人形浄瑠璃文楽 ワークショップと鑑賞会2009

| コメント(0) | トラックバック(0)
20091203-1.jpg
池上の實相寺で、12月2日。毎年12月の東京公演の前にやっていてもう7年目になるのだそうです。
中心が、人形の勘十郎さんと三味線の燕三さん、大夫さんはときどき変わるのかな、今年は津駒大夫さん、応援で簔二郎さん(人形)ほかも。国宝級さんを外して考えれば、一番好きな勘十郎さんと燕三さんというベストな組み合わせなのでこれはもう喜んで♪

内容は、だいたい12月公演の「仮名手本忠臣蔵」をすべて中心にして、1:勘十郎さん、燕三さん、津駒大夫さんの鼎談。2:素浄瑠璃で「大序〜兜改め〜」(えっと恋文までやったのかな、記憶が・・・)。3:勘十郎さんによる人形の解説と、「道行き」実演(これはお母さん無しで小浪ちゃんだけ)。

ワークショップというのは、いったい何やるのだろうと思いましたが、特に参加系のものはなし。人数の少なかった頃はやってたらしいけれど、膨れあがって200人だかだったのでさすがに無理ね。

懇親会+3000円、技芸員さんとお話しができるということで舞い上がって申し込んで、あとから、あ〜やう゛ぇえっす、お着物のセレブ奥様、若奥様の後援会ばっかりだと困ったなあ^^;)と思いましたが、まあ、そういう方もいらっしゃったけれど、普通のおばちゃんOLさんが多数派でよかった(普通、&non普通おじさんもね)。食べ物もいかにもお寺の台所でみんなで手伝って作りました風、あったかおでんとおいなりさんのほのぼのさ♪

10人ぐらいずつ別れて、宴会風の座卓に座っていると15分交代で、技芸員さんが来てくれてお話しできるという「(吉原流)廻し方式!? 」とでも。きゃん、最初に勘十郎さんだったわん、ビールお注ぎしちゃいましたわん。少しお話ししましたわん、ワンワンキャンキャン・・・最後の最後には勇気を出してサインもいただいちゃいましたワン♪

実演とお話しの内容を詳しく書き留めているブログ発見。懇親会の時の話の内容からするとわたしと同じ机だったみたいです。

燕三さんは、お話しがすごいおもしろい&うまいというのは、まだ書いていない別の講演会で知ってたんですが、勘十郎さんもお話しが巧みでおもしろかった・・・簔二郎さんも、つまり関西系の方がおじさんはおもろいっちゅうこったかな(燕三さんは出身としては関東のはずだけどね)?  普通、大夫と三味線は「ピッチャーとキャッチャー」とか「夫婦」に例えられるけど、さすが車好きの燕三さんは「シャシーとボディ」という秀逸な例えでした。

今回の素浄瑠璃でやっと「大夫と三味線の間は違う、むしろ離れないといけない」というのが少しわかったかな。あと、ん〜、まあ、これは津駒大夫さんが悪かったというわけではないけれど、11月の歌舞伎座でやったときの富十郎さんの高師直がいかにすばらしい台詞回しだったか、改めてよくわかったかも。

実相寺さんでは、ほか寺子屋としていろいろな催しをやっているらしく、2月14日の落語会は鯉昇さんでよさそうだけど、バレンタインデーに(いくら関係なくても)落語もねえ^^;)  勘十郎さんと江戸唄リミックスというのも限定100名でおもしろそうだけど、1万円でとほほ。文楽力をあげるためには、その分で2回本公演に行くべきかも・・・それにしても、文楽のチケット取るのいつもたいへんという話を周りにすわったみなさんと、大阪はいいなあ空いてて!

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.luckyfrog.com/mt_app/mt-tb.cgi/412

コメントする



↑少しよく撮れた写真は、こちらに投稿してますのでヨロシク♪

このブログ記事について

このページは、かえるが2009年12月16日 16:06に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「オキラレマセ〜ン」です。

次のブログ記事は「もっと早く起きられればきっと霜が・・・」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。