赤坂歌舞伎 「江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし」「棒しばり」 

| コメント(0)
20081001_057.jpg
赤坂に行ったのは夜のこっちがメイン。赤坂サカスにできた新しい「 赤坂ACTシアター」で、勘三郎さんの歌舞伎。あまり歌舞伎を見たことのない若い人を呼び込みたいと、古典ではなく分かりやすいコメディと踊りで見せる狂言で。

江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし
伊之助:中村勘三郎
又市 :坂東彌十郎
重善 :市川段治郎
甚平 :井之上隆志
おそめ:片岡亀蔵
おきわ:中村扇雀

男女の仲はだましだまされ・・・と逆転、また逆転のなかなか楽しい筋。
勘三郎さんは、元上方の女形だった染め物師という役柄なので、ちょっとおかまっぽく、言葉はんなりでサービス満点に生き生きと主婦っぽい主人を。
扇雀さんは、破戒坊主と浮気していて、主人を毒殺したつもりが・・・の元遊女のお上さん。だんだん扇雀よ良さ分かってきたかな、キャラ的+体型的にやっぱりお姫さまより、こういう市井のおかみさんとか芸者さんで楽しませて呉れるとうれしい。
色悪の破戒坊主の段治郎、いつもなら橋之助さんの役どころか、けっこうかっこいい。調べてみたら、今までにも見たお芝居に出ていたんだけど、今回が一番いきいきしていたってことで、以後チェック。
なんといっても期待通してたのは、亀蔵さんのご活躍♪ 惚れた相手をなめ回しちゃう「牛娘」。はじめて女姿を見たぞ、赤い振り袖の金持ちの商家のお嬢ですもの! 段治郎に迫って迫って、投げ飛ばして押さえつけて、べろ〜〜〜りの怪演。
花道はないけど、客席の通路を縦横無尽に使って、勘三郎一座、あいかわらずの大サービス。

棒しばり
次郎冠者 :中村勘太郎
太郎冠者 :中村七之助
曽根松兵衛:片岡亀蔵

おお、こちらでは亀蔵さんが大名よ♪ 声よし、みごとな役者顔が活きて迫力有り。まあ、あとはもうちょっと品と大きさをさらにヨロシク。
勘太郎、七之助兄弟のよく息のあったきびきびした踊りで、「古典を拝見してます」感無しで、動きが楽しめるコメディになってた。

コメントする



↑少しよく撮れた写真は、こちらに投稿してますのでヨロシク♪

このブログ記事について

このページは、かえるが2008年10月24日 11:29に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「どんぐりころころ」です。

次のブログ記事は「神代植物園で秋 その1」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。