一龍斎貞水の立体怪談

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9月6日、文京シビックホール。

一龍斎貞橘:アラキマタエモンの出てくるの・・・
柳家喬太郎:ハンバーグのできるまで
一龍斎貞水:俗説四谷怪談、お岩誕生〜伊右衛門誕生

前の日にたまたま連絡した友人が券を余らせてたの、しかもゲストが喬太郎さんということで、ラッキ〜。
一龍斎貞水さんは、講談で唯一の「人間国宝」だそうで、ちなみに落語では二人(一人はなくなった五代目小さん師匠、一人は現存の米朝さん)。Wikiで調べると、能、邦楽、文楽、歌舞伎なんぞにはナン百人といるんだけどね、お国としてはぜ〜んぜん芸の扱いが違うのね、あるいは講談界全体の人数がひどく少ない?

立体怪談というのは、舞台装置&特殊演出付きということらしく、こちらの貞水さんの公式サイトを見ると、どんなだかわかるかと。

今まで落語の枕で「(貞山先生や彦六師匠の)怪談の高座で、落語家の前座がお手伝いして、お化けになったとか、元の電源を切っちゃって演出をぶち壊した」とかのよく出てくる逸話がどんなことだったのかやっと納得。そこんとこがどんなもんか、一度見て見たかったのだ。まあ、夏に一回ぐらい講談の怪談というのも、季節もので楽しいかな。

講談の筋そのものは、義士外伝になっている歌舞伎のとは全然違う話だったので、ふ〜ん、ふ〜ん、ふんふん。
ちょっと引っかかったのは、釣ってきた魚を「金だらいに」という言葉が2回出てきたのだけれど、「金だらい」というのは、江戸時代多少裕福な家とはいえ、そんなに一般的なものだったのかしら? 鍬や包丁といった鍛冶やものはありそうだけど、金盥、工業製品ががそんなに安価に出回っていたかなあ? 木桶じゃなくってか。鍋、釜があるのならあるかな?  と。

喬太郎さんの「ハンバーグ」が出来るまでは、はじめて聞いた、もちろん現代物の創作落語。まあ、ゲストとしての分を守って、軽く&しっかりとお役を果たしたというところ。

ここで、喬太郎さんの「夜の落語教育委員会もいらっしゃる人は期待しちゃだめですから、今日の夜はだめですよ」というような謎の発言が・・・夜に続く。つまりこの日ははしごして聞いちゃった訳ですワ。








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このページは、かえるが2008年10月14日 15:52に書いたブログ記事です。

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