よってたかって秋落語(夜の部)

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20091029_067.jpg↑ぼけちょる!

10/24、読売ホール
さてさて、志の輔独演会で1000人超えるホールで落語はいやじゃ、などと言いながら。直前にチケットが分けてもらえることになったので、ほいほい飛びついちゃいました。だって、活きがいいメンバー揃いなのだもの! しかも、某方から分けてもらえるチケットはけっこうよい席であることを期待・・・って、行ってみたら前から3列目でした、これならよみうりホールでもいいわ、って現金に♪

入船亭辰じん:手紙無筆
柳家三三:不幸者
柳家喬太郎:ほんとうのこというと
 中入り
百栄:状況説明窃盗団
三遊亭白鳥:流山動物園

辰じん、扇辰さんのお弟子さんだそうで、って師匠も聞いたことがないなあ。千人ホールで前座でまあ落ち着いて出来ていればOKでしょう。

三三さんの「不幸者」ははじめて聞いた噺。遊びすぎの若旦那を諫めようと、旦那は飯炊きの権助(だったけ?)に若旦那の迎えの振りをして変装してお茶屋へ、そこで再会したのは昔別れた・・・と、お笑い路線「干物箱」系に行くのかと思ったら、じっくり人情というか愛情噺にぐっと締め込み。この人若いのに(74年生まれ)なぜこうなるかな、いえ、できるかな。

柳家喬太郎師は、「は〜い、本格的な噺が聞けるのは三三さんまででもう終わりですよ、秋に関係のある噺はもう誰もやりませ〜ん」、と、あれ〜、今日はハイテンションに創作系ですね。まくら(というか漫談)をたっぷりひっぱり「いいかげんに落語には入れって思っている人手を挙げて」などと飛ばして、「ほんとのこというと」もごろごろキャーキャーしながらの熱演。こっちのパターンは久しぶりです、おもしろかったぜ。

今日の順番はいったいどういう考えなのかな〜っ、いやこの4人だったらこれしかないかな、と悩みつつ・・・

百栄さんは、前日に国立演芸場で、小三治師匠目当てのファン相手に「疝気の虫」ではずしまくったという悲惨な結果報告・・・そりゃあだめでしょうね・・・のショックを引きづったまま、いままで聞いた(たしか3回目)の中では一番よかったけれど、たぶん、ファンの弁を信じれば、よい時はもっとずっとよいはず、コンスタントに最低レベルを上げられないところに問題有りかなぁ。

三遊亭白鳥「動物園任侠シリーズ」とでもいうのかな、前にも豚がブヒーっていってる上野動物園舞台の噺聞いたことあるぞ、1年前ぐらい・・・それよりだいぶまとまりが付いてきたかも、あるいはこっちが馴れたかも。ともかく熱演で沸かせてトリの責任は果たし、最後は三味線の恩田えりさんを引っ張り出してどしゃめしゃな浪曲調に転げ込んでびっくり。
恩田えりさんは、前にも市馬さんが、漫才の真似をするのに引っ張り出してたな、下座さんのなかで、若くて、まあきれいで、みなさんどうにか構いたくてしょうがないようですね・・・

ともかく4席とも楽しめてよく笑えたので、免疫活性化したかもね、だった一夜。

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このページは、かえるが2009年11月 2日 21:07に書いたブログ記事です。

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