喬太郎独演会 カマ手本忠臣蔵スペシャル@三鷹星のホール

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20081208-1.jpg13日の昼の部。

喬の字:狸札
あ〜、記憶がないです。

喬太郎:按摩の炬燵
文楽さんの十八番だった、超しみじみ人情噺。もちろん按摩さんがお酒を飲んで独白するところでは、喬太郎さんらしい盛り込みたっぷり。後半の「カマ」前にまっとうな噺をもってきてじっくり・・・

白酒:四段目(丁稚蔵)
芝居噺にあわせて呼ばれたんですよ、と本人も言っていたように、この人でこの噺は、去年の夏ぐらいに江戸東京博物館でも、福助さん+喬太郎さんのイベント時と同じでした。
あのときよりすんなり聞きやすくなってたように思う。本物の歌舞伎役者の前で歌舞伎の噺はやりにくかったと言ってたからそのせいかな(実は福助さんは自分の出番の後すぐ帰ってしまって聞いてはいなかったということでしたが)。白酒さんの演じる小僧さんはなかなか可愛い。

喬太郎:カマ手本忠臣蔵
マクラは、忠臣蔵を噺家が演じるとしたら誰が誰。吉良が家元というのがものまね付きで大笑い。
さて、本編は、あらあこんな舞台装置あったのね、の能&伝統芸能用の老松をバックに、松の廊下で「吉良さま、抱いて呉れなきゃいや」とだだ捏ねているのがゲイの判官、しかもジジ専(?)でM!と、客席、お子様がいなくてよかったね〜のたいへんディープな展開。ご本人も「こんな落語やるの恥ずかしいよ」「文七元結やりて〜っ」と叫びながらも熱演で、たいへん笑わせていただきました。
塩治家中も、大星率いるモーホの討ち入り組と、ノンケの非参加組。討ち入るのは殿への「LOVE」のための後追い心中、吉良邸で全員討ち死に・・・では、吉良さんの首は誰が切ったの、誰が泉岳寺へ運んだの・・・・と。
まあよくこんな噺を創ったこと。さすがに何回も繰り返し聞きたいとは思いませんが、すっげえおもしろかったよ。

ストーリーテラー喬太郎氏のA面、B面たいへん楽しめた会でありました。

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このページは、かえるが2008年12月31日 11:31に書いたブログ記事です。

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