大阪での文楽は

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20090112_032.jpgもちろんはじめての国立文楽劇場
初春文楽公演だったので、舞台の上には大きな睨み鯛がどうどうと。一階のロビーにも、お飾りや本物の睨み鯛(ご近所の黒門市場からのお届け、黒門市場は次回上阪したら是非行ってみたいと)、塩漬けになっているそうですが、それでも約1月持つのかしら?

20090112_036.jpg10日までは、幕間に新春吉例「手ぬぐい撒き」もあり、ちょうどよさげな中間の位置だったので「手ぬぐいって、そうは遠くまで飛ばせるものじゃなかろう」とちょっと期待してたんだけど・・・。出てきたのは若手の技芸員さんばっかり、最前列あたりにちょっと撒いた後は、しっかり堅く結んだ手ぬぐいをびゅんびゅんと一番後ろの方まで競争で飛ばしてたのでわたしの頭の遙か上空を通過・・・たぶん「文楽パペッツ」か「浄瑠璃アクターズ」の主力選手を選んで出したのかと(笑)。

小さな博物館のような資料室も併設。ボランティアさんが何人かいて、説明&ハンズオンできる。
普通の三味線と持ち比べて太棹。どっちもはじめて触ったけれど、太棹のあまりの重さにびっくり。撥もでかい、太い、重い、すぐ手から血がでそう・・・。太棹かっこいいなあ、習ってみたいなあとちょっとだけ思ってましたが、とても無理! 分かりにくい例えで言えば、E410とE3(オリンパスのデジタル一眼レフのことです)ぐらいの差あり。もちろん、細竿だって無理だとは思うけど、あり得ないごつさだった。
ツメ人形(一人で使う、下男下女その多大勢用、右手で箒ぐらい持てる奴)も持たせてもらったけれど、これは楽しい。それでもずっと持っていたらけっこう重い、傾城やら鎧武者やら出ずっぱりの主役級は、3人掛かりでもとんでもない重労働と実感。

20090202_081.jpg東京では見かけたこと無い、マンガで筋が分かるこんな小冊子が置いてありました。手っ取り早くていいかも&舞台になった場所の地図とかも載っていて親切。2冊しかなかったけど、番号から見るともっとたくさん作ったらしい。

おまけ、文楽茶寮のお弁当。お正月らしくおせちがいろいろ。煮物の味とかは、東京の国立劇場で買えるお弁当より数段上等。おいしかったので、次の日、別の種類とおぼしきお弁当を買ってみたら、おかずは同じ、ご飯の色と物相が変わっただけでしたん。

20090112_034.jpg4月の大阪公演は、「義経千本桜」を通しでやるそうな、見たいな〜。また、勘十郎さんが狐の宙乗りしてくれるかもしれない、もしかすると花道もつくっちゃうかもしれない、渡海屋の段まだ見たこと無いの(歌舞伎でも)・・・。奈良や京都をめぐって吉野山の桜なんぞと合わせるとベストコース。「和楽」なリッチおばさま向けのツアーありそうね。ちょうど杉本博司展もそのころ大阪だし・・・

しか〜し、噂通り・・・土日なのに空席けっこうあり。びっくり。大阪の人はあんまり文楽見ないのか。吉本の方前はがさがさすごい混雑だったからみんなあっちかい!?

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このページは、かえるが2009年2月 2日 18:01に書いたブログ記事です。

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