2月頭の写美 上から下まで

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積み残しエントリー^^;)

東京都写真美術館、3階「甦る中山岩太 モダニズムの光と影」、2階「ランドスケープ 柴田敏雄」、B1で「イマジネーション/視覚と知覚を超える旅」をまとめて見。 どれもすでに終了。

■中山岩太
まずは、チケットに使ってあるような、チャンドラーな(?)スタイリッシュないかにも当時の時代の先端の写真。「NY5番街で1910年代にラカン・スタジオを開設した」と記述が、おお、そんな時代にNYでスタジオ開設なんて、モダンボーイでかっこいいねえ。でも「ラカン」って聞いことのある名前と思ったら、吉祥寺にありますね。吉祥寺の「らかんスタジオ」の歴史のページには、中山岩太の「な」の字もないが、吉祥寺のスタジオの初代さんと一緒に開いたということかな。
後半のモンタージュ作品もとてもセンスがよくてすてきな光の絵画。最後に新しくプリントした試行錯誤が分かるような展示や、オリジナルのガラス乾板も展示してあって、なるほどこうやって組み合わせて作ったのかと。そういえば、高機能なフォトショップをぜんぜん使いこなしていないです、自分、反省。

■ランドスケープ:柴田敏雄
自然のなかのダムや橋といった人工物を大判でぴっちりきっちりみっちりと気持ちよく。ずっとモノクロで撮ってきた人らしいけれど、最近はじめたというカラー作品が圧倒的。たいへんなんでしょうね、機材・・・。

■映像をめぐる冒険vol.1 イマジネーション 視覚と知覚を超える旅
手で作る影絵から、幻灯機・・・・現代の作家のインタラクティブなメディアアートまで。
まず嬉しかったのは、D・ホックニーの『秘密の知識 --巨匠も用いた知られざる技術の解明--』(amazon←本のカバー写真でホックニーの顎の前にある不思議光学器具)で読んでとっても気になっていた、カメラ・ルシーダを実際に試せたこと。そうとう難しいや、eBayで買わなくてよかったです^^;)
1900年ぐらいの幻灯(Magic Lantan)も器具の展示は、どういう風に映るのか見せて欲しかったなあ。『失われた時を求めて』のかなり最初、子ども時代の思い出に出てくるのがきっとこんなのだと思うので。
お試しコーナーでおかしかったのは、ハンドルの先に両輪のように円盤が着いているおもちゃ。回して覗くものなんですが、なぜかみんなまじめ顔をして、ローラーのようにころころと転がしてしまうのね。転がしても何も起きないので、非常に不思議そうに。あれは、説明をつけてあげないとだめかも、って、その前の展示をちゃんと見ていれば同じものはあったのだが・・・。
ハイビジョン&ゆ〜〜〜っくりスローモーションの作品は、最初すっかりビル・ヴィオラだと思い込んで見てましたが、日本人の作品だったようであります。弟子?
と、わたしには古い光学おもちゃが楽しかった。ステレオ写真関連がないのがとても残念。いつか大々的にステレオ写真(古いのから、もちろんビューマスターも入れて!)やってくれないかなあ、写美さん。

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このページは、かえるが2009年3月 5日 08:56に書いたブログ記事です。

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