伝はほとんど知らない、と気がついた。けど、そこまで読んでいく暇がないかも。
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