ひと月もたっちゃいました〜^^;)
3月14日 青山の銕仙会能楽研修所
そろそろ人形無しでの素浄瑠璃に耐えられるかどうかのテスト。関連した上方落語がつけばどうにか大丈夫かなと。でも、昼夜演目が違うので、だいたんに通しで申し込み。
一部
トーク 豊竹英大夫・桂雀松・長井好弘
落語 どうらんの幸助:桂雀松
義太夫 桂川連理柵 帯屋の段(前):豊竹英大夫・鶴澤清友
二部
トーク 豊竹英大夫・桂雀松・長井好弘
落語 蔵丁稚:桂雀松
義太夫 仮名手本忠臣蔵 六段目 勘平腹切の段:豊竹英大夫・鶴澤清友
新しい試みもしいろいろしているという中堅の大夫さん、豊竹英大夫(とよたけはなふさだゆう)さんの主催。落語家の雀松さんは、その義大夫教室に通っている生徒さんだそう。
ちなみにね、中堅いうても1947年生まれ。文楽関係はは70、80当たり前の世界だからして、60はまだまだ若いってことで^^;) でも、ちゃんとHPを持って、日記もつけてるようになかなか電脳化してらっしゃる。国立小劇場の文楽見に行って、この会のちらしを見つけて、次の朝、「豊竹英大夫さま」宛にメール打つのへんな感じ、と思いながら申し込みしたら、すぐお返事が来てびっくり!
青山骨董通りのプラダ斜め前の銕仙会館、ずいぶん昔から目には馴染んでいるものの、なかに入ったのははじめて。コンクリ打ちっ放しの中の能舞台もいい感じ に時代付いてました。
見台や座布団を運んだりしていた青年は、立ち姿、所作が妙にしゃっきり美しかったけれど、義大夫でも落語関係でも なく、能の方からお手伝いかしらん? 「トザイトーザイ」の声もお見事だったけれど(ほんとうの文楽では、あの声は妙に気の乗っていないのが特徴!?)。
落語は、枝雀さんのお弟子さんなので、ところどころ「おお、これは枝雀風味」というのも感じられ楽しく。義大夫も、気を失ったのは、短く数回のみ(笑)。おもしろかったので、また時々やってくれるといいな。
落語で残念だったのは「蔵丁稚」の芝居のシーンがもう一歩。四段目をずーっと語っていくところで、え〜長いよ〜、こここんなに長かったっけ、あれあの仕込みは済んだのまだだっけ、と気絶寸前、ほんまもんの歌舞伎役者より台詞が上手じゃない限り、台詞連ねるだけのあれは耐え難いかも。それを救うのが丁稚のキャラに戻り戻り「ここで、判官さんがこういいなはるん」とか子ども声でアクセント付けて素に戻すテクなんだ〜、とお勉強。
あと誰のを聞いても、「どうらんの幸助」でいつも引っかかってしまうのが、「芝居に行かない、寄席に行かない、浄瑠璃聞いたことがない」の仕事一筋で働いてきたおやっさんが、喧嘩を仲裁して「幡随院長兵衛は俺のことだ〜」って見えを切るところ。だってなぜ「幡随院長兵衛」を知っている!? まあ、あの台詞がないと締まらないことは認めるけれど、誰か解決して語っている人いないかな?
※写真の華麗な見台はトークで話題に出て、「黒門から贈られた」というから黒門市場のご贔屓さんからかなと思ったら、「黒門町」=八代目桂文楽さんからもらったそうです。英大夫さん、かわいがってもらっていたらしい。文楽さんは、本人が義大夫を語るのが好きで「寝床」を地でいくみんなのご迷惑だった、というのは読んだことがあったけれど、こんな豪華な見台誂えて使ってたんですねえ。ほんとに「寝床」だ。
3月14日 青山の銕仙会能楽研修所
そろそろ人形無しでの素浄瑠璃に耐えられるかどうかのテスト。関連した上方落語がつけばどうにか大丈夫かなと。でも、昼夜演目が違うので、だいたんに通しで申し込み。
一部
トーク 豊竹英大夫・桂雀松・長井好弘
落語 どうらんの幸助:桂雀松
義太夫 桂川連理柵 帯屋の段(前):豊竹英大夫・鶴澤清友
二部
トーク 豊竹英大夫・桂雀松・長井好弘
落語 蔵丁稚:桂雀松
義太夫 仮名手本忠臣蔵 六段目 勘平腹切の段:豊竹英大夫・鶴澤清友
新しい試みもしいろいろしているという中堅の大夫さん、豊竹英大夫(とよたけはなふさだゆう)さんの主催。落語家の雀松さんは、その義大夫教室に通っている生徒さんだそう。
ちなみにね、中堅いうても1947年生まれ。文楽関係はは70、80当たり前の世界だからして、60はまだまだ若いってことで^^;) でも、ちゃんとHPを持って、日記もつけてるようになかなか電脳化してらっしゃる。国立小劇場の文楽見に行って、この会のちらしを見つけて、次の朝、「豊竹英大夫さま」宛にメール打つのへんな感じ、と思いながら申し込みしたら、すぐお返事が来てびっくり!
青山骨董通りのプラダ斜め前の銕仙会館、ずいぶん昔から目には馴染んでいるものの、なかに入ったのははじめて。コンクリ打ちっ放しの中の能舞台もいい感じ に時代付いてました。
見台や座布団を運んだりしていた青年は、立ち姿、所作が妙にしゃっきり美しかったけれど、義大夫でも落語関係でも なく、能の方からお手伝いかしらん? 「トザイトーザイ」の声もお見事だったけれど(ほんとうの文楽では、あの声は妙に気の乗っていないのが特徴!?)。
落語は、枝雀さんのお弟子さんなので、ところどころ「おお、これは枝雀風味」というのも感じられ楽しく。義大夫も、気を失ったのは、短く数回のみ(笑)。おもしろかったので、また時々やってくれるといいな。
落語で残念だったのは「蔵丁稚」の芝居のシーンがもう一歩。四段目をずーっと語っていくところで、え〜長いよ〜、こここんなに長かったっけ、あれあの仕込みは済んだのまだだっけ、と気絶寸前、ほんまもんの歌舞伎役者より台詞が上手じゃない限り、台詞連ねるだけのあれは耐え難いかも。それを救うのが丁稚のキャラに戻り戻り「ここで、判官さんがこういいなはるん」とか子ども声でアクセント付けて素に戻すテクなんだ〜、とお勉強。
あと誰のを聞いても、「どうらんの幸助」でいつも引っかかってしまうのが、「芝居に行かない、寄席に行かない、浄瑠璃聞いたことがない」の仕事一筋で働いてきたおやっさんが、喧嘩を仲裁して「幡随院長兵衛は俺のことだ〜」って見えを切るところ。だってなぜ「幡随院長兵衛」を知っている!? まあ、あの台詞がないと締まらないことは認めるけれど、誰か解決して語っている人いないかな?
※写真の華麗な見台はトークで話題に出て、「黒門から贈られた」というから黒門市場のご贔屓さんからかなと思ったら、「黒門町」=八代目桂文楽さんからもらったそうです。英大夫さん、かわいがってもらっていたらしい。文楽さんは、本人が義大夫を語るのが好きで「寝床」を地でいくみんなのご迷惑だった、というのは読んだことがあったけれど、こんな豪華な見台誂えて使ってたんですねえ。ほんとに「寝床」だ。
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